8月9日の考え
ずっと更新をしていなかったのですが、また考えのアップデートがありましたのでご報告致します。
さて、今回は「作品に百合要素を入れるか否か」ということについて考えていきます。「そんなもの、百合でいいだろう」と思われるかもしれませんが、個人的に少し悩みどころでした。例えば、○○な百合を書きたいとか○○百合みたいなコンセプトが百合そのものだったらいいのですが、○○という感情を書きたいとか夏の話を書きたいみたいな、百合でなくても物語的に成立しうるものに対して百合要素を組み込むことに関して抵抗がありました。何でもかんでも百合にすればいいというわけではないと考えていたのです。
今回の思考の転換はここにあります。このように考えていた私ですが、ある自己矛盾に気づいたのです。それは「百合」を「恋愛」「友情」「心的交流」の外のものであるとして別格視してしまっていたということです。私が望む世界は女同士でも、男同士でも、男女でも、それ以外でも、全て同じもの(「恋愛」「友情」「心的交流」など)として扱われる世界です。そう考えたときに、百合を別格視することは、何も対等ではなく無意識のうちに境界を作ってしまっているということにほかなりません。このような論理に基づいて、私の新たな考えとして「百合である必要性がないものに百合を組み込むことはなんらおかしいことでは無い」というものが生まれました。ただし、それは「恋愛」「友情」「心的交流」が組み込めるならば、という条件がつきます。ここを考えておかないと、恋愛至上主義のようになってしまいます。ですから、この点は吟味の必要があります。また、男女だから生まれる感情や女同士だから生まれる感情、男同士だから生まれる感情、またシチュエーションもあると思います。この点に関してもしっかりと考えて、それぞれにしっかりと「はまる」ように選択し、書いていきたいと思います。
語り:百合などに関して思うよしなしごとを云々 そすぅ @kingyo333
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