九月二十日 第一回お手玉遊び大会開催日
平成四年(一九九二年)九月二十日に、第一回お手玉遊び大会が開催されたことにちなみ、「日本のお手玉の会」が制定した記念日。
同会公式サイトによると、「日本人の生活の中から生まれ、知恵と心の温かさが受け継がれてきた伝承文化」と定義されているのが「お手玉」ということだ。
言われてみれば確かに、私も最初にお手玉を習ったのは祖母からだった気がする。
ちりめん生地を縫い合わせた可愛らしい袋に小豆を詰めて、ポンと放り投げるたびにシャリシャリ音を立てるのが、子供心に妙に面白くて延々放り投げていた。(子供って、単純な遊びにどハマりする時期ありますよね?)
お手玉の原型は、かの聖徳太子も遊んだと言われている。手近なもので簡単に作ることができる原始的で非常にベーシックな手遊びの一つと思えば納得だ。
そんな「お手玉」だが、日本のお手玉の会によれば、遊びといいつつ「競技」として形式化されている。
試合スペースは
対象年齢こそ明記されていないが、お手玉のサイズは四・五×九センチの四枚縫い合わせた座布団型、中材は小豆、重さは三五〜四五グラムと一応定義されている。(多少の幅を持たせているのは、おそらく老若男女の手の大きさに合わせてのことだろうと思われる)
とはいえ、形については他にも俵、枕、かます型なども可で中材も数珠玉、ペレットもよしとされているから、割と緩い定義だ。
あとは判定するためには「技」と「時間」が基準となるようで、なかなかバリエーションに飛んでいて面白そうである。熟練度に合わせて「段位」認定制度もあるらしい。
本部は愛知県に置いているようだが、北は北海道から南は沖縄まで日本全国に広く支部が分布しているもようなので、興味のある人は最寄りの地域ブロックを検索してみるのも面白いかもしれない。
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