ホラーのようでいて当然でもある話
…タイトルからして意味不明というのが、読み手様の率直な感想だと思う…
さて、そろそろ回を重ねて来たので、砕けた、書きやすい書き方に移行させて頂こうかと画策中。
元々が堅苦しい文章が苦手な割に、やっぱり前回までは堅苦しすぎた。
しかしながら直すのも性格上アレなので、このまま行かせて貰います。
よろしければお付き合い下さい。
さて、タイトルにある、『ホラーのようでいて当然でもある話』というのは、まあ…信じていない人には眉唾ものな話だし、宗教に嫌悪感を持つ人には、苦手な話になってしまうのではないかと思わなくもない…のだけれど、ただ、これは間違いなく、そして真実、私が子供の頃から体験したり経験したりしている、『霊感』の話。
それには相違ないのです…
自分じゃ良く分かりませんが、私は小さい頃から、霊感が強いと言われ続けて来ました。
しかしそんな強弱などは自分では分からないし、何よりも自分基準では当たり前のことなので、他と比べるべくもありません。
しかも更に意味の分からないことには、その、霊感だか何だかは、私の年齢・年代と共に内容が変化しています。
例を挙げるなら、まだ砂場で遊ぶような小さかった頃。それも幼稚園未満くらいの私は、どうやら霊の声を聞いていた(?)らしく、親戚が亡くなることを数日前に話したり、観音像の観音開きを、誰かが開ける度に閉めに行ったりしていたそうです。
これに関しては、実は後者は記憶に少し残っています。
年代からすると、いわゆる『婆ちゃん』の声で、閉めて来い、閉めて来いと耳元で囁くのです。
…今考えれば完全にホラーですね。
ちなみに、私にこうして直接関わる霊は、ほぼ先祖霊です。
別な時もあるにはありますが…まあそれは、以降、追々。
さて、それから少し成長してですね、そのようなことが起きなくなった代わりに、今度は厄介なことに、直接、見えるようになっちゃったんですよね…
少なくとも家の中だけで、この時点で3人。
ひとりは幼くして亡くなった叔母で、6歳くらいの時に、七五三をしてその後に亡くなったと聞いていますが、この叔母(というほど外見は大きくないので違和感)、うちの玄関あたりにいつも、着物を着て居ました。
2人目は曾祖母。この曾祖母は料理が得意だったのと、晩年、今で言うところの認知症を発症していたらしく、しょっちゅう空腹を訴えていたそうで、その関係からか、必ず台所近辺に居ました。
…この曾祖母が、廊下のT字路にあたる所の、柱の死角にいたおかげで、曲がろうとした時に鉢合わせした上に、うっかり手を伸ばしてしまったらその身体を突き抜けた、という、とんでもない体験をしたのもこの頃です。
嘘のような本当の話です。普通の子供なら眠れなくなりますねこれ。
3人めは誰だか不明でしたし。なんせ手首より少し先までの部分だけでしたから、判断のしようもありません。
やたら白かったことしか記憶にないですね。
ちなみに何故、誰が誰なのか分かるかといいますと、うちは少なくとも3~4代前までの遺影は全部あるからです。
…ただ、死者の数が多いですけどね。
そこまでだけで16人とか、ちょっと普通じゃありません。
さて、そして中学~高校生辺りになりますと、今度は、以前より見えない・聞こえない代わりに、心霊写真や、テレビでの心霊ものでの判断がつくようになりました。
その中でも極めつけだったのが、とある心霊写真で、よりによって水子供養もしている墓地のある寺で、バイクの写真を撮って以降、バイクでは事故るし、ろくなことがないから見て欲しいと、私の所に持ち込まれたものでした。
勿論、私が素人なのは相手側も分かっていましたが、そういうのが見えると何処からか聞き付けたらしく、鑑定のようなものを頼まれたのですが…
正直いって、写真を見る前から、その話だけでそりゃ当然だろうと思ってはいたのですが、手渡された写真を見て、思わず呆れて顔がひきつってしまいました。
(バイクとその周りだけで7~8体いるのに、何でこれで気付かないかな…)
…そう、こんなに写ってるのに分からない方がびっくりでしたよ。
で、本当に分からないのかと訊いたところ、相手は首を傾げるばかり。
そこで仕方なく説明しながら写っている箇所を指していくと、相手の顔はみるみる蒼白に。
対処法まで訊かれましたが、そりゃ一番の対処は、こんなところで悪ふざけして写真を撮ったことにあるから、まずは何より謝ってこい、というものです。
その他にも幾つか教えましたら、その後はそういったことは無くなったそうで、とりあえずは一件落着と相成りました。
それから更に…ですが、また、こういった出来事の内容が変わります。
それは人から羨ましがられたり、場合によっては驚かれたりしますが、さて、実際どうなんでしょうね…
長くなりましたので、続き…をもし読んで下さる方がおられれば、次回にでも。
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