能力地検専門学校のLHR 馬瀬正乃
さて、僕のクラスの担任が発表された。
入学式で一番仕事してた先生。何の御伽症か知らないけど連発してたけど副作用きつくなさそうだったな。羨ましい。僕の腰折れ雀なんて副作用やばいのに。
教室に帰るともう既に机の順番が黒板に張り出されてた。隣の人は…一番前だった。慣れてるとはいえ辛い。あ、それで隣は入山さんという人らしい。
名札はつけなくていい高校らしく誰が誰だかわかんない。皆いいひとそうだから嬉しい。
ただもう既に一人片っ端から話しかけてる男子が浮きかけてるけど。
自席でこの入山さんが来るのを待つ。暇つぶしに教室を見わわしているとカメがいた。机の上に乗ってる。目の前にクリップボードとペンが置いてある。コミュニケーションとれるの?とりあえず話しかけに行ってみる。席はそこまで離れてない。僕の斜め後ろにカメがいる。「「ねえ」」クラス全員に話しかけていた生徒と声かけるタイミングがかぶってしまった。
同時に声をかけてしまって戸惑ってたらカメがペンを
なに?と書いてあった。マジで言葉理解してたよ。それを見たあのコミュニケーション能力がやばいやつが話しかけてた。
「名前なんて言うの?俺は宮守良治。そうだ。こっちの人も俺は宮守良治。二人ともよろしく」…なんか声が大きくて耳が。カメの方はこの声の大きさに特に何も思ってないようにペンで何か書いてる。待ってる間に自分の自己紹介をすませてしまう。
「僕は馬瀬正乃です。よろしくお願いします。」他に何か言った方がいいかな?と悩んでいる内にカメが書き終わってた。(見ての通りカメの亀朗です。悪い亀じゃないよ)…この亀、改め亀朗僕より自己紹介が面白い。悔しい。亀なめてた。さてそろそろ先生が来るだろうから席に戻る。まだ隣となりだという入山さんは居なかった。
SHRの時ギリギリに来た。初印象はかわいいけど何か違和感のある人だった。先生が来るまで亀朗しか見てなかった。
自己紹介が始まった。最初かどうかドキドキしてたら最初は先生が最初にやってくれるらしい。最初の自己紹介が一番きついと思う。
「えーっとこのクラスの担任を受け持つことになりました。中津川桜です。まだ三年目で未熟者だけどよろしくお願い。その後この学年の生徒指導担当も押しけられたから問題を起こしたら私に説教されるからね。まあ仲良くしてください」
まとまってないけどいい自己紹介な気がする。次は入山さん。その後が僕。緊張する。
「…入山です。亀朗の親友です。」座った。次僕?深呼吸をしっかりして席を立つ。
「えっと、えっとあー馬瀬正乃です。今年の目標は高校に慣れて友達を作ることです。よろしくお願いします。」よし終わった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます