第11話

学校について約十分がたちテストが始まる。まず一時間目は英語だった。


このテストでは現在完了やこれまでの復習が主な問題として出題される。テスト時間は日本と同じ40分、


そして「始め!!」 その一言でテストが始まった。最初にリスニングがありその後に書き取り問題が出る。正直ギリギリだった。けれどなんとか終わらすことができた。

これも花音のおかげだ。そして十分後次の科目が開始される。


次の問題は数学だ。数学はかんたんに言って意味が分からなかった。運良く知っている問題が出たから良かったがそうじゃなければきっといい点数は取れなかっただろう。


次のテストは国語だ。国語では漢字を花音と一緒に学習した。俺は文を読むのは得意なのだが漢字を覚えるのは無理っていうほど苦手なのだ。


しかし俺は解けたこれも花音様のおかげだ。本当に頭が上がらない。そして次の試験が始まるのであった。…………


次の科目は理科だ。この科目もよく解けたと思う。少なくとも日本のときよりは………


そして最後に社会のテストを解く。「開始」その合図で俺はとき始めた。頭の中に花音と習った内容が往復されていく。そして気づいたらテストを終えていたのであった。…………






テストを終えた俺は花音にお礼を言ってイベントが起きるはずの教頭室へと向かう。


俺が花音にお礼を行ったとき彼女はほんのりと頬を染めていたような気がした。俺が教頭室へと向かうとそこにはもう未来がいた。


彼女はクソ教師に言い寄られていた。よく見ると身体が震えている。俺はあの教師に向かって声を出した。「何やっているんだ? 大丈夫か?」といかにも調子の良い達平のように………


そう言った直後、彼女は俺を見つめた。誰だと思っていると思う。


だけど俺はロールプレイで進めていく。「大丈夫? 藤宮さん。」そんな事を言って俺は録音ボタンを押し録音し始める。


あのクソ教師は俺に対してこう言った。「どきなさい達平君。君を赤点にするよ。そして補習を受けさせるよ。」そう言った。


だけど俺はひるまない。達平がいいそうな言葉で俺は言う。「大丈夫だよ俺は。誰かさんを助けるのと補習を受けるのとでは価値観が違うから。」そんなキザなセリフを言って俺はもう一度クソ教師に言った。


「言っとくけど今の会話録音しているから」そう言った次の瞬間だった。頬に強烈な痛みが襲う。


その直後殴られた事を理解する。そしてその後俺は彼女に「大丈夫? あっごめんな助けちゃってお前は俺が嫌いかもしれないけど助けたいと思ったから」と言ってそのスマホを職員室へと持っていった。そして俺は遂にあのイベントを終えることができたのであった。………………………………………



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