第29話

朝起きて俺は宿題をした。それもインターネットを使って………ネットを使わないと勉強の内容が全く頭に入って来ないのだ。なんか意図的に頭から勉強の情報が消えたように全く分からなくなってしまっている。それもおかしい程に………けど宿題が終われば後は至福の時間だ。花音達と遊べる。遊ぶ日はもう決まっている。明後日だ。明後日にプールに行く。そのためには水着を用意しなければならない。俺は明日水着を買いにショッピングモールへ行く事にした。…………


翌日、俺は朝起きてショッピングモールへと向かう準備をする。まずは俺だと分からないようにする為にジャケットに帽子。そして買ったものを入れる袋。色々なものを持って家を出た。家を出る時に夏海にどこに行くのか? なんの為に行くのか? を言及されたが俺は逃げ切った。そして俺はショッピングモールへ向かう。ショッピングモールへ着いた俺はまず水着売り場へ向かった。水着売り場には沢山の水着が売ってある。結構緩めの水着から結構ワイルドな水着まで様々な水着あった。その中で俺は蒼色のゴーグルと水色のパンツを買った。これで一応プールに行ける。俺はそのまま帰ろうとしたその時だった。「おぉ、5日ぶりだな?こんなところ出会うなんてな達平!」そう言ったのは荒海涼子先生もとい麻沙美先生だ。麻沙美先生似合うのはとても久しぶりだ。けどなんで俺だと解ったんだろう?俺はいつも着ない帽子にジャケットだ。そんな簡単に俺だとバレることは無いと思うのだが……… 俺は先生に向かって言った。「なんで俺だと分かったんですか?」俺のその一言に先生はこう応えた。「私がお前を見間違える訳無いだろう?」先生のその声は普通の人だったら惚れるほどだった。 先生と出会って俺は軽く言葉を交わして家へと帰った。帰るときにプールの妄想が俺の頭にはあった。彼女たちの水着どんな水着なんだろう?………そんな考えを俺はすぐやめた。そんなの俺が変態みたいじゃないか! 俺はそのまま家へと戻った。俺が家に帰ったあと夜ご飯を食べて、夏海と一緒にゲームをした。普通はしないのだが夏休みと言う事で少し盛り上がっているのだ。俺は夏海ととある勉強ゲーの「文字ピッタリコール」をやった。このゲームは、パズルのように散りばめられたピースを使って単語を作って消すゲームだ。俺は夏海に対して「東海道中膝栗毛」という総勢7文字もおける文字を消してゲームに勝利した。


ゲームを終えた俺は勉強と明日の準備をした。明日はプールだ。朝早くに学校に集合してプール場へと向かう。集合時間は朝の9時だ。その為には宿題(特に数学)を終わらせないといけない。俺は数学に取り組む。様々な図形の証明。それを自分で書いて表すのはとてもつまらなく疲れる。だけど俺は頑張った。明日のプールの為に………  俺がふと目を醒ますと時計の針が十時を過ぎていることに気付く。早く寝ないと明日の時間に間に合わない……俺はそのまま寝る事にした。………


そして翌日。ついにプールに行く日になったのであった。…………



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