7、献身

 ヴィラは自室の扉を開き、廊下の様子を伺う。今なら誰も居ない。

 討伐者の装いで、廊下をそろりそろりと歩く。このまま屋敷の裏口から──

「ヴィラ」

「ぎくぅぅぅっ!!」

 廊下に並ぶ扉の一つが開かれ、そこから婦人が姿を現す。ボリュームのある金髪をアップでまとめ、豪華ではないが、落ち着いた仕立ての良いドレスを身に纏った美女である。

 ただ、肩や腕など、一部露出している部位は、ただたおやかなだけではなく、鍛えられ、引き締まった印象を与える。


「ほほぅ、口で"ギク"と言う人を、私は初めて見たな」

「お、お母様……」

 油の切れたロボットのように、ぎこちない動きでヴィラは婦人に向き直る。

「今日は鍛錬ではなく、座学の日だったと記憶している。にも関わらず、そのような装いでどこへ向かうつもりだ?」

「あ、そ、その……」

 強烈な覇気を纏う"お母様"の視線に、ヴィラは萎縮する。

「ふっ」

 そんな恐縮しきった娘の耳に、婦人は口を寄せ、小声で話す。

「私もお前くらいの頃には、幼少のヴァンスを連れ出しては魔獣討伐に繰り出したものだ」

 "ヴァンス"とは、現チャンドラ公爵のことである。

「えっ!?」

 婦人は体を起こし、にやりと表情を緩める。

「今日のところは誤魔化しておこう、ほどほどにな」

「は、はい、ありがとうございますお母様!!」

 急に元気を取り戻したヴィラは、母に元気よく礼を言う。

「しっ! 声がでかい!」

 せっかく"こっそり"という婦人の気遣いも、娘が大声を出してしまっては意味が無い。婦人は小声で娘を諫める。

「は、はい」

 それをヴィラも小声で答えた。ヴィラはそのまま、無言で頭を下げて去ろうとし──

「あ、そうそう。ヴァンスとは身分差があったが、皆を"説得(物理)"し、添い遂げたぞ。お前も頑張るのだな」

「べべべべ、べつにクロスとはそういう──」

 婦人の言葉に、娘は真っ赤になって否定する。

「おや? 誰とは言っておらぬが?」

「な、な、な、な、な、なにを、おっしゃいますやら!?」

 あは、あは、と力なく笑いつつ、ヴィラは静かに急いで屋敷を脱出した。




閃術せんじゅつ使いに、俺はなる!」

『その諦めの悪さは評価するよ』

 クロスは新たに作成した篭手を掲げて宣言した。スミシーが浴びせてくる冷や水についてはスルーだ。

閃術器せんじゅつきの篭手を装備すれば、疑似的な閃術使いになれるのだ!」

 クロスは両手に金属製の篭手を装着し、構える。

「パワーガントレットだ! ふふふ、こいつにはパワーアシスト機能と、閃術発生機能が付いているのだ! 通常の数倍の腕力を発揮し、ヴィラのような閃術パンチも打てる! それに展開式シールドも内蔵されているため、攻防一体!」

『接近戦は無理だったんじゃないの?』

「……」

 スミシーのツッコミに一瞬停止するクロス。

「まぁ、あれだよあれ、万が一、非常に稀に、敵に近づかれてしまった場合の保険? そりゃもちろんクロスボウで倒せれば問題無しだけどね? 緊急時のための装備だよ、緊急時」

 誰にするのか分からない言い訳をひたすら並べつつ、クロスはクロスボウを手に持ち……、

「引き金に指が入らん……」

 がっくりとうなだれた。


「と、とりあえず左手だけガントレット装備で──」

「討伐いくわよ!!」

 毎度の恒例行事として、扉が破壊された。

「あ、はいはい」

 もはや慣れたクロスは、入口の横に常備してある替えの扉をすぐにセットする。

「こ、これは!」

 クロスは新装備のガントレットを見て驚愕する。

「扉の取り付けが楽々だ!」

 パワーアシスト様々である。



 ヴィラとの共闘による討伐も何度目か。クロス自身、最後に行った単独討伐がいつだったか覚えが無いほどである。

 ここ最近は、"表向き"はヴィラとのペア狩りである。が、

『今日もこっそり付いてきてるね』

(まぁ、当然だろ)

 遠巻きに追跡してくるポートとラクティの存在を、スミシーが探知していた。

 公爵令嬢様を一人で送り出すわけもなく、かといって、彼女自身が"こっそり"抜け出しているという特別感を潰さないための配慮なのだろう。ご苦労さまである。

 そんな周囲の気遣いに気づいていないお嬢様は、浅い森の中を今日も意気揚々と進む。


 隊列としては、先陣大好きなヴィラが先頭。その両サイドには、鉄器により重装化したミニオン2体。ちなみに、ヴィラが勝手に"レミ"、"ゼク"と名付けている。

 その後ろにクロスが続き、最後尾には3体目のミニオン"サハク"が続く。

 ヴィラ曰く、ミニオンたちの名前は、昔話に出てくる神の使いの名から取ったのだという。



「今日も中級魔獣に遭遇できるといいわね!」

 先日は2体連続で中級魔獣と遭遇したが、通常はそこまでの頻度では遭遇しない。そのため、ヴィラはまだ中級へ上がれずにいた。

 ちなみに、クロスは依然として初級である。下級への昇級条件は"下級魔獣5体討伐"だが、下級魔獣であるウサギ型やネズミ型を討伐しても、クロスはそれを公社に納品せず、全てクラフトに消費してしまっているためである。


「クロスは、また新しい装備を作ったの?」

 ヴィラは、クロスが左手に装着している篭手に目をやる。

「ふっふっふ、この新兵器の威力を、後ほどたっぷりとご覧にいれましょう!」

 得意げなクロスとは対照的に、ヴィラの反応はいまいちだ。クロスの新兵器とは、大抵は失敗か、大失敗のどちらかであるためだ。

 あとで吠え面かくなよ! はいはい という愉快なやり取りをしつつ、二人は森を進む。


「あまり奥へ進むと危ないですよ、お嬢様」

 無謀ともいえる速度でぐんぐんと進んでいくヴィラに対し、先ほどとは打って変わって冷静にクロスが窘める。

「ヴィラと呼びなさい」

 が、ヴィラはその内容ではなく、全く違った点が気になったらしい。

「危ないですよ、ヴィラ様」

「ヴィラ」

「……」

 しばしの沈黙の後、クロスは諦めて折れた。

「危ないですよ、ヴィラ」

「貴方より私のほうが強いわ」

「それはそうかもしれませんけど、いえ、そうではなくて。むやみに森の奥へ行くのは危ないです」

 うっかり論点をずらされそうになったクロスは、焦って軌道修正しつつ、再びヴィラに注意を促す。

「中級魔獣に遭遇しないのだから、仕方ないじゃない」

「そんなに焦ってはいけません。ヴィラはまだ11歳なんですから──」

「貴方だって、まだ子供でしょう!?」

 "焦ってランクをあげなくても"と、クロスが言うよりも先に、ヴィラが言葉をかぶせてくる。

(そうだった、"子ども扱い"されるのをとても嫌がるんだった……)

 それこそまさしく"子供"の反応なのだが、ヴィラは子ども扱いされることを大層嫌う。特に、見た目中学生程度のクロスには、余計に言われたくないようだ。


「すみません、俺がヴィラを守り切れるか心配なんです」

 ここは大人の余裕を見せるところだな、との考えから、クロスは自分が"自身が無い"ことを理由にしておく。決して、"ヴィラのせい"ではないと。

「べ、べつに、クロスに守ってもらわなくても、だ、大丈夫よ!」

 あ、あんたは私が守ってあげるわよ! と赤面しつつヴィラは顔を逸らした。

(むぅ、作戦失敗)

 クロスをダシに、これ以上奥に行くのを止める計算だったが、どうやら失敗のようだ。

『いやぁ、朴念仁だねぇ』

(急に出てきて、さらりとディスるな)


『おっと、甘いひとときのところ悪いけど、魔獣だよ』

「ヴィラ! 魔獣です」

 "甘い"要素なんて無かっただろ、と内心でスミシーへ悪態をつきつつも、クロスはヴィラへ警告を発する。


 右前の草むらから急に飛び出してきたオオカミ型魔獣を、ミニオンのゼクが盾で受け止める。

「ナイス! ゼク!!」

 ゼクにより突進を止められたオオカミ型魔獣の側頭部へ、ヴィラのフックが命中する。

 その首、よく千切れなかったな! と誉めてやりたいくらいにはオオカミ型魔獣の首は90度折れ曲がり、体ごと吹き飛んでいく。その先にはもう1体のミニオンであるレミが待つ。


 地面を滑り、レミの前で停止した魔獣は既に虫の息だった。そこへ、レミが鉄剣を振り下ろす。

 今度こそ魔獣の首と胴体が泣き別れとなり、魔獣は息絶えた。

「残念! 止めをレミにとられたわ」

 レミが両手を上げ、ヴィラにアピールする。つられて他のミニオンたちも両手を上げる。どうやら彼らの中で、あの手を上げるポーズが流行っているようだ。

(あれって、ヴィラに初めて会った時に俺がやった"降参"アピールだよね?)

 自分の情けない姿の真似で盛り上がる1人と3体の姿に、クロスは何とも言えない気分になりつつも……、

(ま、いっか)

 ヴィラが楽しそうだしいいか、と思い直した。


『そんなことより、君が何もしてないことに憂いを感じるべきだよね』

 スミシーがとても嬉しそうな声でそんなことを告げる。

(!?)

 そう、戦闘を行ったのはヴィラとミニオン2体のみ。クロスは身構えてはいたが、何もしていない。

(まずい!)

 クロスの心境に焦りが生まれる。それは──

(新装備を披露できない!)

『そこかい!』

 珍しくスミシーのツッコミが、クロスの脳内にこだました。




「中級魔獣とも戦えましたし、今日のところはこの辺で──」

 クロスの声を塗りつぶすように、ひゅるるるるる、という何かが落下してくる音が響く。そして落下。

「きゃぁ!」

 衝撃と振動がヴィラとクロスを襲う。周囲の木々がなぎ倒されるのではないかと思えるほどの暴風が吹く。



「な、なんだ……?」

 しばし伏せていたが、風が止んだためクロスは顔を上げる。

 周囲には枝やら石が散乱しているが、それ以外に特に変化はない。どうやらサハクが庇ってくれたらしく、クロスには特にけがはない。

「ヴィラ! 大丈夫ですか!?」

 クロスの声に、数m先で手が上がる。

「大丈夫よ。レミが守ってくれたから」

 ありがとうレミと言いつつ、ヴィラも立ち上がり、服についた誇りをパタパタと払う。


「一体なにが──」

 再びクロスの声を書き消し、今度はギィィィィィィィィィンという耳障りな音が森に鳴り響く。

『なっ!? この反応は!?』

 スミシーが戸惑いの声を上げる。

 聞きなれない、いや、クロスとしては昔聞いたことのあるタイプの音だ。ただ、この世界に来てからは一度も耳にしていない。それは、エンジン音のような、モーター音のような、機械装置が稼働する時に響く駆動音に酷似していた。


 ガチャガチャと金属の衝突音が響き、そして木々をなぎ倒し姿を現したのは、金属でできた巨大な四つ足の怪物だった。

 全身のあらゆる部位が金属で構成されている。関節部などは金属ワイヤーの束で覆われ、まるでそのワイヤーが筋肉のように伸縮している。巨大な顎が開かれる様子には、まるでショベルカーみたいだ、という感想をクロスが抱くほどだ。


『ばかなっ! 鉄機獣!?』

 スミシーに鉄機獣と呼ばれた怪物は、その巨大な前腕をヴィラに向け振り下ろす。鋭く尖る鉄爪が、ヴィラに迫る。

「ヴィラ!」

 彼女を引き裂くべく振り下ろされた鉄爪は、しかし直前に割り込んだレミの盾により食い止め──


 ゴシャァァ!!


 巨大な鉄爪は、盾どころか、金属鎧により重装化していたレミを丸ごと、まるで紙細工のようにバラバラに引き裂いた。

「レミ!!」

 レミに突き飛ばされ姿勢を崩しながら、ヴィラは粉々に打ち砕かれるレミを見ていることしかできない。

「こいつ!」

 クロスはヴィラに向けて走りながらクロスボウを連続発射する。が、鉄機獣に刺さるどころか、傷一つ付かない。

 ヴィラは地面に倒れてすぐに跳ね起き、怒りと共に拳に体中の閃気を集中させ──

「こんのぉぉぉ!!」

 ヴィラ渾身の拳撃が鉄機獣に命中する。しかし、コォォォォンという甲高い音を響かせるのみで、なんの痛痒も与えた様子が無い。

「な……」

 ヴィラが自身の全力が通用しないことに絶望している間もなく、鉄機獣はその巨大な顎を開き……

「あぁ……」

 ヴィラが食いつかれる寸前、クロスがそこへ飛び込んだ。左腕ガントレットの展開式のシールドを起動、金属製の盾が成型される。

 鋭利な牙が金属性の盾に衝突し、ギャリリという嫌な音を立てる。

「お嬢様!!」

 直後、ヴィラの護衛であるポートとラクティが駆けつける。二人は目配せし、ラクティがヴィラを担ぎ上げる。

「ラクティ、何を?」

 "逃げます"というラクティの言葉は、メギャリというシールドとガントレットのひしゃげる音にかき消された。

「あがぁぁぁっ!!」

 クロスの左腕はガントレットの上から押しつぶされ、装甲の隙間から鮮血が滲みだす。

「クロス!!」

「ラクティ急げ!」

 ヴィラの悲鳴のような叫びは、ポートの怒声にかき消される。

 鉄機獣の頭部目掛け、ポートが大剣を振り下ろすが、表面を僅かに削るのみ。むしろポートの大剣が刃こぼれした。

『ロケットだ!』

 スミシーに言われるがままに、インベントリに格納していた予備のロケットを取り出し鉄機獣の口内に向けて発射する、と同時に鉄機獣の顎は完全に閉じ、クロスの左手諸共にガントレットを完全に押しつぶした。


 ギィィィィィィンという駆動音と共に鉄機獣が首を振り、クロスはそれに引っ張られて跳ね上がる。が、辛うじて繋がっていた左腕は振り回される勢いで限界を迎えて引きちぎれ、クロスは錐もみ状に回転しながら鉄機獣から3mほどの位置に落下した。

 直後、鉄機獣の口内でロケットが爆裂した。


「ギィィィィィァァァァァァ!!!」

 鉄機獣が初めて悲鳴らしき鳴き声を上げる。


「離して! クロスが!!」

 ラクティに担がれたヴィラは、尚も逃走に抵抗する。

「ラクティ! 急いで──」

 ポートが何かを言い切る前に、暴れる鉄機獣の鉄爪が、彼を引き裂いた。

「ポート! 嫌ぁぁぁぁぁ!!」

「お嬢!! 早く!!」

 ラクティがあばれるヴィラを引きずる。

「嫌! みんな死んじゃう──」

 なおも言いつのるヴィラの頬を、ラクティが強く叩いた。

「貴女は生きるの! ポートを無駄死にさせない!!」

 ヴィラは脱力し、それ以上抵抗しなかった。


 鉄機獣は、自分に痛みを与えた人間を見つけた。生きているのも不思議な状態で倒れているクロスに、鉄機獣が近づく。

「うぁぁ、」

 クロスは朦朧とする意識の中、ラクティに担がれて遠ざかるヴィラと、近くに転がる"ポートのかけら"が目に映った。

(俺、情けないな……)

 重たい足音が近づく。

(せめて、追わせないように……)

 辛うじて動く右手に、インベントリからもう1本ロケットを取り出す。が、握力が入らず、ロケットは地面を転がる。

(あぁ、頼むよ、もうそれ1本しかないのに……)

 そしてロケットを拾い上げる者が居た。小さい身体の2体。

(ゼク、サハク……?)

 2体のミニオンが、主であるクロスを守るように、鉄機獣に立ちはだかる。


 ゴミのような小虫が立ちはだかることに腹を立てたのか、鉄機獣はミニオン2体に向けて威嚇の咆哮をぶつける。そこへ、これがチャンスとばかりに、開いた口内に向けてミニオンが突撃する。

 鉄機獣も、同じ轍は踏まない。ミニオンが侵入するタイミングに合わせ、2体を噛み潰すようにその大顎を閉じる。それをサハクが身を挺して受け止める。

 サハクのボディはすぐに崩壊を始めたが、その一瞬は、ゼクがロケットを持って侵入するには十分な時間だった。ゼクが飛び込んだ直後、サハクは噛み潰され、粉々に砕け散った。


 口を閉じた鉄機獣。しかし、想定したような衝撃は訪れない。


「ゴグゥ」

 鉄機獣が奇妙な音を出す。まるで何かを飲み込んでいるような……

 直後、爆発音と共に鉄機獣腹部が膨張し、体のあちこちから火炎が噴き出した。ゼクは口内ではなく、喉を通り腹部まで達したのちにロケットを炸裂させたのだ。


 口から煙を吐いた鉄機獣は、静かにその身体を倒した。

 同時に、クロスの意識も徐々に暗転していく……、



「回復ポーションを!」

 いつの間にか、スミシーが実体化していた。だが、彼の体も崩れかけだ。

(俺が死にかけているからか……)

 スミシーはインベントリから回復ポーションを取り出し、必死に蓋を開けようとしている。

(そうか、微粒子の塊だから……)

 彼自身は雲のような微粒子集合体に姿を投影しているのみである。そのため、力を入れて作業するような行為ができないのだ。

 ついにスミシーは、地面近くに置いたポーション容器の手前で、オノをインベントリから取り出し、その重みで蓋を破壊した。

「そぉい!」

「もごっ……」

 蓋の壊れたポーション容器をかなり強引に口に突っ込まれた。

 一口嚥下したところで、クロスの意識は途絶えた。




 クロスたちが死闘を繰り広げた場所からかなりの遠方、かろうじて鉄機獣の暴威が見えるという程度の位置に、人影が1つ。

『むぅ、"継承者"を誘い出すことすらままならぬか……。やはり未熟。今しばらく、成熟を進めるほかあるまいか』

 一振りの刀を携え、奇妙な声色の独り言をつぶやいた人影は、木立の中へと消えていった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る