部活動決定 四回目

「私この部活に入ります。」私が入部することになったのは遊び部。ここには可愛い子犬や成犬がいっぱいいるからここにする。「ありがと。入江ちゃん。じゃあ入部届を先生に出してきてね」…めんどくさ。「それって絶対?」「うん、絶対」あ~部活に入ろうと思ったことをもう既に後悔し始めてる。ただ犬たちに応援されたから頑張ってこなすしかない。「で、入部届って何処においてあるの?」「何処に?もらったでしょ?帰る前に」「?いちいち確認してないから分からなかった。じゃあもしもあったら今ここで書いていい?」「いいけどなかったらどうするの?」「絶対に入ってるから大丈夫。」犬たちが足にじゃれてきて可愛い。ごめんね。もう少しでこの下らない書類が完成するから。


「で必要事項かけたらどうするの?」「顧問の先生に渡すんだけど今日はいいや。もう遅いし明日でいいよ。」「じゃあもう入部届関連終わり?」「そうだね。だからもう犬たちと好きなだけ触れ合ってていいよ。」


本当に可愛い、犬たちが。白色に黒いぶちの入った子や茶色くて大きい優しそうな子。全員に共通してるのは人に慣れてて、とても元気なところ。『もう遊んでくれるんでしょ。ボール投げてー』白に黒いぶちの入った子がボールを口で持ってきてくれた。「いいよ。その前にお名前聞かせて」『僕はねー白子っていう名前だよ。』白子、まんま過ぎる。というかさっきからこの間の白さんとイモリさんがいない。「じゃあボール投げるね」流石に待たせすぎて凄い顔になってきてたからボールを投げてあげる。「先輩、白さんとイモリさんってどこ行ったんですか?」「職員室と3の5」「何をしに?」「何って忘れ物を届けにだよ。入江ちゃんも忘れたら配達してもらいな。」「そうする」そこまで話したところでボールをさっきとは違う子に押し付けられる。白子ちゃんは…このことの競争に負けたらしく可愛く座りながらしょぼんとしていた。「投げていい?」『うん。俺はね足が速いんだよ。』「へー。すごいね!」投げる時に白子さんの近くに行くように投げると白子さんが途端に元気なってボールを追っていく。は~最高に可愛い。もう学校来ても教室になんていかないで直接ここに来てここから帰りたくない。まあ亀朗から親に言いつけられたら面倒だから、一応は教室に行くけど。は~辛。

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