第19話

俺は今日朝早く起きた。時間で言うと5時前だ。今日は土曜日なのに…………

俺はご飯を家族と一緒に食べた。その雰囲気は俺が地球で暮らしていた頃よりもとても良いものだった。…………


ご飯を食べた俺は買い物へ行く準備をした。何を買うかというと恋愛ゲーム。

「恋する乙女と雨模様」用のノートだ。もう今のノートはページがなくなってしまったのだ。だから俺は今日新しいこの世界について書くノートを買う。


そして俺は家を出てイオンへと向かっていった。…………


だがこれから達平に対してとてつもない難関が降り注ぐのだがその事を達平は知る由もない。…………



イオンに着いた俺は「ダ イッ ソ ー」 へ向かう。この店は日本で言うところの100円ショップダイソーだ。


このゲームの製作者はきちんとした人だったのだろう。なぜかってきちんとした厳格な人じゃなければあの有名なダイソーを


「ダ イッ ソー」と名前を変えるくらいなのだから…………




……………………………………………………


今俺は戸惑っている。まず俺の右に入草花音。そして左には藤宮美来。そして俺の前には二人を「 不純異性交遊」だと言い張っているこの「恋する乙女と雨模様」の3人目のヒロイン荒海涼子がいる。


本当になぜこうなった。…………


俺は普通に買い物をしていたはずだ。ちゃんと買うべき物を買って帰るところだったのだ。彼女達と出会ってしまったのは…………


「あら達平さん。」


「こんなところで会うなんて奇遇だな。達平。」

そう言ってなんと二人もこのゲームのヒロインが現れたのだ。それだけならまだ良かっただろう。


「な、何をしているんだ!! お、お前は達平と言うんだったよなそんなの不純異性交遊だぞ!!」そう言ってもう一人のヒロインも現れたのだ。


そして場面は物語中盤に戻る。

「ちょっと達平くんと最初に会ったのは私ですよ。」と花音が。


「けど私も達平に会ったぞ!!」と未来が。


「お前達何しているんだ。学校へと言いつけるぞ!!」とこのゲームの3人目のヒロイン

荒海涼子先生が言う。


周りの視線が痛い………

そりゃそうだろう。このゲームの3代ヒロインと一緒に居るのだ。もし俺がプレイヤーだったら嫉妬に狂うだろう。


だが俺はそうはならない。もう俺が彼女たちを幸せにできないことは目に見えて分かっているのだから…………



そんな感じで一悶着あって俺は家に帰ることができた。ホント大変だった。俺は少し家に帰るまでのことを思いだす。…………


俺は荒海涼子先生に「なんでもないです」と会釈して外に出た。そして俺は一番の困難に立ち向かわれることとなる。

「達平君。私と飲み物を飲みに行きませんか?By花音」


「達平。私と一緒に飲み物を飲みにいこうぜ。By未来」

 

「私が先に提案したんですよ! By花音」


「はぁ。私も譲りたくないんだよ。By未来」


二人のヒロインが次々にそう言う。その時間は幸せに感じると共に妙な圧迫感があった。なんてったってヒロイン二人が俺のために争っているのだ。


これを幸せと言わずに何という。だけど俺の為に争ってほしくない。だからって

「私の為に争わないで」の様に少女マンガにありそうな台詞は言いたくない。だから俺は考えた。そして「花音さんは木曜日未来さんは金曜日に飲み物を飲みに行こう!!」と誘ったのであった…………


そして俺は帰ってきた。俺が帰ったときもう日は沈んでいた。だから俺は家に帰ってたわいない会話と夕食を挟んで俺は眠りについた。 


明日が良い日になりますように…………















  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る