ラストまで読んでからタイトルに戻ると、この主人公が今書いているのは、彼が思う形の『小説』ではないんでしょうね。
創作物に対価が発生すると、純粋に自分だけのものではなくなる気がします。書かされている感覚しかないのは辛いですね。
最後のシーンの、イメージの断片からふわふわと形を作っていくやり方、私の執筆スタイルに似ています(ノープロットマン)
自分を鏡に映したような「それ」から、真に納得できる何かが出来上がるといいなと思います。
作者からの返信
皆さん「私」に好意的なんですよね……。やっぱり自分を投影するのかなぁ? 単に病んでる僕を書いただけなんですが……。皆さん病んでるのかな……。それはそれで心配になるな。
一応『僕まだ』シリーズです。
『私』様へ
マジレスさせていただきます。
※うざかったらスルーしといて下さいm(_ _)m
村田沙耶香さんの師匠が言ってた
『作家とは物語の奴隷であるべき』
※実際の意味は物語のスジに逆らうなと言う意味らしいが
自分の好きな言葉だ。自分は少しアレンジして
『物語に対する奉仕人であれ!』
のスタンスでアマチュア作家やってる。
頭の中に浮かんだ登場人物達を幸せにするというか
それぞれにキチンとした結末を見せてあげたい
と言う思いでいることが大切だと思うから。
でも『私』様の状況を見せて貰う限り
プロ作家は『金=責任?』にスゴく縛られていると感じた。
たしかに仕方が無いところがあるのだろう。
だが
作家は物語の奴隷であるべきであって金の奴隷ではない
そう思った次第。
そして
アマチュア作家の方がいいかもと思ってしまった。
だって
『忠実なる物語への奉仕者』でいられるからな!
だがしかし
『己の命より作品』と豪語し体現する庵野秀明監督が
「創造膨らんだ脚本執筆をどこで収めるのか?」
聞かれて
『締め切りです』
つってたしなぁ。
より強固な締切を設定する上では『金=責任?』
つまり『プロとしての重圧?』も
必要になってくるのかもしれんしなぁ。
う~ん。色々考えてみたが、とりあえず今はアマチュア作家でいたいな。
最後に
色々考え直すキッカケを与えていただき、ありがとうございました。
君は何がために書くのか?
これを読んで思い出した!
作者からの返信
マジレスありがとうございます。好きですよこういう話。
アマチュアの方でもプロ目指してる方とか「何のために創作やってる?」って人たまに(本当にたまに)いますよね。
お金という責任も、確かに大きな一因ではあると思うのですが、根本は「何故書くか?」だと思います。物語に奉仕するためにやるのか。それとも自分の泳ぎたい海を作るためにやるのか。
気楽に創作できる方が幸せですよね。
読んでいただきありがとうございました!
編集済
終盤の展開を読んで、なるほど、そういう事かと思いました。「僕まだ」本編を読んでいると尚更切ない話ですね……。
いつか「私」が作家の皆様や「僕」と相対する時が来るとしたら、それが自由な創作を取り戻すきっかけとなるのでしょうか。今まで以上に書き手の皆様を応援したくなりました。
作者からの返信
これ書いた時は色々悩んでた時期だったなぁとしみじみ。
なかなか渋い誕生日になってしまいました。
「私」の苦悩も救われる日が来るといいな(他人事)。