第11話 金銀
「こんにちは。私はこの泉の精霊です」
「今あなたが落とした彼女は、ギャルタイプで、普段はツンツンして口も悪くて素直じゃないけど、何だかんだ世話好きで、家事もそつなくこなせて、将来の夢はお嫁さんって夢を持ち続けていて、頑張るあなたの支えになれることを幸せに感じてる子?」
「それとも、優等生タイプで、普段は真面目でおしとやかで将来も有望だけど、実は周りの期待に応えるために無理をしていて、2人っきりになった途端、がさつでズボラで面倒くさがりなだらしのない子に一変するけど、本当の自分を受け入れてくれたあなたに心底惚れちゃってる子?」
「こらっ!嘘は駄目よ!あなたが落としたのは、あなたの彼女じゃないし。そもそもあなたに彼女ができたことなんて、人生で一度も無かったでしょ!普段なら没収だけど、こんな等身大フィギュアなんていらないから、返してあげるわよ!」
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