第3話 聖女さんいらっしゃーい
僕は追放された。勇者パーティーから追放された。
悔しいはずなのに何故かほっとしている自分も心の中にいるんだ。
分からないままただ1つだけ残された居場所である祖父母が残した家に帰ろうとして宿から出たら教会から投げ出された女の子がいた。
とても綺麗な女の子だった。何故か神様を彷彿とさせるような容姿だった。
吸い寄せられるように近づいて見ると神父がなにか叫んでいるようだった。
「てめーみたいなスキルもなんもない聖女がいてたまるもんか!あんたを聖女として迎えていたらここの領主様からバカにされて援助金を渡さなくするとか言われる羽目になっちまうじゃーか!職業だけ聖女だからってどうにもなんねーんだよ!出てけっ!」
なにか意味のわからない理由で聖女である彼女は教会から追い出され、罵倒されているようだった。
すると、聖女である彼女はなんの抵抗もせずにただ歩き出した。
まるでさっきの自分を見ているようだった。
心ここに在らずという言葉がピッタリな程にフラフラと歩き出していた。
このままではいけないと彼女の所へ向かった。
「どうしたんだい?君はなんで教会から追い出されたんだい?」
「わ、私職業だけ聖女でスキルは持ってないんだけど…………神様から特別な目を貰ったからって言って教会に住まわせてもらってたんだけど印象が悪くなるからって追い出されちゃった…………」
そう言うと彼女は泣き始めてしまった。
こういう時僕は女の子に何よしてあげればいいのか分からなかった。でもとりあえず帰る場所があるのかは確認しとかないといけないと思った。
「帰る場所はある?」
そう質問すると彼女は
「お母さんもお父さんも私が赤ちゃんの時に教会に置いてったからもう居場所ないの……」
また泣き出してしまった。こんな時に僕はついてないなー。でも居場所がないなら自分の家に連れていくか。
「じゃあ僕の家にくる?僕も両親がいなくて家で1人なんだ。1人じゃさ寂しいから一緒に来てくれないかな?」
「でも迷惑じゃ……ないの?」
「迷惑だったら誘わないよ!一緒に帰らない?」
「ありがとう、これからどうしようかと思っていたから……」
また安心して泣き出してしまった。この子は涙脆いな。
「そういえばまだ自己紹介がまだだったね。僕はジル·シルフィードだよ。君の名前は?」
「私の名前はマリア·グレーンて言うの!これからよろしくね!」
そう元気に自己紹介してくれた。
その笑顔はまるで天使のようで神様にも負けず劣らないと密かに思った。
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あとがきです。
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良くなくても改善して欲しい所などもどしどし書いてくれると嬉しいです!
もうすぐ学校で学校に行くのが嫌だなーと思いながらもこの作品書いているんですが皆さんどうですか?
どうしても逃げられないものなので仕方ないんですが……
という訳でみんなにエール送ります!w
もうすぐ学校でもファイトだよ!( و ' ω ' )و
えっ?ラブ〇イブのパクリだって?
細かいことは気にするな!ほらワカチコ(((ゞ(*゚∀゚*)ゞ)))ワカチコ
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