美麗計画発進!!

「パパ!今度タイトとお出かけしたいの!!」


『ぶほぉ!』

 お姉さまがいきなり意外な事言うから吹いてしまった!汚してしまったテーブルをまどかが綺麗に拭いてくれた。


「ごほごほッ!美麗お姉さま、僕はうれしいですが・・・本気ですか?」

 失礼だったかもしれないがそのまま思ったことを考え無しに発言してしまった。『ビュン』椅子が飛んできた!


 しかし、その椅子を難なく掴むメイドまどか・・・すげ~さすが俺の師匠だ。


「こらこら、美麗そんなもの投げたらせっかくの朝食にほこりが入るじゃないか」

 イヤそこはもっと叱ろうよ!パパさん。


「ねぇ良いでしょう?タイトと仲良くなりたいの、私・・・嫌いじゃないのよ。だからすこしでも近づきたくて、お出かけしたいの・・・だめ?かな?」

 誰が見ても、保護欲をそそる上目づかい・・・キュンと来ちゃうね。お父様は、もうたまらないと言わんばかりに抱きしめ。


「そうかそうか!可愛い美麗。今度家族旅行を考えてるのだ。温泉とかどうだ?きっと楽しいぞ!その後ネズミィランド貸し切りにして遊ぼうじゃないか。その日は、外部の連絡も取れないようにスマフォを置いていくからな!楽しみだなぁ、私も久しぶりにワクワクすっぞ」

 顔を赤くして少年のようにはしゃいでる。


「パパごめんなさい。今回はタイトと行きたいの・・・仲良しになりたいから、二人じゃ不安だと思うから、パパの側近のノイロを護衛に連れていきたいの。彼優秀と聞いてるわ。ノイエいいわよね?」


「旦那様が、よろしければ」

 恭しく答える。そう、ノイエはパパの側近で美麗の協力者である。


「そうか、残念だが。私が行きたかった・・・本当に残念だが、いつ行けるが分からないから、今回は諦めよう。ノイエ頼めるか?」


「畏まりました。ほかにも護衛を集め美麗さまの邪魔にならないよう見守りたいと思います」


 美麗は、にやりと笑みを浮かべ今後の計画を練るのであった。


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