前のエピソード――能力地検専門学校のLHR　桜先生の１

職員会議という名の校長先生公開説教会は何事もなく無事に終わった。教室に向かう時も三条先生を抱っこして運ぶ。

まだぐでてた。こんなんで最初のLHR大丈夫かとも思ったけれど私も担当クラスがあるので三条先生のクラスの副担任に三条先生を任せてクラスに入る。

クラスは入学式、初登校初顔合わせとは思えないぐらいに賑やかっだった。

ただ私が来た時に急に静かになった。やっぱりあの校長の所為で暴力的な印象持たれちゃったかな。

考えに考え抜いた自己紹介で挽回するしかない。

自己紹介を生徒からの名前の順とかにすると嫌われるとこの学校で数少ないまともに見える先輩先生が教えてくれた。

初印象が最悪なのに更に嫌われたくないので緊張を我慢して自己紹介をする。

「えーっとこのクラスの担任を受け持つことになりました。中津川桜です。まだ三年目で未熟者だけどよろしくお願い。その後この学年の生徒指導担当も押しけられたから問題を起こしたら私に説教されるからね。まあ仲良くしてください」

反応は皆無。次は生徒の出席番号1番か40番。

まあ取り敢えずじゃんけんとかで決めさせてもいいけど2番の馬瀬くんと目が合った。直ぐにそらされたけど。ここはもう1番からいくしかないな。何より問題児と評されてたのは出席番号はやい方に固まってるから早めに終わらせておきたかった。

言うほどヤバそうな自己紹介をした生徒は居なかった。確かに個性派多かったけどここの先生たちほどじゃない。

自己紹介、業務連絡を問題を起こさず終わらせる。

ここから絶対嫌われるイベント、生徒の呼び出しがある。一応亀朗くん（？）が特殊な事例過ぎて取り敢えず面談だそうだ。全くひどい話だなー。この初顔合わせで遊びに行きたいだろうに。

面談を終わらせることができた。あやー久しぶりに腹の底から面白いことにあった。大笑いをしてしまった。今私の気分は最高潮。なら大人しく仕事をしてないで三条先生でも誘って飲みにいつしかないな。

担当クラスが隣なので職員室の席順も隣。三条先生はさっき副担任の松川先生という女のベテラン先生に運ばれてきていた。

この状態の先生を誘うのは抵抗がある。だけれども完全に飲みに行くテンションになってしまってる。…ここは新年度親睦会と称して飲みに行こう。

今回来てくれたのはさっき何か怖い交渉していた国語の先生、穂別先生。そして交渉されてた理科の先生、吾妻先生。後は松川先生。他の先生には用事があるということで断られてしまった。まあ当日にいうとか非常識なので三人も来てくれる人がいて良かったです。穂別先生も吾妻先生もクラス担当、それも私とは年数が違うので色々教えてもらうことにする。

～更新が遅れてすいません。今後はこのような事にならないように善処させて戴きます。～