2021年6月編
六月一日 イッツァスモールワールド
今や世界各地に増殖する某・夢の国の話ではない。大正十四年(一九二五年)にスイス・ジュネーブにて「国際こどもの日」が決議された。
日本では五月五日が「こどもの日」だが、世界的に目を向けると(旧)共産主義国を中心に六月一日が「こどもの日」と認識されている。
(それ以外の地域はゆるっと十一月二十日を制定しているところもあるが、ややこしくなるのでここでは割愛する)
いずれにせよ、国連総会も一枚噛んでいる正式な国際デーの一つである。
こどもの権利と成長を祝うという点では日本の祝日とあまり大差ないが、グローバルワイドなこどもたちの相互理解と、こども福祉の在り方について見直す機会と位置付けられている国もあれば、祝日として学校が休みだヤッホイとなる国もある。
だが、チヤホヤされるのは何もこどもだけではない。
六月一日は、「国際親の日」でもある。こちらも国連総会で決議制定されている正式な国際デーである。
ならいっそ、「国際親子の日」で良くないかと考えてしまうのは野暮なんだろうか——そんなことをひっそりと思った時、当エピソードタイトルの歌詞が脳内再生された次第だ。
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