十月二十三日 降霜(こうそう)

 寒露から数えて十五日目あたり、露が霜に変わり朝晩の寒さが一段と進む時期。季節の変わり目を示す言葉だ。

「太陽黄経が二一〇度になるとき」と定められているから、年度によって多少日付は前後する。


 楓や蔦が紅葉を始める頃合い、この日から立冬までに吹く冷たい北風を一般的に「木枯らし」と呼んでいる。

 毎年、兵庫県神戸市六甲山頂にある公立六甲山小学校(標高七九五メートル、神戸市一標高の高い小学校として有名)では、降霜の前後に石造ストーブの火入れ式を行い、それを在阪メディアが風物詩として取材するのが恒例となっていたりする。


 今年はラニーニャの影響で厳冬になるそうだ。冬支度を急いだ方が良さそうな晩秋の昨今である。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る