自分の章
1
自分は1人っ子だった。小学校時代は、活発で、いつも仲間の中心にいた。いたずらっ子で、よく先生に怒られたものだ。
家も裕福とまでは言えないが、ごく普通の家庭だった。
父親は、上場企業のサラリーマンで中間管理職、母親は、専業主婦だった。
父親は、残業が多少あったが、家庭をないがしろにするほどの事は無かった。母親は、いわゆる、普通の専業主婦で、毎日家事をして、時にはママ友たちとランチに行くと言う具合だった。
朝食はもちろん、夕食も、父親が残業で帰りが遅くならない限り3人で食べていた。休日もよく3人で出掛けていたし、時々外食にも行っていた。ごくごく普通の毎日が続いていた。
自分が小学6年生の冬休みの事だった。両親に居間に呼ばれ、神妙な顔で椅子に座りなさいと言われた。
何事かと思い腰かけた。テーブルをはさんで、両親も腰かけ、父親が口を開いた。「頼人、よく聞いて欲しい。父さんは、4月に転勤が決まった。少し遠くになる。」「転勤って?」「会社の違う支店に移るんだよ。」そんなことは、分かっている。理由が聞きたいのだ。以前母親が、お父さんの会社は、転勤がほとんどないから助かると言っていたのを覚えていた。察したのか、父親が「父さんの会社によくない事をした人がいて、その人は、辞めたんだけれど、父さんは、その人の上司だったから責任を取らなければならなくなったんだ。」その時、小学生だった自分は、大人の事情と言うものはよく分からなかったが、両親の深刻そうな顔を、特に母親の今にも泣きそうな顔を見て、もう仕方のない事なんだなと悟った。
「頼人と母さんだけを残して、父さんだけが行こうかとも思ったんだが、母さんは3人で引っ越したいと言っている。頼人は、どう思う?今すぐでなくていいから、考えていてくれないか。」「うん、でも2人が決めた通りにするよ。」
自分はその場で答えを出した。正直友達と別れるのは寂しかったが、家族がバラバラになるのは、もっと嫌だと思ったからだ。
冬休みが終わり、小学校最後の3学期が始まった。自分は、いつものように、いやいつも以上に明るく振舞っていた。友達には、いつ言おうかと考えながら。
家では、夏物と秋物なんかの片付けを始めていた。その段ボールを見る度に、現実なんだなと実感していた。「頼人も、すぐ使わないものは、片づけておいてね。」と母親が、なんだか申し訳なさそうに言っていた。「うん、わかってる。」と言い、自分も部屋の片づけを進めていた。
2月のある日、自分は覚悟を決めて、友達に引っ越しの話をした。みんな、一様に驚いていた。ありがたい事に、涙を流して寂しがってくれる子もいた。
学校には、3学期が始まってすぐ、母親が話をしていたらしい。
引っ越しは、小学校を卒業したらすぐにする事に決めた。引っ越し先は、それまでに両親が物件を決めていた。
それから、卒業式までは、あっという間だった。引っ越しの2に日前には、自分は友達と、母親はママ友とのお別れ会を合同で開いてくれた。
父親は準備があるらしく2週間前にすでに移動していた。
父親の会社での役職は変わらなかったが、本社勤務から、かなり小さな支店に転勤になったので事実上左遷という事になる。
家も前よりも狭くなり、少し古さを感じる家だった。自分は、子供ながらに、あぁ、そういう事なのかと感じていた。
父親は、父親で大変だろうし、母親も新しい近所付き合いを始めるのも大変だろう。自分も早く新しい環境に慣れて、友達も出来ればいいな。と思っていた。
転校するには、進学と言うのは、絶好のタイミングだろう。引っ越しだろうと、地元からの進学だろうと同じ新入生なのだから。しかし、顔見知りがいるのといないのでは少し違うのかな。
2
ともあれ新しい学校生活が始まった。
同じ小学校から進学してきた者同士は、すぐにグループを作っていたり、取り残されたりしていた。初対面のもの同士も、気が合えば友達になっていた。
何か、みんなが、うねりのような空気に巻き込まれている気がした。
自分は、小学校の時あれだけ活発だったのに、何故か引っ込み思案になっていた。自分でも何故だか分からなかった。それでも、「どんな所から来たの?」とか言って近づいて来てくれる子も何人かいて、それなりに友達も出来て行った。
父親は、残業が増え、というか、ほぼ毎日残業で、夕食を共にすることが無くなっていた。でも、朝食だけは一緒に食べていたが、当然父親との会話も減っていった。
母親は、それなりに近所付き合いは、しているみたいだった。特に隣の”凪さん”とは、仲良くしているようだった。会話にもよく出ていた。
凪家には、自分の1歳年上の、隼人という男の子がいる。僕と同じ一人っ子で、僕も何回か見かけた事があったが、挨拶するほどの距離では逢っていなかったが、真面目そうには見えなかった。父親は、隼人が小学校のころ、病気で亡くなったらしい。
ある朝、登校しようと家を出ると、目の前に凪隼人が立っていた。
「おはよう、君島君だよね。」「はい。」「隣に住んでるのに近くで会うのは、初めてだね。」「はい。」「だめだめ、敬語は止めよう。それから、友達になろうよ!」随分強引な人だなぁ、と思いながら、「はい…あっ、う、うん。」と、答えていた。「学校は一人で行っているの?」「うん。」「じゃぁ、これからは、一緒に行かない?」「いいけど、隼人君も一人なの?」「そう、だって、こっち側から学校にいく奴、あんまりいないだろ?」土地勘のない自分でも、それは感じていた。
凪隼人は、学校では悪い意味で有名人だった。自分が通っていた中学は、比較的真面目な中学だったのだけれど、その中で隼人は、どう見ても不良だった。親も、何度か呼び出されているみたいだ。母同士の会話には出ていないのだろうか?ともあれ、その有名人と登校を共にしていたのだ。もっとも隼人は帰宅部だったし、自分は美術部だったので、下校はばらばらだったが。
実は、自分はこの凪隼人と言う人が苦手だった。不良だからではなくだ。どうも、この人の言ってる言葉には、心が無い、何を聞かされても、頭に入ってこないのだ。時には矛盾する事なんかも平気で話をする。もしかして、この人は、基本嘘つきなのではと思っていた。そして、3学期になった頃から、少し距離を自分から置くようになっていた。
2年に上がって間もなく、自分はいじめに合うようになっていた。同級生に父親の上司の息子がいたのだ。自分の父親が、会社で悪い事をしてここに来たと誤解して、からかい始めたのがきっかけだった。
その子は矢代という名前で、クラスのリーダー格だった。あっという間に、みんなからいじめられるようになった。
毎日ぼろぼろで帰っていたら、母親から学校で何かあったの?と、度々聞かれたが、父親も絡んでの事もあり、何も家わなかった。自分がいじめられてる理由を知ったら、きっと両親とも傷つくだろう。
そんなある日、、凪隼人に、矢代と共に、あまり人が通らない渡り廊下に呼び出された。隼人は、矢代に自分をいじめるのをやめるように言っていた。
自分は、何てことをしてくれたんだ。と思った、これで親の耳に入ったらどうしてくれるんだと。
その一件でいじめは無くなったが、今度は隼人の友達である自分をいじめていたと、今まで自分をいじめていた連中と隼人の友達が、矢代をいじめるようになった。本当に、何て事をしてくれたんだ。自分は、いじめの見返りや、報復にいじめを使う事が1番嫌いなのだ。
かわいそうに、矢代は高校でもいじめの標的になっていたらしい。
自分は、苦手だった凪隼人を嫌いになっていった。
幸い、親にはなにも知られずに済んだ。
それから自分は、自分なりに猛勉強をして、ちょっと名の知れた高校に合格した。両親は、それは自分の事のように喜んでくれた。
その年頃になると、父親が部下の不正の責任を取って左遷させられた、という事実があったんだ。という事が頭でも分かるようになっていた。だから自分は、部下の失敗ごときで、何とかなるような人材にはなるまいと思ったのだ。
その為には、少しでもいい高校に入り、少しでもいい大学を出て、誰にも何も言わせないスキルを身に付けてやると、誓ったんだ。とは言え、父親の事は尊敬していた。あんなに実直な人は、そんなにいないと思う。だから逆に、そんな社会に反抗しよう思ったのだと思う。
3
自分が高校に上がる頃には、隼人とも普通に会話はするようになっていた。相変わらず、少なくとも、自分の心には入って来なかったが。
自分は、両親に無理を言い、自分もアルバイトをしながら、塾に通っていた。両親も、喜んで費用の援助をしてくれた。「アルバイトなんか、しなくてもいいんだよ。」とも言ってくれた。
自分が高校2年の時、隼人が「頼人が通ってる塾、紹介してくれないかな?」と言って来た。断る理由も無かったので、「そこは、入塾テストは無いけど、入塾面接は、有るよ。」と言って、塾に紹介した。
自分は、たとえ嫌いな相手でも、理由もなしに断る事はしない。
隼人は、何とか入塾出来たみたいだ。面接もまた、あの心の無い調子で受けたのだろうか?
自然と塾の行き帰りが、一緒になる機会が増えていき、と同時に、話す機会も前以上に増えていった。
その頃から、あれっ?この人こんな感じだったっけ?と思える事が、増えていった。相変わらず基本、本当か嘘か分からないような事を話すのだが、何故塾に入ったとか、将来の話とかしている時は、ギアが違うと言うか、なんか、きらきらしていると言うか、嫌いなはずなのに、そんな話をしている時は、隼人に引き込まれる自分がいた。いつしか、自分の嫌いな会話が、どうでもよくなっていた。
隼人は、将来に向けて必死だったと思う、実際成績も伸び、最初は学校でも、塾でも無理だろうと言われていた大学に合格したのだ。
さすがにこれには僕も驚いたし、心からよかったと思えた。自分も頑張ろうと、勇気を貰えた気がした。
あんなに嫌いだった隼人が1番の親友になるとは、不思議なものだ。
その合格に影響されたからか、翌年、自分は自分で目標を少し高めに持った。いわゆる名門と言われる大学を目指す事にしたのだ。
結果は、経済学部に現役で合格した。両親の喜びようは、すごかった。特に家族に引け目を感じている父親は、涙を浮かべていた。
大学に入り、いろんなことを学んだ。3回生の時に、初めての彼女も出来た。大学の同じゼミで、一緒に研究をしていた、広田由香という黒髪のきれいな、とても清楚な人だ。最初は、同じ作家の小説が好きという会話から、見る映画や音楽も共通のものがあると言う、ごくごくありふれた始まりだった。ただ1つ決め手となったのが、自分が、中学時代から持っている、自分のバイブル的な本を、由香も持っていた事だった。自分は、何事にも自信が無かったが、ありったけの勇気を振り絞って、由香に告白をした。由香も、自分に好意を抱いてくれていたらしくて、自分の告白を受け入れてくれた。
自分は何故か隼人に、真っ先に報告をしていた。「よかったな、本当に良かった。」その言葉は、心がこもっている感じがして、嬉しかった。
その後も、2人の仲は順調だった。
就活もまた順調で、僕は商社に、、由香は証券会社にそれぞれ内定をもらった。
大学の仲間とみんなで就職祝いをした後、2人で旅行に出かけた。冬に差し掛かった頃の温泉街だった。寒かったが、浮かれていた2人にはちょうど良かった。
その1か月後、自転車に乗った由香は、赤信号で飛び出して来たトラックに跳ねられ、あっけなくこの世を去った。
自分は、いっぱい、いっぱい由香との将来の事を考えていたのに。
もうすぐ就職も控えていたのに。
全て空っぽになってしまった。
葬儀の時の事も、あまり覚えていない。空っぽの頭で、ただ由香の遺影を眺めていた。隼人も参列していたが、僕には、何も言わずにいてくれた。
それでも時は流れて行くのだ。
商社に就職した僕は、只々懸命に働いた。そう、まだ由香の事が吹っ切れずに、それを忘れようとするかのように働いていた。
しかし、会社という組織の一員になった以上、仲間は出来る。男女問わず友達も増える。しかしそこには、由香の事を忘れる事に怯えている自分もいた。
不思議なもので、1年経ち、2年経ちしていくうちに、由香の事は忘れた事は無いが、仕事も含め、他の色んなものに目が行くようになっていた。
誰かが言っていた、「想い出が、思い出に変わる時、人は前に進める。」これがそういう事なのかな。
4
その年には、グループリーダーになり、その2年後には主任になり、一応10人程だが、部下を持つ立場になっていた。社内では、異例の抜擢らしかった。その間に新しい彼女も出来たが、恋愛に憶病になっていた自分はいつも、長続きしなかった。そんな時、隼人から「話がある。」と、よく行く居酒屋に呼び出された。「悪いな、わざわざ呼び出して。」いつも急に誘うくせに、今日は何か違うなと感じた。
最初は、いつものように、本当か嘘か分からない話から始まった。不思議な事に、いつしかその曖昧な話が心地よくすら感じるようになっていた。
「で、本題は?」と自分が切り出した。「実は、彼女が出来た。」と、隼人。「まじで!よかったなぁ!」と、思わず言っていた。彼女が出来た事を切り出しにくかったのは、自分が別れたばかりで、気を使っていたんじゃないかな?「でね、頼人にも合わせたいんだけど、いつがいいかな?」「そんな事だったら、いつでもいいよ。」という事で、3日後3人で会う事にした。
彼女は、”噓でしょ”と言うくらいの美貌の持ち主だった。しかし、話せば、すごく気さくな感じで、あぁ、隼人とは、お似合いだなと思った。
それからは、度々3人で食事をするようにもなっていた。
仕事の方は、多忙を極めていた。しかし、度々、息抜きに、あの居酒屋に行っていた。店には1人女の子が勤めていて「いらっしゃるのは、いつも1人か3人ですね。」と、よく茶化されていた。でも、少しも嫌みが無く、とてもいい感じの女性だった。大将もいい人で、料理も絶品だった。
自分は、仕事が終わるのが遅く、店に行くのもその分遅くなって、いつも閉店まで飲んでいた。閉店際には、店に3人だけという事もよくあり、2人には、話し相手になって貰っていたが、大将はよく気を利かせてか、彼女と2人にしてくれた。
彼女の名前は、田沼ゆかりと言った。自分は、いつからか”ゆかりちゃん”と呼ぶようになっていた。よく隼人の話も出た。「どう思います?あの美人の彼女、同じ人類としてずるくないですか?」「ゆかりちゃんも、負けてないんじゃない?」「嫌味か!」と笑い話になったりしていた。
以前大学時代、付き合っていた彼女の話をして以来、自分に対しては、その手の話はしてこなくなったが、ゆかりは、自分の事をどう思っているんだろうと気になりだしていた。ゆかりなら、憶病な自分も受け止めてくれるんじゃないか、いや、今は自分がゆかりを守りたいと思えるようになっていた。
自分に、次2人になる時間が出来たら、デートに誘おうと決めた。大げさかもしれないが、自分には、それ位の覚悟が必要だった。
その機会は、意外と早くやって来た。それは、覚悟を決めてから4日後の事だった。例によって、大将が2人にしてくれたのだ。自分は、勇気を振り絞ってゆかりを誘った。「えっ!本気にしちゃいますよ。」「もちろんこんな事、自分は冗談じゃ言えないよ。」少し間があって「じゃあ、次の日曜日って時間ありますか?」「うん。会社も休みだし、大丈夫だよ。」「どこに行くかは、決めて貰っていいですか?」「うん、決めたら連絡するね。」さっきからずっと、どきどきが止まらない。
暫くして大将が「そろそろ閉店にするよ。」と言って戻って来た。
店を出ると外の熱気がまとわりついてきた。
5
待ち合わせの時間は昼過ぎにし、約束通りゆかりが地元の駅に来た。いつも見ている彼女と違い、白いブラウスに、レモンイエローのひざ丈のスカート姿で現れ、新鮮な感じがした。
あれから色々考え、幾つか先の駅の近くにある、寝転んで見られるプラネタリウムと、その近くにある創作レストランに誘った。即OKの返事が帰って来た。
目的の駅に着いてから、投影時間まで少しカフェに行き、それからプラネタリウムに行った。プラネタリウムではあまり話せないので、その前にカフェで少し話をする事にしたのだ。ゆかりの姿が新鮮に見えたと言ったら、お互い様と言われた。そういえば、いつも店では、会社帰りだったので、スーツ姿しか見せた事が無かったが、今日は、マリンボーダーのポロシャツに生成りの麻のパンツだ。「プラネタリウムは、嫌じゃなかった?」と聞くと「楽しみ。」と言われ、さらに、「君島さんらしい」とも言われた。
投影時間が近づいたので、プラネタリウムへと向かった。それは、素晴らしいものだった。寝転んで見ると言う趣向もリラックス出来てよかった。
投影時間が終わり、夕食まで少し時間があったので、駅ビルにもなっているデパートへ行く事にした。
ゆかりは、嬉しそうにウインドウショッピングを楽しんでいた。その姿を見ている自分も少し幸せな気持ちになった。
予約の時間が来たので、レストランに向かった。道中「君島さんは、行った事のある店なんですか?」「いや、初めてだよ。実は恥ずかしながら、あまりこういう店を知らないから、色々調べたんだ。」「そうだったんだ。ありがとうございます。」と嬉しそうに笑った。
その店は、小ぢんまりしていて、雰囲気のいい店だった。多分出来てそんなに経っていないと思われた。料理は、素晴らしいものだった。お酒は、2人でワインのボトルを下ろし、飲み干した。
ひとしきり料理を楽しみ、他愛のない会話を楽しんだ後、自分はゆかりに、自分と、付き合って欲しいと、告白した。
「私でいいんですか?」「うん、もちろん。」「私、就職浪人中ですよ。」「うん、でも、大将の所で働いてるじゃない。仕事は、自分が納得できるまで探せばいいと思うよ。」
ゆかりは、暫く考えてから、「大将と凪さんに報告するのは任せましたよ!」「じゃぁ?」「はい、お願いします。」「よかったぁ!もう手汗びっしょりだよ。」「大袈裟ですよ。」「いや、本当に!あっ、それから1つお願いが。」「なんですか?」「徐々にでもいいから、敬語は、止めてくれないかな、それから、自分の事は、下の名前で呼んで欲しい。」「はい…いや、うん分かったよ、頼人さん。これからもよろしくね。」嬉しくて仕方なかった。
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