第10話 エロトリガー

 ユリアが用を足しているスキにカバンからエロトリガーを取り出した。



「ン……」だが、どこへ隠そうか、右往左往していると廊下を走る足音が近づいてきた。



「ヤバい……」もう戻ってきてしまった。

 取り敢えずエロトリガーを尻のポケットへ差し込んだ。

 


『ガチャッ』と勢いよくドアが開いた。

 


「キャッキャァァ〜ーーッ

 ポチィィ〜ーー……✨🤗✨」

 ユリアは小学生みたいに無邪気な声を上げ、そのまま果敢に飛びかかってきた。



「うゥ……😳💦」

 まるでフライングボディアタックでも決めるつもりだろうか。



「わァァ〜ーー……😖💦」

 いくら華奢なユリアでもこれだけ勢いがあると僕も受けきれない。



 彼女を抱きかかえた状態でベッドの上へ転がった。

 僕は仰向けになった格好だ。クッションになったので多少、ダメージは抑えられた。



「痛ッてえェ……😖💦」

 尻のポケットにエロトリガーが差し込んであるので壊れないか心配になった。








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