h22.08.14. 


 夕べに扇いだ山水が異国の砂を浸す

 遺された少女椿が笑顔のように咲く

 あなたが折った桜の枝が僕を描いた


 また向かいに座って教えて欲しい

 花と酒 道や魚も辿りたい


 あなたは遺し あなた以外が残った

 話し終えても 伝わり続けるのなら

 呼び覚ましながら いつか同じ水に糸を落とすよ



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