第2話〜退屈

俺は飴岩泉水あめいわイズミ、ちょーかっこいいバンド結成を夢見る中坊の15歳。最近、つまんねぇ事ばっかだ。


「ごめん、僕今日塾なんだ…というか君も受験生なら勉強すべきだよ。いつまでも遊べるわけじゃないんだから」


友達のガリ勉は今日も勉強漬けらしい。将来の夢もないのにただひたすらに勉強してる変なやつだ。


「いやー今日もキツいわ、俺今年部活頑張んないと推薦でいけないんだよな」


友達のゴリラはバスケ部で、今年こそ優勝をして推薦をもらおうとしているらしい。将来の夢は金持ちだってさ。


「将来の夢も決まってないのに、何をがんばってんだか」


誰とも遊べなかったので、自分の部屋のベットにいた。お袋からは「アンタが家にいるなんて珍しいわねぇ」だってさ、

確かに俺はあまり家にいないがその言い方はどうにかなんないのか…。


あー暇だ。寝っ転がっても受験だとか勉強だとか進路だとか全く頭に入らない。ただ、ひたすらにボーッとしていた。


「俺、何になるんだろう」


バンド結成って言っても楽器は出来ない、歌の才能だってない。考えてもない物ばかり頭の中に出てくる。


それがなんだか鬱陶うっとしく感じた。自分の才能なんて考えても仕方ないと思い、目を閉じた。


目を開けるとー白い部屋に来ていた。

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