部活動体験 IEC4

個性の強い上級生、丹波先輩と必要最低限の自己紹介を終わらせて部活の様子を見せてもらう。

「この部の!活動内容は!さっき!言っt「あれ、こんな部に見学者がいたんだ!」開けっ放しにされてるドアに寄りかかてるスカートがやたらとと短い女性をが丹波先輩の話に被せた。その人の声を聞いたときに丹波先輩の顔が地獄と言わんばかりに歪んだ。

「先輩は!何しに!来たんですか?。勉強は!大丈夫!何ですか!。あ!今は!同級生!でしたけ!?」丹波先輩の中々嫌味だらけの言葉に笑いながらその人は答えてる。「いや、私はいつまでもお前の先輩だ!そして勉強は去年よりできてるから大丈夫!」俺たち一年三人が会話についていけない。

「あぁ、一年生か。私は二年の弥五やごだ!二回目の二年だからそこの真面目人間より頼りになるぞ!まあ私ができることなんぞ、馬鹿騒ぎのやり方ぐらいだけど!」この人のことを一言で表すなら『かっこいい』と『残念』が両立している人だと思った。

「亀朗君!その顔!弥五さんの事を!尊敬してる!という顔だな!。あの人は!話していると!あの人が!この学校の中でも!特に!やばいことに!気付く!だけだから!やめておいた方!がいい!」丹波先輩が本格的に心配した顔で話してくれる。

この学校の中で。あの校長先生がいるこの学校の中で。「え~?私の事を尊敬するのはしょうがないことなんだよ!。だって私は尊敬できる先輩だもん!」「尊敬できる!先輩!はスカートをそんなに!短くしませんよ!。」「ルールは破る為にあると言うことわざがあるでしょ」「ないですよ!。それはただの!名言です!。」「私の辞書には載ってるんだよ!。そんなことより丹波、お前段々声が小さくなってきてるぞ!。にぎやか部エース代理頑張れよ」「先輩があほ過ぎて!ツッコミ疲れたんですよ!」確かに顔は赤くなってるし足がふらついてる。…普通話してるだけでこんなにも疲れるものなのか疑問になるほど限界に近づいてるのが分かる。

「まあ、丹波は休憩してろ!案内は私がやろう!」「先輩、あほ過ぎて心配なんで自分も!案内手伝いますよ!」息切れが凄くて今にも倒れそうになってる。「阿呆、私はこれでも元先輩だぞ!」その声にはさっきまでのなめられるような先輩の声色じゃなかった。尊敬できる、かっこいい先輩のそれだった。台詞はかっこよくないけど。「s「この部活の活動人数は元々5人。私と丹波、後今日合宿に行ってて今ないやつが三人。三年生が2人二年生が1人。それで全員だになるね!」何かを言いかけていた丹波先輩を無視して話を進めていく。「先輩、合宿って何するんですか?。」俺の疑問を正乃君が解消してくれた。「当然!騒ぎながら各々コミュニケーションの課題をクリアしていくんだよ。あー後うちの部長とかは他の部の助っ人とかに行ってるかな。」


そんな感じで先輩に説明してもらっては質問してというのを続けていると仮入部をしている生徒の下校時間になってしまった。それまでの間丹波先輩はしゃべろうとするたびに弥五先輩に邪魔をされて最後の方は部室の中にあった机にいじけたように突っ伏していた。

初めての部活体験楽しかったな。明日は正乃君と良治君誘って遊び部に行ってみようかな。

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