そういえば、モデルは私だったと思い出す。

書いていて、どうにもリアリティがないことに未だに悩んでいるんですが。

すっかり忘れていたんですけど、『或る少女のサバイバル』の主人公って私がモデルだったんですよ。

「だったんですよ」というのは、書いているうちに乖離しちゃったんですよね。


私は双葉と同じように、女性という性を否定され、かといって男とは扱われず、どんな功績も褒めてもらえず、「言われたことだけすればいいのに、余計なことをするお前は人間以下だ」と、あまたの言葉で罵られて育ちました。

周囲の大人に洗脳された私でしたが、脳内では強く抗う自我が暇なく戦い続けており、私はいつも朦朧としておりました。


だけど双葉は、はっきりした頭で反抗しており、迷いも少ないんですよね。

これは正直、あり得ないと思うんですよ。「主人公が淡々としすぎている」と言われるのは、当時の私が操られながら抗っていたことが、表現できていないってことだと思うんですよ。


あの頃のストレスって、本当に凄かったんです。

今も私はストレス性の病気で倦怠感とか凄いですけど、当時は今の比じゃなかった。不眠は酷いし、学校では起きていられないし、運動しても体動かないし。私自身が自分をクズのボケのバカと信じ込むくらい、本当に何もできなかったんです。

更に、それを恥じた両親の暴言と暴力があるでしょ。ホントね、なんで生きる気力を保てたのか不思議なくらいなのよね。まあ記憶は飛んでますけど。

ぶっちゃけ、クリアな記憶は30半ばまでないですよ、私。


なのでね、試しに別のサイトとかで、新たに書き直そうかと思っているんですよ。で、まとまったらこっちをまるっと入れ替えようかなと。

プロットや設計も、きっちり組み直したいなあと。

私の状況をそのまま書いても、逆に真実味がありませんのでね。多少の設定や起承転結は必要だと思うんですよ。


ちょっと時間がかかるかなあと思いつつ、より良いものを目指したいです。

今のままストーリーを進めるかは、ちょっと考えます。他に書きたい作品もあるしね。

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