第28話 僻地
精霊や
最近はそれを補う
その少数派の中でも、彼女は無謀ともいえる部類に入る。
彼女は、河童。水の
「キューカブバーもらえる」
「毎度あり」
「なぁ、前から聞きたかったんだけど…」
「何でこんな商売してるか?」
「よく分かったね」
「100回は聞かれてるから」
「じゃあかなりうんざりだろうけど、答えもらっていい?」
「ここが気に入ってるからよ」
「ここが?」
「ええ。ここにいたいから、ここで生きることにしたの」
それは、とても単純で明快な言葉だった。
「なるほどね。ところでその尻子玉大福って名前ヤバくない?」
「ダメ?結構人気よ」
一体砂漠のどこに彼女が魅了されたのかは彼女にしか分からない。
ただ、彼女が売るアイスは、とても評判だ。
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