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 同好会の活動は、原則毎日。長くても授業終了後一時間程度で終わる。

 一人では裏の世界に飛べない哲弥と怜依奈のために、美桜が力を貸す。凌も時々手助けするが、裏の世界では行動を共にしない。裏へ行けば神様と一般庶民。格が違いすぎるのだ。

 そんなこともあって、凌は自分の宿題やら、菓子の買い出しやら、部室の整頓やら、そういうことに時間を割く。裏の世界へ戻れば、私生活などない彼にとって、他愛ない行動が全部貴重だった。

 机に伏して、三人、居眠りしているように見える。

 意識だけ裏の世界へ飛ばして、今彼らは何をしているのだろうか。

 自分だけ違う時間の流れを生きていることに、凌は酷く不安を覚えていた。

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