部活動体験二日目・先輩達視点

寝ていた私にとって一瞬な授業が終わって部活の時間がやって来た。「今日も姫野ちゃんは来てくれるかな」気が抜けてしまいつい独り言を言ってしまう。これを本人とかうちの部活の部長とかに聞かれたら最悪だな。「なに?綴独り言?独り言ってボケやすくなるのらしいよ。ただでさえ危ないんだから気をつけろよー。」聞かれたら最悪ランキングぶっちぎりの一位。うちの部の部長が聞いていたらしい。はぁ今日は厄日みたいだ。「今お前相当失礼なこと考えただろ。」「そんなことよりだれの何が危ないだって?部室に着いたら私のコレクションをけしかけるぞ?」私の御伽症はこことかの自然が少ないところだと弱いが部室みたいなところで真価を発揮する。それでも飄々としているということは何か事情があるんだろう。「大丈夫。私はこのままバスケ部の練習に付き合うことになってるから。お前が強く在れる所には行かないから。残念だったな。」心底嬉しそうな顔をしてこんな事を言ってるからこいつに『悪魔』だのよく分からないあだ名がいっぱいつけられるんだよ。

部長に会って厄日を実感してから部室に行くと姫野ちゃんが部室の前で私を待っててくれた。厄日とか考えてたことがどうでもよくなってきた。



「何ですか!弥五!先輩?今日も!部活が!あるんですよ!」「そうだ。私はお前の先輩だ!そんなことは今はどうでもいいんだ!とりあえず二年の数学を教えてくれ!このままだと明日からの本格的な授業についていける気がしない!」先輩を強調していただけにこの先輩は本当に格好がつかない。「もう!高校生活!三年目!なんですから!予習!・復習!の仕方ぐらい!覚えて!ください!よ!。」「大丈夫だ!予習とかのやり方は分かる!。ただ!教科書に書いてあることが何一つ理解できないだけだ!」…この人ここの高校に落ちちゃったらどこの高校に行くつもりだったんだろうか。「じゃあ!いいこと!教えて!あげますよ!。弥五先輩は!授業中に!起きて!授業を!聞いて!ください。それだけで!この学校なら!留年は!回避できるはず!です!」「何を言っている!?授業中に起きていられないのだからプライベートをに勉強を持ち込んで予習という方法をとろうとしているのだろうが!」胸を自慢げにそらせながら弥五先輩がなんか言ってるけど普通の人は授業に起きて聞きながら予習・復習をしてるんですって言いたかったけど先輩のやる気と天秤にかけた時に微かに先輩のやる気の方が重要さが上だった。言わなかった理由はただそれだけ。

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