第67話、『 ジャック・ダニエル No.7 』

 少し前だが、カクテル『 ブルーハワイ 』の事をUPしたら、好意にして頂いている旧知の知人よりLINEを頂いた。


「 以前の投稿サイトでの『 酒コーナー 』の話し、懐かしいねー 以前は、洋酒の事は興味が無くて、失礼ながら流し読みしていたけど、あれから僕も、歳を取ったのかな… 最近、ウイスキーを飲み始めてね。 まだ、国産物しか試していないけど、おススメの銘柄があったら、もう一度UPしてくれない? 」( 原文のまま:本人には了承済み )


 う~む…… 歳を取ったらウイスキー、ってのが引っ掛かるな……(笑)


 当時の原稿は残っていないが、古いPCに草稿が残っている。

 まあ、酒の話は、平和で良い。(笑)

 ウイスキーは、国産より海外の銘柄が良いと言う訳ではないが、ブレンデット・シングルモルト・アイラモルト・スペイサイド・ハイランド・バーボンなど、海外の方が、種類が豊富なのは確かな事だ。

 他ならぬ、彼からの依頼でもあるし、今回より4~5回ほどに分けて紹介してみようと思うので、お付き合いの程を……



 さて、ウイスキーの本場、スコットランドはさておき… アメリカ映画などで登場する『 酒飲みシーン 』で、よくスクリーンに登場する有名な銘柄を、記念すべき第一弾としてUPしてみようか……

 今回のタイトルが、それである。 現在は、ブラック・ラベルの愛称で通っているアメリカン・ウイスキーを代表する銘柄だ。


 『 呑み助 』的なイメージが気に入って、フルボトルよりも、ポケットボトルタイプが好きな私…… ジャック・ダニエルにもポケットがあるので、近況ノートに画像をUPしておこう。 我が家のダイニングは、料理の視覚的効果を狙い、白熱灯なので少々、彩度が落ちるが、悪しからず……

 実際のジャック・ダニエルのフルボトルは、ノスタルジックな雰囲気がする四角いタイプ。 最近、同じ四角でも、ミニボトル的な小さなサイズのものもあり、中々に面白い。


 アメリカン・ウイスキーと言えば、バーボン。 『 アーリータイムズ 』、『 ワイルドターキー 』など、ケンタッキー州に、多くの蒸留所が存在する。

 ホワイトオークの新樽の、内側を焦がしたもので熟成させるのがバーボンの定義だが、テネシー州にある蒸留所では、それを踏襲しつつ、サトウカエデの炭で濾過ろかしたバーボンを醸造している。

 これが『 テネシー・ウイスキー 』である。

 ジャック・ダニエルは、バーボンウイスキーの中でも『 テネシー・ウイスキー 』に分別される逸品…… 重厚、かつ繊細な味わいは、香りを鼻にした時、2回目の香りが変化する事でも、その醸造技術の高さが立証される。

 1904年、ミズリー州セントルイスで開催された万国博覧会( 20世紀に入って、最初に開催された万国博覧会 )にて、世界各国のウイスキーの中で金賞を獲得し、ジャック・ダニエルの名を世界に轟かせたのが『 No.7 』である。

 8番目を試作していたのかどうかは、不明……

 また、創業者のジャック・ダニエルは、かなりのプレイボーイだったそうで、オールドNo.7の、『 7 』という数字は、恋人の数だったとも言われているらしい。

ちなみに、彼は、生涯を独身で通したそうだ。


 アメリカ政府、初の公認蒸留所である『 ジャック・ダニエル 』。 アイリッシュ系( アイルランド )の流れを汲んでいるバーボンとあって、『 WHISKEY 』とあるラベルの印刷文字には、『 E 』が印字されている。 ( 近況ノートの画像で、ご確認下さい )


 数々の、アメリカ映画の1シーンで注がれて来ており、また、複数の超有名ロックミュージシャンたちにも愛飲されて来た逸品だ。

 モルトではなく、グレーンの味わいも、結構に良いものである。



 次回は、『 アイラモルト 』を紹介してみようか……

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