部活動体験 IEC3

「なんだい!その目は。私みたいな!模範生徒が!出てきて!驚いたかね?」一言目と同じぐらいの声量で喋っている。「正直に!言って!その通りです!」まるで張り合うように声を張り上げた良治君が答えてる。

これは俺には難しい芸当だな。何せ声が出ない。「なんだい!そこの亀君!この部活はあくまで、コミュニケーションが不足する!今の時代!。将来への!武器を手にする事を!目的にしている!。だから!声が!出る、出ないは!関係ないのだ!。私はこういう!話し方を!意識して!勉強モードと部活モードを!切り替えてる!だけだから!別に!無理して!声を!出す必要も!ないしな!」いいことを言っているんだろうけど声がうるさくて聞こえない。…この人俺の表情見て判断したか?亀の俺の表情を?まあ、この学校では常識が通じないのが改めて分かったな。正乃君を見ると正乃君も俺と一緒にこのテンションについていけてない。良かった。俺だけじゃない。

「あぁ!すまないな!そっちの一年生との!話に!夢中になって!しまった!。クラスと名前を!教えてもらえるかな!」「俺は!1年3組!宮守良治です!」「宮守君か!よろしく!「そっちの!緊張してる!二人組も!同じクラスかい!それとも同中かい!」俺は答える手段がいないし、正乃君にしても答えることはできなそうだった。「まあルール違反をしてもいいかい!私の御伽症で君達の心を読んでいいかい!勿論!秘密は!心を!閉ざして!私に!見えないように!してくれないように!してくれて構わない!…ここまで!言ってから!改めて!聞こう!私が!名前を!勝手に!名前を知っていいかい!それとも自分で!自己紹介を!するかい!」俺は良治君に首を縦に振って心を読んでくれっと言う意思を伝える。

「亀朗君的には心を読まれてもいいってこと?」良治君がわざわざ確認してくれた。当然この質問にも首を縦に振って肯定する。「こっちの!亀朗君は!心を読まれても!大丈夫!だそうです!」「分かった!じゃあ!失礼するね!」心を読まれてもあまり違和感がなかった。よく読む漫画とかではゾクゾクするとか描かれてたから楽しみにしていたのに何か物足りないものがある。「なんだい!亀朗君には!違和感が!あった方が!いいのかね!なら分かった!」先輩が言うと同時に甲羅の中を何かに這いずり回られる感覚に襲られた。寄生虫とかに似ている感覚。「おぉ!亀朗君は!頭が!いいな!私の!能力は!教えられないが!亀朗君の!感覚が!中々!近いところ!にいるよ!」今は話を聞かなくちゃいけないから後で能力の全貌を考えよう「今年の!一年は!中々面白いな!!。それで!君は!どうする?私が!心を!読むかい?」しばらく考えてから緊張した様子の正乃君は「いえ、せっかくこの部活に来たので自分で自己紹介をします。」正乃君って意外と人見知りというか、初対面の人とのコミュニケーション苦手なのかな。いや俺とか良治君とかと仲良くできてるからそんなことないと思うけど。「えっと、い、一年三組馬瀬正乃です。」「緊張してるのは!分かった!。それでもしっかり!自己紹介を!する!向上心!。彼の夏目漱石は!馬鹿という!言葉を!向上心のないやつ!と定義した!。この定義に!従うなら!馬瀬君!君は!尊敬に!値する!人物!ということだ!。自信を!持って!いいんじゃないか!。まあ!図々しい!やつの!どうでもいい!アドバイスとして!受け取ってくれ!」…この人はなにが言いたいか、なんとなくだけど分かった。俺に言った言葉じゃないけど心に刺さっt「先輩!先輩の名前って!なんて!いうんですか!」部活動体験に相応しくない感動シーンをへしをってくる、良治君。このままだったら泣いてたから丁度いい。「あぁ、私の!名前は!丹波たんば広治こうじだ!。改めて!よろしく!」



~後書き

今回自己紹介で終わってしまいました。来週はにぎやか部の活動特集です。

今自分の推しは良治君と広治先輩です。(どうでもいい情報)。皆様にもこの物語に推しがいると嬉しいです。

最後になりましたが今後とも最良を尽くすのでよろしくお願いいたします。

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