第70話、『 マッカラン 12年 』

 アイラモルト系が好みでは無い方なら、この銘柄をイチオシする事だろう。

 シングルモルト・ウイスキーの、定番中の定番銘柄。 『 シングルモルト・ウイスキーの、ロールスロイス 』と言わしめた有名銘柄である。

 私の場合、いきなりアイラモルトへ行って、その味わいにハマってしまっただけに、今更と言う感だが、ここはやはり、紹介しておかなくてはならない1本だと思う。 近況ノートにUPした画像はハーフボトルだが、『 ちょい飲み 』で良い方にはオススメである。

 押入れの中の『 貯蔵庫 』から、久し振りに出して飲んでみた。


 ……う~む、ウマイな。 やはり、いい酒だ。


 麦は、ゴールデンプロミス種しか使用せず、3年間、シェリー酒熟成に使った樽を使用するという、こだわりの醸造から生まれた味わいだけに、ピート香が少なく、クリアなテイストである。 『 シーバス・リーガル 』や、『 カティ・サーク 』のキーモルトとして使用されている事実にも、当然ながら納得出来る。


 スペイサイドのシングルモルト・ウイスキーは、豊富な水源地に醸造所が存在している為、安定した品質のスコッチ・ウイスキーの醸造が可能だ。 特に、シングルモルト・ウイスキーの有名銘柄を多数、生み出している。

 先回に紹介させて頂いた『 ザ・グレン・リベット 12年 』が、シングルモルト・ウイスキーの中では、私的には一番だと思っているが、この『 マッカラン 12年 』を推す人は多い。 それだけ、この銘柄は『 経験 』しておいて欲しいと思う。


 厳選された麦の種の違いから、明らかに、味わいには独特なテイストがある……


 この『 違い 』が感じられるようになると、ウイスキーを味わう事の楽しさに気付く。 その、奥深さにハマってしまう事だろう。

 酔うだけでなく、味わう……

 それが『 命の水 』の、所以たる面白さなのだ。



 ちなみに、良いウイスキーに合う『 つまみ 』が、スイーツだ。

 私の場合、チョコレートである。

 市販のものでも良いが、なるべくブラックが良い。 つまりは、甘くないものがウイスキーには合う。 これも今回、オススメを紹介しておこう。


 チョコレートと言えば、ベルギー……

 その、ベルギー王室御用達の有名銘柄に『 コート・ドール 』と言うチョコレートがある。

 ミルクチョコレートや、ビターを効かせたものなど、色々な種類があるが、私のおススメは、かなりにビターを効かせた『 エクストラ・ビター 』。 カカオ含有率で言うところの、70%辺りだ。

 このチョコレートは、フツーに食べても、マジ旨い……!

 海外の食材専門店か、スイーツ・ショップへ行くと、大概は見掛けるので、お試しあれ。

 Web検索すれば、出るわ出るわ…… 画像付きだと分かり易いが、グレーの包装紙でラッピングしてあり、筆記体で文字が印刷してあるものが、それである。 厚みは3cmくらいで、17cm×7cmほどの長方形。 そんなに大判なものでは無く、セカンドバッグの内ポケットに収まるほどだ。


 『 魅惑の世界 』への誘いは、酒だけではない。(笑)


 珠玉の1本に、最高のスイーツ……

 ウイスキーって、ホント面白いと思う。

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