掲示板回:革命前夜
【情報】RL商人専用スレ 五十三G目 【収集中】
1:名無しの商人
話題のVRMMOファンタジー『RL』の商人専用スレッドです。
過酷な状況ですが、見習いから熟練の商人まで情報共有しながら頑張りましょう。
商人専用とありますが、他職の皆様も書き込みOK(生産職の方々も)
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前スレ・関連スレッド
【Gを取得しました】RL商人専用スレ 五十二G目【Gが半分減りました】
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1:名前:名無しの商人
>>1たておつ
2:名前:名無しの商人
>>1
あざ!
3:名前:名無しの商人
>>1
ありがとう
お礼にゴールド上げる つⒼ
4:名前:名無しの商人
ゴキブリ投げんな定期
っぱ上位職ちがうわww
5:名前:名無しの商人
ステータス一気に伸びたよな 特に武器商人はSTRとAGI伸び幅凄い
6:名前:名無しの商人
アタッカーとしてやれるぐらいには良い
片手剣使えるのもデカい
7:名前:名無しの商人
ま、俺の相棒は片手斧なのは変わらんけどなw
8:名前:名無しの商人
わかる
9:名前:名無しの商人
雑貨商人ってどことなく薬士とスキル似てんだよな ポーションシャワーとか
10:名前:名無しの商人
防具商人も鍛冶士とちょっと似てる 鍛冶士は武具全体だけどこっちは防具主体
例えば『アーマーガード』は指定した部位の防具がクッソ固くなるんだけど、コレもあっちに似たようなのあるって聞くし
11:名前:名無しの商人
ただ微妙にあっちとは違うから差別化は出来てると思う
一緒のパーティーだと流石に持て余すだろうけどw
12:名前:名無しの冒険者
草
それ、結局紛い物って事じゃん(笑い)
13:名前:名無しの商人
>>12
おっ冒険者さんじゃん!今日は早いね
14:名前:名無しの商人
>>12
この前生産職から声掛けられたと思ったら、冒険者さん繋がりだったよ
色々声かけてくれてんだな
15:名前:名無しの商人
>>12
愛のあるレス助かる。
結婚しよう
16:名前:名無しの商人
お前ら>>12いじりすぎwww
17:名前:名無しの商人
まあでも、ほんとに生産職様方から声掛けられるようになったよな
18:名前:名無しの商人
なんか居場所が出来た気がして嬉しい
ほとんどの生産職は俺達の事まだ見下してる感あるけどw
0から1になるだけで全然違う
19:名前:名無しの商人
実際効果すげーからな 特にゴールドとか素材用意しなくていいし!
20:名前:名無しの商人
ただパーティ組んでるだけで価値上がるんならそりゃ声掛けるわ
もう俺達、不遇とかじゃないよな?な?
21:名前:名無しの商人
さて、今日もポーションぶっかけに行きますかな!
□□□
「皆、上位職になってから活き活きしてんな」
「魔法剣士スレもにぎわってるよ」
「魔術士はまあいつも通りだわ」
「……ここに一人上位職じゃないヒトがいまーす」
「あ」
「あ」
「あ」
「いやお前ら知ってんだろうが!」
……ラロシアアイス。
そんなやり取りをするのも何回目だろうか。
俺はアスパイア。
氷雪の亡霊には、大分良い所まで行けるようになってきた。
『最前線』が付き合ってくれた練習のおかげだよ。
ただあの『狂暴化』は何だ?バグか?
「それにしても、よくあんなのニシキは倒せたよな……」
「化け物だぜ」
「この前はどっかの狩場で斧ブーメランみたいに投げてたって聞いた」
「あのミニドラゴン三体相手にしてたってやつな!知ってる」
「動画見てぇ……新しいスキルなんだろうけど!」
アイツの話題が上がると、関係ないけど俺も嬉しくなる。
ラロシアアイスに居るせいか……王都の彼の話は凄く新鮮に聞こえるしな。
俺の憧れが派手にやってると聞くだけで、やる気が出てくるもんだ。
「――で。お前らそろそろ、この『不遇』の呼ばれも飽きて来たんじゃないか?」
「えっどうした急に」
「まあそりゃそうだけど……」
立ち上がる『一号』。
商人の広報、イベント企画、動画制作……思えばかなりの役割を担っている彼。
スレ住人達が盛り上がりを見せているのは、紛れもなくコイツのお陰だ。
「いきなりですまん。でも――とりあえずコレを見てほしい」
そう言って、一号はデカいメモをテーブルの上に叩き付けたのだった。
☆
●『商人による動画投稿祭』
動画制作に興味のある、もしくは経験のある奴らに協力してもらい様々な動画を取る。
内容は商人に+になる事なら何でも。
魔法剣士とも連携して色々と
●『生産職方への積極的な協力』
俺達商人のスキルを知らない者は多分かなり存在するはず
知り合った生産職へ協力を申し出て、俺達の事を広めてもらう
●『攻略サイト、職業一覧への『商人』欄の復活』
大手攻略サイトから他のものも、ほぼ全て『商人』欄は消えている事実
その消えた職業欄をもう一度復活させる
長所だけじゃなく短所もまとめて記載しよう
●『間違って広まっている商人情報への訂正』
コレに関しては地道にやっていくしかない
おかしい事を言ってる奴らがいたら積極的に誤解を解きに行こう
●『攻略wikiじゃない、『商人攻略wiki』の作成』
いまの商人ホームページとは別に、更にもう一個サイトを作る
商人の為、そしてあらゆる『初心者』の為のモノへする予定
武器の振り方からフレンドの申し込みまで。
これでもかってぐらい丁寧に記載する
アイスウルフ程度に苦戦してきた俺達だからこそ出来る事でもある
普通の攻略とは違う、あらゆる『弱き者』への攻略サイトだ
●『一斉ダンジョンマッチング』
日を決めて、商人一人でダンジョンマッチングに一斉参加。(パーティじゃない)
そこで俺達個人の力を、飛び込んだ野良パーティに示して見せる
一番単純だが周りに味方が居ない為キツイ
だがそろそろ自分の実力を示したいと疼いてる奴らも多いはずだ
コレに成功すれば、かなりの効果を見込めると思う
「……よく考えたな、一号」
「おうよ、まだまだ追加するつもりだ!」
「でもこんなの、俺ら五人の規模じゃないよな」
一号のソレは、力の入りようが凄まじい。
それと同時に――明らかに数人では不可能なモノで。
「ここで、いや今更なんだが……『住人』達に協力してもらうつもりなんだ」
そう、一号は言ったのだった。
☆
□□□
150:名前:名無しの商人
そろそろ俺達も、かなり強くなってる気がするんだよなあ
なお気がするだけ
151:名前:名無しの商人
>>150
分かる
152:名前:名無しの冒険者
まあ自惚れは程々に(爆笑)
153:名前:名無しの商人
>>152
おっ今日は機嫌良いね なんかあった?
154:名前:名無しの商人
>>152
ダンジョン行きませんか?
155:名前:名無しの商人
正直言うと、上位職になってから俺達がどんなモンなのか試したい感はあるけど……
156:名前:一号
みんなお疲れ、一号だ
今日はお前らに提案したい事がある
一先ずは、聞いてくれないか
157:名前:名無しの商人
うおおどうした?
158:名前:名無しの商人
何でも聞くぜ
159:名前:名無しの商人
なんだなんだ
□□□
「……」
「お、反応良さげじゃん」
「これならすんなりと……」
「――んな簡単にいく訳ねーだろ」
そうきゅう、カトーにユウキ。
加えて俺が一号を見守るという奇妙な状況で。
背中に掛かったのは、冒険者の声だった。
「うわっボウケン居たのかよ!?」
「びっくりしたぁ~さっきまでお前レスしてたから油断してたわ」
「ははは」
「……チッ、まあ良い。アスパイア、心の準備はしといた方が良いぜ」
ボウケンが俺にそう声を掛ける。
ちなみに最初から彼は俺に親しげ?だった。
ちょっと口は悪いけどな!
「えっなんで俺?」
「なんとなく」
「なんとなくってお前……」
「……まあ、ココの住民はそこまで乗ってこないのは確かだろ。そんな軽い腰じゃねえよ」
「そうなの?」
「うーん、そうかなあ」
「ははっまあ見てみようぜ」
□□□
170:名前:一号
……って訳で、特に最後のダンジョンマッチングは人が多い時に実行すると思う まだまだ調整はしていかなきゃいけないが
意見あれば遠慮なく言ってくれ、それがネガティブなものでも構わない
171:名前:名無しの商人
うーん
172:名前:名無しの商人
攻略サイトから商人消えてるのも慣れちゃったけど、確かに今言われると悔しいなあw
173:名前:名無しの商人
復活はアリ だが商人ってだけで馬鹿にする奴らはまだまだ居る 多分消されて記載して消されてのいたちごっこになりそうだ
174:名前:名無しの商人
力にはなりたいけど、俺なんかじゃきついかも
最前線達みたいにPSとかも自信ないし
175:名前:名無しの商人
動画制作、やったことあるんだけど時間クッソとられるんだよなー。RLとの兼ね合いが
176:名前:名無しの商人
ダンジョンマッチングにはぶっちゃけ俺はあんま参加できないかも
力を示したいのはあるけど、嫌な奴らに当たったらと思うときついぜ……
177:名前:名無しの商人
攻略wikiもかなり労力いると思うぞ
商人って付いてるだけで荒らす奴らはごまんといるからな
178:名前:名無しの商人
>>177
そういう奴らを減らしていく為にも力を示さなきゃならないと思うんだけどな
180:名前:名無しの商人
初心者商人ちゃんも現れるかもしれないし
でもなあ……
181:名前:名無しの商人
でも、俺はちょっとまだ力不足だろうからきついっす
□□□
「……はぁ」
「あ、一号がため息付いてる」
「ボウケンの言う通りになっちゃったよ」
「ううん」
「チッ……商人スレの住民はボロクソに他職から叩かれて辞めていった奴が多い。復帰した今でも、その事が過ってんだろ」
「……そりゃ、怖いよなあ」
「……」
「『実力』じゃもうそこら辺のクソ共より上だ。他人任せ、スキル便りの奴らとは違って苦労して得たPSに知識も無いと王都で上位職にまでなれてねえよ。そりゃ例外は居るだろうが少ねぇだろ」
「なあこれ褒められてんだよな?」
「ああ、ボウケンはそういうやつだから」
「……そうか」
ボウケンの言う通り――俺達はずっと『不遇』だった。
その意識は抜けきってないし、抜けたとも思えてない。
でも……そうだな、欲張りを言うとしたら――
「――もっとこの職業が、認められてほしいよな」
「……」
「だな!」
「本当だぜ」
呟いていた声。
そして――それに、ずっと難しい顔で掲示板を眺めていた一号がこっちに向く。
「……なあ、『リーダー』」
「ん?」
「力を貸してくれ」
「あ、ああ……そりゃ貸すけど」
「住民達の背中を押せるのは――多分、アンタが一番なんだ」
一号の言葉。
それには、勿論答えるつもりだったんだが。
「……っはは、良いじゃねーか。あいつらに演説でもするか?」
「……! それだ」
「は?」
「リーダー行ける?」
「え、いやいや――」
ボウケンが笑って言った台詞に、一号が大正解と言わんばかりに指を向けた。
理解が追い付かない!
「――リーダー、行ける?」
「……マジ?」
「ああ」
二回も言われた。
そんな真剣な目でお願いされると、リーダーとしては断りたくない。
……やるしかない……って事だよな?
「リーダーなら大丈夫だぜ」
「俺もそう思う」
「楽しみだな~」
「動画繋げるか?配信準備するか――」
「――いやいや無理!配信はダメだ……掲示板でやるから!」
「えっ掲示板?」
「マジか」
「そりゃそうだろ!そんなもん噛んだりしたら終わるだろうが!」
《――「アスパイア、心の準備はしといた方が良いぜ」――》
叫ぶ最中、ボウケンの台詞が蘇る。
まさか本当に彼の言った通りになるとは。
「それじゃ――五分後に。リーダー頼むぞ!」
「あ、ああ……」
かくして、人生初の演説?を俺がやる事になった。
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