六月九日 世界的に有名な夢の国のアヒルがスクリーンデビューした日

 イギリス人作家、バイロン・バートン原作の「小さな赤いめんどり」をベースに、世界的に有名なネズミの仲間が配役された短編アニメーションが封切られた日。

 昭和九年(一九三四年)六月九日に「かしこいめんどり」としてアメリカ本土で上映された。


 季節折々の畑仕事や収穫を手伝ってと頼まれたアヒルとブタは仮病を使って断り続けるのだが、収穫物をご馳走すると言われると喜んで飛んで行き、嫌味で胃薬を処方されるというオチだ。

 このずる賢い(けど痛い目をみる)アヒルが、のちに世界中の夢の国でメインキャラクターの一角を担う人気を博すことになる例のアヒルである。

 そのアヒルがスクリーンデビューを果たした日であり、公式に「誕生日」とされている。


 なぜ、こんな周りくどい表現をするのかと——? もちろん、世界一著作権にうるさい企業のキャラクターだからだ。

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