【休み時間】躑躅森君。番外編の時間です。


───都内ぼう所。あるスタジオにて前回と変わらず1人の男性と3人の女性がカラフルなスーツに身を包み、これまた愉快ゆかい演壇えんだんに座っている。そうここは知る人ぞ知る番組、「魔王のいこい場」の撮影スタジオなのだ。



聖良「さて、今週も早速始まりました"魔王の憩い場"のお時間です。皆様いかがお過ごしでしょうか司会の躑躅森 聖良です」



逢魔「同じく司会の躑躅森 逢魔です。………今回は生徒会のみなさんの独占回、なんですかね?」



聖良「察しがいいですね。その通り今日はこのスタジオは私立黒瀬川学園生徒会のメンバーにジャックされています。登場していただきましょう。生徒会のみなさ〜〜ん」



咲葉「どうも。黒瀬川学園生徒会会長を務めている黒瀬川 咲葉だ。以後お見知り置きを」



逸華「同じく生徒会で会計・書記を務めている二葉亭 逸華です。今日はどうぞよろしくお願いします」



密華「またまた同じく生徒会で副会長やってまーす。密華ちゃんでーす。よろぴく○ん〜〜」



逢魔「………………え?」



聖良「………なんか物足りないですね」



密華「……いやウチを勝手にオチ要員に決めて勝手に落胆するのやめてくんない?」



逸華「密姉様早速好かれてますね。我が姉としてほこらしいです」



咲葉「だってさ。やるね密華」



密華「まあウチに美少女美少年のあられもない姿を見せてくれるんだって言うなら願ったり叶ったりなんだけどなぁ〜〜〜」チラッ



逢魔「………………」



聖良「さぁ早速一つ目のお題いきとしょう。逢魔様コールお願いします」



密華「もう帰っていいかな?」



逢魔「はいでは一つ目のお題ですが……【この作品未だ入学式やってから1ヶ月経ってないって聞いたんですけど本当ですか?】ネタですね」



逸華「私たちは新参者なのですから分かりませんが………躑躅森さん…あ、いや聖良さん本当なのでしょうか?」



聖良「まあ苗字+さん付けするキャラって双子キャラとか兄弟キャラとかの呼び方に困りますよね。聖良でいいですよ。で、1ヶ月経ってないという事なんですが…」



咲葉「本当だ。しかも私たちは5話目から出ていたのにも関わらず本格的な出番はつい最近という………あまりにも扱いの差が違う事実に義憤しているのだがな」



逢魔「いやそこは僕に答えさせてくださいよ……いや、まあ、ほんとすみません。なんでこんなスローペースなのか僕にも分かりませんよ。なんなら生徒会のみなさんの能力どころか未だ種田さんしか能力の内容判明してませんからね……」



密華「まあシンプルに作者が遅筆で書き溜めもないんしょ?」



聖良「ずいぶん前の休み時間で書き溜めするって言ってませんでしたっけ?」



逸華「ここは触れない方が良さそうですよ?」



咲葉「そうだね。やめとこう」



逢魔「いや別になんら圧力プレッシャーかかってる訳じゃないんですから大丈夫ですよ……」



密華「それはそうと聞いたんだけどさ、この作品以外にも新しいモノ書き始めてるって聞いたんだけどあれマジ?」



聖良「それは………次のネタですね。逢魔様」



逢魔「あ、この議題終わりなんだ……。はい次のネタはですね。密華副会長がおっしゃる通り【作者違う作品も書いてる噂】ネタですね」



咲葉「それが本当ならば……ひどい話だな」



逸華「え?ただでさえこの作品の書き溜め無いのに違う作品書いてるんですか……!?」



密華「バカなんか?作者はバカなんか?」



逢魔「それについては恒例の弁明が届いてます……。えぇ〜〜と、いわく、『同じ作品ばっか書いてると飽きるし、しかもネタ考えるのもめんどいし、本当は違うジャンルの話書きたいし……あと絵描きてぇ』との事で」



聖良「本当……ダメな人ですね……面倒くさがりも行くところまで行った、って感じですね」



咲葉「まあ確かに最近の本編ちょっとシリアスなにおい出してる地の文多いね。たぶん、ごりごりのシリアス系の話書きたくて仕方がないんだろうね」



逸華「終いには会長疑われてましたからね」



密華「姉妹だけに終いには逢魔を引っ叩こうかと思ってたよ」



逢魔「いや僕も被害者なんですよ!?ネタ思い浮かばねえからシリアスな考察シーンぶっこんどくかっていう安直な考えによる被害者なんですよ!?」



聖良「私も最近はボケられなくて辟易へきえきしてますからね……今やってる初仕事のお話ではもっと暴れたいと思っているんですけど」



咲葉「まあどうせ次の話の中継ぎなんだし派手に暴れても文句は言われないと思うよ」



逸華「確かにそうですね」



密華「んだな」



逢魔「ちょっと!?それ応対するの僕なんですよ!?やめてくださいよほんとに!!」



聖良「それはもうツッコミ役という大役と主人公を任せられる器を持っている方なので頑張っていただくしかありませんね」



咲葉「黒瀬川学園生徒会は躑躅森 逢魔君のツッコミ芸を全面的に支援します」



逸華「主人公なのにえらい雑な扱いなんですね……なんだか健気です」



密華「まぁ当の本人がしょっぱなクソをもらs」



逢魔「はいはぁ〜〜〜い!!僕、すっごくがんばりまーーーーす!!!!!」



聖良「さぁ逢魔様が奴隷宣言をしたところで次のネタに参りましょうか」



逢魔「奴隷!?僕そんな重労働課せられんの!?……まあ、はい次のネタは【いよいよ今の話と次の話が終わればラブコメやります】ネタで……えぇっ!?」



咲葉「ラブコメ?これラブコメの話なのか?」



逸華「ずいぶんとかたよったコメディ要素はありますけどラブ要素は未だに逢魔君の聖良さんへのノロケしかありませんよ?」



密華「なんかちゃっかり恥ずかしい話暴露されてるけどいいのか?」



逢魔「いやそれ僕の独白じゃないっすか!!ちょ、やめてくださいよてか居たんだね!聖良以外に僕の独白読める人っ!!」



聖良「まあ恐らく独白を読んだので早く普通に話を読んだんでしょうね」



逢魔「ん、あぁ…購読者だったのね……って世界観。どうなってんの世界観」



咲葉「それで、ラブコメをやるとの事だが相手は誰なんだ?中山さんか?」



逢魔「それはもうあの人で……中山さん!?誰!?」



密華「中山と言ったらそりゃもう」



逸華「ゴンがつく人じゃないですか?」



逢魔「あぁ!黎明期れいめいきのJリーグを支えた人ね!!いやしないから!!彼男だし!僕も男!そんで多分出てくださるとしたらギャラが高すぎるぅ!」



聖良「話が全く進まないので一応告知しておきますが今の初仕事の話が終われば次は試験の話に入ります。そこでまあ言えませんが紆余曲折うよきょくせつあってある人物とのフラグがついに……!という感じです」



逢魔「あ、ついに未来を視る力もつけたのね」



聖良「未来だけに次の話にもフィーチャーしていただきたいものです。それでは来週お会いしましょう!次回は躑躅森 聖良と」



咲葉「黒瀬川学園生徒会がお送りした!」



逢魔「いやそれフューt……ってちょっと!?とりあえず来週もお楽しみにっ!」



☆ラブコメ始めました(30話目)。──────



───────────────────────


【登場人物紹介】


●躑躅森 逢魔


魔王の息子で主人公。

またもやすっかり忘れかけてたしょっぱなの黒(意味深)歴史を掘り返されそうになり咄嗟にゴークレイジーになる起点を利かす男。

さすが魔王といったところか(適当)。



●躑躅森 聖良


逢魔の幼馴染でお付きのメイドさん。

最近もっぱら大したボケもないので少々憔悴気味。

早くいっぱつでかいボケをしたい。

例えば『さらば青◯の光』の【自主規制】みたいな。



●私立黒瀬川学園生徒会の皆さん


すっかりハッピーセットみたいな扱いになった生徒会の皆さん。

会長 咲葉、副会長 密華、会計・書記 逸華からなる。

とりあえずはやくなんで3人しか居ないのか説明してほしい。


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