ネズミィランド貸し切り(すげぇ!)

 ついに来ました。ネズミィランド・・・まぁこれはあれだね。千葉にある超有名な遊園地ディ〇ニーランド。


 創業者は、そう!転生者だ。こっちの世界には著作権は関係ないみたいだ、そりゃそうだ異世界だもの。


 この、ネズミィランドを貸し切りにする東条院家の財力は・・・そんなことより横には美麗お姉さまがいる、笑顔で俺と手をつないで歩いている。


「ねぇ、タイトたのしい?」

 今まで見たことのない笑顔で話しかけてくる。


 あぁこの笑顔を見たかった。こんな愛らしい笑顔見られるなんて幸せだ。守りたいこの笑顔。


「はい!美麗お姉さま生まれてこんなに嬉しいことは初めてです」

 心からの、気持ちを言葉に乗せてはっきりと答える。


 美麗お姉さまと、カブトムシコースターや観覧車やメリーゴーランドに乗って楽しんだ。


「タイト今日お父様が、特別に花火を1万発用意してくれたんですって、もちろん見ていくわよね?」


「はいもちろんです!!」

 おれは、うれしすぎて腕を通すと・・・・


『チッ!』

 あれ?舌打ち??


 しかし、やっぱりすげぇな。こんなに貸切るなんて前世では考えられないな。


 なんだかんだ、ゴーカートなど乗りながら(美麗お姉さまは壊すから俺が運転)。


「なんで、タイトは車を運転(ゴーカート)できるの?」

 不思議そうな顔で聞いてくる。


「えっ?だってですね、踏んで進むだけ何で見れば分かりますよ・・・」

 実際前世で車乗ってたしね。大体が転生者たちが作ったものだし作り方使い方は分かっちゃうのよね。


 おっと、そろそろ夜だな。


「タイトご飯食べて特等席に行くわよ!」


 そのあと、ご飯を食べて特等席のあるツンデレラ城に向かう・・・


「おいしかった?最後のご飯は」

 美麗お姉さまがにっこりと笑みを浮かべてきた・・・


「はい!おいしかったです!????さいごのご・は・・・・」

 あれ?力が入らない・・・


「ふふふっ、最後だからいい思いしたでしょ?そろそろ要らないわ。さようなら」


 あぁ・・・これはあれだな、気に入らないから捨てる・・・か・・・確かに、美麗お姉さまの居場所奪いすぎたかもな・・・。でも、今回こそはいい兄弟はあこがれていたけど・・・・


「お嬢様タイト様に薬も効いた所ですので場所を移動しましょう」

 ノイエが現れた。


「ええ、用意してある船に乗せてさようならしましょう、ははは!」

 嬉しそうにノイエに顔を向けた瞬間・・・


『カチャ』


 美麗の首に首輪がハマる。


「え?何するの!」

 怒りに任せて、ノイエに殴りかかるが・・・


「あれ?力が入らない・・・」

 美麗が困惑していると。


「お嬢様、大変申し訳ないのですが・・・必要ないのは貴女様なのですよ。栄誉ある東条院家の者が、基本的に能力が身体能力のみしかも使いこなせない。性格も頭も悪いと来ました。なので、この家を将来しょって立つのは『タイト』様です。今回は貴女の案に乗ったのは、警備が薄くなる瞬間を待っていたのです。貴女も少し眠っていてくださいな」


 そのまま、美麗も眠りにつくのだった。


「さぁ、これからどう転ぶか楽しみです」

 黒塗りの高級車三台の家の横に止まりタイトたちを乗せ移動するのだった。








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