夏休み

第28話

イベントが一段落してついにあと少しで夏休みがやって来る。夏休みはとても楽しみだ。なぜって、俺は夏休みをたくさんの女子達と過ごしたことはないからだ。日本で暮らしたいた頃も麻沙美先生に会いたくてわざと夏休みに補習しに来ていた程だ。だからこそ俺はこれから始まる夏休みが楽しみで仕方が無い。きっと色んな思い出が作れるのだろう。宿題のための勉強会や、夏合宿。そんな小説でしか聞いたことがないイベントにも出会えるかもしれない…………


次の日、俺は学校へと向かった。今日が終わるとついに夏休みが始まる。俺は少し急ぎ目に教室へと向かった。俺が教室へ着いた時もう殆どの人が椅子に座っていた。みんな楽しみだったのだろう。先生が教室へと来て朝のホームルームが始まった。先生が俺達に向けて話したのは毎度同じの夏休みの過ごし方についてだった。夏休みを過ごす上での注意点をしっかりしごかれる。先生の話が終わると次は宿題が配られた。宿題には「読書感想文」「数学IIの問題」「理科の熱伝導について」など数え切れないほど出された。配られた直後に頭がパンクしてしまった程に出された宿題は多かった。本当に夏休みの期間で宿題を終わらせる事ができるのだろうか。


そして宿題を配り終えたらもう授業が終わり帰っても良くなる。だけど俺は花音達の所へと向かった。夏休みに彼女達と遊びたいのだ。カラオケに行ったりプールに行ったりたくさん思い出を作りたい。花音のところに行って俺は言った。「花音さん達は夏休み予定ある? もし良ければ、一緒に出かけたりしない? 友達としてでいいから。」と……

恋人のように接さなくてもいいからという意味で言ったのだが……彼女達はなんか頬を膨らましていた。なんか、可愛らしい。彼女達をヒロインとは別で始めて可愛らしいと思った。………  俺が彼女達と話した結果、夏休み中に2度出かけることに決まった。出かける場所は、プールと、図書館らしい。図書館で勉強しようと言うのだ。夏休みになってまでわざわざ勉強しに行く? まぁ俺のために言ってくれているのだろうが…… 彼女達と約束してから俺は気軽な足取りで家へと向かった。明日から夏休みなのだ。宿題はちょっと苦痛だがまぁ何とかなるだろう。俺は家に帰ってご飯を食べた。ご飯を食べるまでに母さんに成績票を見せた。まぁ俺は言わずもがなだ。数学…5 理科…3 社会…4だ。まぁ平均的に見ても良い成績だろう。母さんにも褒められた。やはりゲームの世界であっても褒められるのは嬉しいものだ。俺はご飯を食べて自分の部屋へ行った。自分の部屋へ着いて俺は宿題をする。日本の頃はぎりぎりになってしまって大変だった。だからこそもう同じ目には遭わないようにしないと………俺は宿題をした。だが俺は開始10分で諦める事となる。難しすぎた……なんだよ…三角関数って? 俺はもう諦めて花音との勉強会まで取っとく事にした。…………



Side花音

彼と仲直りしてから3日が経ち私は学校へと向かった。明日から夏休みだ。彼と一緒にたくさん思い出を作りたい。少しぐらいならプールに行くのもありかもしれない。私が水着を着てきたら彼はどんな反応をするのだろうか?私はそんな思いで教室へと向かった。私が教室へ着いて少し立った頃に彼がやってきた。そして先生もやって来てホームルームか始まる。ホームルームと授業が終わって私が帰ろうとした時彼が私に話しかけてくれた。彼が言うには、「夏休みあいてる? どこか出かけない? 友達のように接していいから」だそうだ。彼がそう言ったときなんかモヤモヤした。なぜ「友達でいい」なんて言うんだろう? 私は勇気を持って彼と未来ちゃんと夏休み遊ぶ約束を取り付けたのであった。…………







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