第30話

俺は今日、朝早く起きて待ち合わせ場所へとと向かう。俺が待ち合わせ場所について少し立った頃に花音達がやって来た。彼女達来て俺は「おはよう」と声を掛けた。最初の頃と比べたら凄い進歩だ。タメ口で彼女たちと話せているのだから……… 花音達と合流してすぐに俺はプールへと向かった。時が変わりプールについて俺はまず着替えを行った。

俺は水着を直で着ていくのは苦手だ。これは地球で暮らしていた頃から変わっていない。なんか変な感じがするのだ。なんか身体に付き纏っている感じ……だから俺はプールとかに行く時は絶対に水着や専用の服を着ていかない。そんなこんなで俺は着替え終わりプールへと向かった。プールサイドに入る前に消毒水に足を付ける。その行為をしないとプールには入れない。俺が消毒し終えてプールへと着いた時、もう彼女達はプールに来ていた。普通は「おまたせ!」とか言うのだろうが、今の俺にはそんな事言っている暇はなかった。それよりも完全に見惚れてしまったのだ。花音と未来の水着に…… 誰が見ても見惚れてしまう様な彼女達と少し際どい水着が合わさって破壊兵器の様になってしまっている。俺は彼女達の目を見れなかった。俺は急いでプールへと落ちた。そうでもしないと俺の理性が持たないのだ。ヒロインである彼女達は自分自身の可愛さを知らない………



俺は誘惑に勝つことを念頭に置きすぎてあまりプールの事を覚えていなかった。だが、とてもなんか良い気分だったのは今でも覚えている。なんか、身体のぬくもり。「 ほらよっと。」その一言と共に俺の意識は現世に戻った。ふと見ると目の前には未来と花音が座っていた。仲良くアイスを食べている。もし、この世界にあいつが居るのならきっと「やべぇ!! 花音✕未来 マジ尊い!!」なんて言うのだろうか? 俺はふとおもいだした。俺と同じ人種だった「小田栗大和」の事を…… 大和は俺と同じオタクだった。大和はとあるゲームのヒロインキャラクターである「アイルン」にご執心だった。俺が凄いと思えるほどに………  だけど俺が死ぬ前大和と喧嘩した。その理由もくだらないものだ。俺と大和の推しキャラが全く違うキャラクターだったのだ。そんな些細な事で喧嘩して俺は大和と仲直りする前に車に引かれて死んだ。大和は俺が死んだ時どんなふうに思ったのだろうか? 俺がふと意識を現実に戻すと、花音達がこのあと何するかを話していた。少し耳を傾けると、そのまま俺の家に行くみたいな話をしていた。俺は彼女達に声をかける。「そろそろ解散しない?」と……

そうでもしないともう手遅れになってしまう気がするのだ。もしも俺の家に行く事になってしまったらもしかしたら泊まりなんて事も有り得るかもしれない。もし泊まりになったら俺の理性がいつまで持つか分からない。きっと一瞬で理性が吹き飛ぶだろう。

そんなこんなで俺は彼女達と別れて家へと着いた。あぁ 今日も楽しかった。また花音と未来と一緒に過ごせたらいいな、自分一人しか居ない自分の部屋で俺はそう思った。……



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