部活動体験 にぎやか部 IEC1

「なあ、亀朗君よ。今日にぎやか部に見学行かね?馬瀬君誘って」今日俺が教室に入ったのが授業が始まる10分前だというのに良治君はくつろいでいた。どれだけ早く来たんだよ。

当の正乃君はまだ来てない。…ただ俺としてはにぎやか部、楽しそうだから行ってみるのもいいかと思ってた部活の一つだから賛成。意見を伝える術がないから取り敢えずIMP-5号を机の上に置いて机の中に置いてあるスケッチブックを取る。

…俺が机の中に入れた時より奥に入ってる気がする。なぜかと言うといくら首を伸ばしても取れない。俺がスケッチブックを取れずにもがいていたら良治君が机の奥に入ってしまったスケッチブックを取ってくれた。いいやつだな。

(スケッチブック、ありがとう)

(にぎやか部に行くことは俺は賛成だ。どのみち一回は行っておきたかったからな)

「分かった。後は馬瀬君の意見だな。てか文字書くの早くね?」

(生物は練習すれば案外何とかなる。)

「マジか。」そんな感じで俺は筆談、良治君は話で会話を続けて10分経った。…俺と良治君が会話を始めたのが朝のSHRの何分前だか覚えてるだろうか。そう10分前である。当然正乃君はまだ来てない。なにが言いたいか、正乃君は二日目から遅刻らしい。

「じゃあ、自己紹介をするぞ。馬瀬と仲が良さそうな宮守、本人に今日の事伝えといてくれ。」

この指示の通りまだ正乃君は来ていない。この授業が終わって今日はもう来ないのかなとか思っていたころ、四時間授業のうちの三時間目が半分が終わったところで後ろの扉が勢い良く開いた。不審者がーとか笑えない落ちじゃなくて普通に正君だった。「やっと来たか。まあお疲れ、ただ事情を聴きたいから後で前な。」俺的にはこの言葉怖いんだけど正乃君には全然ビビッてない。寧ろ笑顔な気もし…前言撤回します。怖くてひきつってるだけだった。

まあ正乃君が来てからは早く部活の事が話したくてソワソワしっぱなしだったから時間の進みは遅いけど特に頭に入ってくる事がもなく授業時間が過ぎていく。


授業が終わってからすぐ俺が話しかけるいや、書きかけるなのかまあ俺がコミュニケーションをとる時間がないぐらい早く正乃君は先生の所に行ってしまった。

「おーい。馬瀬君放課後にぎやか部って所に行こうぜー。」クラスでういてるのを気にするそぶりもなく大声で正乃君に話しかけに行ってる。改めて良治君やべーな。


~前回の話でツンデレ感ある子が図書館管理部に行ったことになっていましたがあの子の行った部活は睡眠同好会です。訂正しました。混乱させて申し訳ありません。

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