十一月四日 かき揚げの日

 野菜などの具材をサクサク仕上げた技ありの揚げ物、かき揚げ。

 一説によると最後の将軍、徳川慶喜も愛食していたという天ぷらの一種、うどんやそばの上に鎮座する麺の友である。

 十一月十一日が麺の日であることから、カレンダー上、十一月十一日の真上に乗っている日=十一月四日が「かき揚げの日」に選ばれたという。


 制定したのは、うどん県(と一時期真剣に県名を改めようと議論していた香川県)に本社を置く株式会社味のちぬや(二〇〇四年創業)だ。一般社団法人 日本記念日協会が認定しているオフィシャル記念日である。

 同社は「日本一のコロッケメーカー」を目指して頑張る地方企業である。(主力商品はコロッケ、かき揚げ、メンチカツ、串カツなど、冷凍揚げ物食品だ)


 ちょうど今月半ばから、カクヨム上でも無視できない類友企業主催の「赤いき◯ねと緑のた◯き」に因んだコンテストが始まる——というタイムリーなタイミングだ。

 かき揚げネタに心当たりがある書き手は、ぜひチャレンジしてみるのも一興というものだ。


 私の場合は「揚げたてのかき揚げは抹茶塩でサクサクのまま食べる」派だ。

 緑色のたぬたぬの上に乗ってるやつは、なるべく濡らしたくないのである。(ちょっとだけ浸してサクっと食べたい)


 本当は、「ツタンカーメンの墳墓が発見された日」ネタで十一月四日を書く予定だったのだが、ミイラがサクサクに負けた日である。(なんてこった……)

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