玄関(エントランス)
GM : 次の瞬間、みなさまはドールハウスの玄関(エントランス?)に立っています。
ゴーシュ : あ、カードとレポートを持ってこれてない……?
GM : カードとレポートは先生がしっかり持ってます。
ゴーシュ : ああ、よかった 。
ダリア : よ、良かった……。
エリカ : 良かった
ゴーシュ : アシュレイはエントランスにはいないんですよね?
GM : いないですな。
ダリア : となると、まずアシュレイちゃんを探さないとですね……。
ゴーシュ : 「ありゃー。すまねえ皆。これでアシュレイのところにいけると思ったんだが……」
GM : そして、サッと見た所、同じようなメッセージカードを見つけます。
マール : 「どのみち入るんだしそれは仕方ないさね」
ダリア : 「いえ、大丈夫ですよ、これならまだ……レポートも読めますし」
マール : 「こういうメッセージがあるってことは、ハウスの主は親切ねえ。てゆーか、来てほしい誰か、がいるってことじゃね」
GM : 足首が埋まりそうな絨毯の真ん中に、
「いらっしゃいませ、お客さま。心づくしのおもてなしをいたします」
というカードが置かれています。
ゴーシュ : 「あんがとな。 まあ俺はなるべくそこらの物は触らないようにするからさ……」
ダリア : 「……元々こういうドールハウスは、教育のために作られたものが少なからずあるようですから、親切に作られているのかも知れませんね。
エリカ : 「……」
ダリア : (心づくしのおもてなし……どんなおもてなしかしら、と内心で心配になりながら)
魔動機文明アル・メナス様式の瀟洒な壁紙が一面に施され。背後には玄関らしき重厚な素材の大扉があります。大扉は両手開きで、不思議な力で固く閉ざされています。
入ってきた扉の反対側には扉がひとつあります。また、部屋の右手には上へと続く階段があります。
GM : エントランスの絨毯はふかふかです。試しに足跡追跡判定など行ってみますか?
エリカ : (ころころ)11。
ダリア : (ころころ)6。
ゴーシュ : (ころころ)9。
マール : (ころころ)12 。えっ!? 6ゾロ!?
ダリア : わぉ。(笑)
ゴーシュ : おー。
GM : おめでとうございます。自動成功です。
エリカ : おおー。
GM : では、ダリア先生以外は、真新しい、小さな子供の足跡があるのを見つけます。
ダリア : うわぁん。(笑)
マール : 「アシュレイのやつかな。こっちだよセンセ」
GM : 足跡は奥側、応接室に続いています。
ゴーシュ : 「まあそういうことならこっちかな」
ダリア : ちなみにGM、最初にアシュレイちゃんを見つけた時、何階に居たかとか覚えてませんか?
エリカ : 「……」(ぎこちなくダリア先生をポンポンします)
GM : 一階の、玄関です。
ダリア : 「うう、ありがとう、エリカちゃん」
ダリア : ……あれ? じゃあ、動いちゃった?
GM : ちなみにここでは「文明鑑定判定」も行えます。目標値は10です。
ダリア : (ころころ) 13。
エリカ : (ころころ) 6。
マール : (ころころ) 15。
ダリア : なんだか、マールさんの出目が荒ぶってますね。(笑)
GM : (笑)
床や壁、柱などの基礎部分が魔動機文明様式の鉄骨造りで出来ていることがわかる(ドアは木製、重たいから)。精緻な作り込みから、子供の玩具ではなく大人の娯楽品であることがわかる。
ダリア : では、その情報はエリカさんとゴーシュさんにも共有しましょう。
ゴーシュ : 「大きなお友だち向けってことか」
マール : (爆笑)
ダリア : (どこでそんな言葉覚えたんですか、ゴーシュさん……)
ゴーシュ : 「俺も一応大工だからたまに模型とかも作るしねえ」
マール : 「なるほどー」
GM : 逆に、なぜこんなにも堅牢に作られているのか、疑問がわきます。そんなにすごいお宝をしまっていたのかな、とか。
エリカ : 「……」
ゴーシュ : (どっちにしても下から調べていくつもりでしたけど、足跡を追うということで素直に応接室へ移動でいいですかね)
マール : 「小型化できるってことはさ、誰かがお宝かなんかを隠した、のかもねえ」
ダリア : 「大人の娯楽品、で、これだけ贅をこらした、堅牢な造り……何か目的があったのかも……」
ダリア : ともあれ、現状だと多分アシュレイちゃんは応接室方向に行ったでしょうし……もしかしたら、お腹空いて食堂や厨房に行った可能性もありますね。
ゴーシュ : (ただ二階以上にいく経路はここの階段しかないようなので、普通に考えれば西側三部屋のどこかにいるということですね。まあいないような気はしますが)
マール : 外から見えるような位置に果たしているか、というのも
エリカ : うむ……。
ゴーシュ : 「とりあえずいってこーぜ」
ダリア : あ、GM、ちなみに、外から見たとき開いてるように見えた壁方向は、今も開いてますか?
GM : 開いています。燦々と太陽光を取り込んで、お部屋は明るいですよ。
GM : 進んでみますか?
ダリア : 開いてるかどうか、手で触って確かめてみたいです。
GM : はい、では、見えない壁に阻まれて、出ることはかないません。
ダリア : 「……これだと、使い魔のカラスちゃんに外から偵察してもらうとか、できませんね……」と、見えない壁を撫でながら。
ゴーシュ : 「カラスが出られるなら俺らも出られるような」
マール : 「あーね」
エリカ : 「……」
GM : ここまで来ると、そうですね、見識判定いってみましょうか。
ダリア : (ころころ) 13。
マール : (ころころ) 13。
GM : では、ふたりともわかります。これって、「魔剣の迷宮」なのではないかな、と。
マール : 「これは、まさかあの、魔剣の迷宮……?」
エリカ : (魔剣の迷宮かー)
ダリア : 「みたい、ですね……」
エリカ : 「……?」(知らない単語が出てきて首を傾げる)
ダリア : そして、魔剣の迷宮に関するGM説明を待ちます(笑)
GM : PLに説明しますと、ある程度力を持つ魔剣は所持者を選定するために迷宮を作り出すことがあります。それを人工的に作り出す技術は、魔動機文明時代に確立されています。 魔剣の迷宮はその魔剣にちなんだ迷宮を自由自在に作り上げます。つまり、何でもあり空間に放り込まれたわけです。
エリカ : 魔剣の迷宮攻略は久しぶりですね〜今回で2回目 。
ダリア : ということは、ここをクリアすれば、魔剣が手に入る、ということでもある?
GM : あります。
エリカ : ありますね
マール : ナイトウィザードというゲームにも似たようななんでもあり空間がありましたね。魔空空間などと呼んでいました。
ダリア : なるほど……。アシュレイちゃん救出が最優先ではありますが、クリアすればリターンも大きいと。
エリカ : 魔剣自体がかなりの力を持ってるが故に、攻略の難易度もそれ相応に高いですね。
マール : 魔剣の迷宮というからには、魔剣が核になってるはず。破壊するか、剣のマスターになれば開放と考えていいのですかね。
GM : さすが、察しが良いですね。
ダリア : これで魔剣が双剣だったら、エリカさんに持ってもらいたいところですね。
エリカ : 魔剣自体が意思を持ち、迷宮にて擬人化して冒険者たちの前に現れた事もありましたね。
マール : ほほう。魔剣というけど、SWでは必ずしも剣の形なんですかね? 斧とかだったりもあるのかな?
エリカ : 双剣だったら、持たせていただきたいですねぇ……。まぁそう上手く行けばの話ですが。
ダリア : いずれにせよ、クリアしてからの話ですね。まずは足跡を追いたいところです。
ゴーシュ : 「とりあえず隣にいこーぜ」
マール : 「そだね、ビッグボスがティーパーティーでも準備してるかもしんないし」
エリカ : 魔道機文明の魔剣の迷宮なら、このドールハウスの世界観にあった、巨大ゴーレムなどが迷宮の守護ボスとして鎮座していそうですね。
GM : OK、念の為にドアを調べてみますか?
ダリア : 「そうですね、まずは隣へ行ってみましょう」応接室とはまだわかってないはずですので。
エリカ : 「……」(コクリと頷く)
ゴーシュ : 調べます。
マール : (破壊したいなあ)
エリカ : 調べましょう。
GM : では、探索判定です。
マール : (しかし、それは値打ちがさがる)
ゴーシュ : (ころころ) 6
エリカ : (ころころ) 9
ゴーシュ : 「罠とかはないよーだな」 (わかってない)
マール : 一応、平目で。(ころころ) 12 。えええええ!?
ダリア : えっ(笑)
GM : えええええええええええええええ!?
ダリア : こんなの絶対おかしいよ(笑)
ゴーシュ : 絶好調(笑)
GM : じゃ、じゃあ、罠とか鍵とかないと確信しました。
マール : マールは指笛を吹く。カラスがすーっと近づき、やがて、かーあといなななく。
マール : 「よし、いくか」
ゴーシュ : 「さっさといこうぜ。アシュレイが腹減らしてるかもしれないしな」とドアをあけます。
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