御伽症・もも太郎 御伽症・おむすびころりん

………これって自己紹介しないとダメかな?

…亀郎に頼んだら怒るかな。

しょうがない、頑張ろう。

入山理有。御伽症。

題名[もも太郎]

能力[動物とコミュニケーションをとる能力]

副作用[一時間ごとに60000kcal消費する]

…ほかに何をしろと?

犬に聞く。黒と白のマダラのわんこ。わんだって。可愛い、癒される。尻尾を振りながらのワンじゃなかった。そこはまあ悲しいけどこれで頑張れる。


中学の頃の話をしようと思う。何故なら話題を考えるのダルいから。

中学の時は義務教育で毎日のように学校行かされた。それで得るものがある人もいるんだろうけど私が手にしたのはボッチの称号だけ。

こんなことならカラスとお喋りしてた方がマシだった。あの人達本当に頭がいい。無駄なことに容量を使っている人とかより断然。

人と話すの辛い…基本的に人とのコミュニケーションは頷いたり首振ったりするだけだし。ということでここからは語り手を変えます。

こちら私の親友、石亀の亀郎です。


(よくわからないことを理有から押し付けられたから頑張ってやりたいと思います。)

(まず俺のこと。)

(俺は石亀だけど珍しい御伽症。)

(題名はおむすびころりん)

(ネズミの巣におむすびを落とすと音が鳴るということに気付いたことが印象に残っている。)

(そんな俺の能力は思考力の上昇)

(その辺の人より頭がいい自信がある。)

(ただ頑張って勉強している人には多分勝てない)

(そのぐらいの頭の良さ)

(副作用は24時間につき30000kcal消費すること。)

(まあ妥当だと思う。)

(亀がこんなにも流暢に喋るようになってるんだから)

(俺のことはこれぐらいにして理有のことを話そうか。)

(俺は理有が生まれる前からずっと理有の家で飼われてた)

(理有が物心ついた時、鍵っ子だった理有は俺と一緒に過ごしてた。)

(幼稚園の様子も理有からよく聞いた。)

(そして理有が小学校に上がる年の三月。確か卒園式が終わってすぐの頃俺と理有が御伽症を発症した。)

(理有と俺はずっと一緒にいた。)

(それこそ些細な変化さえ気づけるぐらいに。それにそもそも会話が出来たし)

(俺と理有が御伽症を発症してからは学校すら一緒にいた)

(先生を説得して俺をクラスで飼う扱いにして、水槽を取り付けさせた。)

(休み時間の度俺のとこに来ては国語の授業でわからない所を聞いてくる。)(そんな毎日だった。なんたって俺は文系ですから。ただ算数は高校3年ぐらいの内容しかわからないと思う。)

(タブレットで調べたら色々出てきた。)

(けれどそんな生活を一般常識という名の鎖は許さなかった。)

(国語の先生には疑問を聞かず亀に聞くせいで国語の先生からは疎まれ)

(他の児童からもまともに話してるのが亀だけだから気持ち悪いがられ)

(裁判起こしたら確実に勝てるというところまでやられてた。)(…当然解らせてやったよ。裁判で)

(理有が限界が来たのがその年の二月。)

(あまり弱音を言わない理有が助けてと懇願してきたのだ。)

(ここまでされて助けない奴があるか)

(そして最初に俺はいじめの矛先が俺に向くように仕向けた。)(俺は多分司法試験に合格できない。)(ただこの仇は自分でとりたい)

(なら俺が被害者になって俺が訴えてその余罪として理有の奴も裁かせればいい)

(あいつらの目が最初は舐め腐ってたのがだんだん殺意込められてくるのが今でも容易に思い出せる。)

(さて高校ではどんな奴がいるかな。)(できれば理有と仲良くして欲しいんだが)


亀郎の御伽症 まとめ

題名[おむすびころりん]

能力[思考力の上昇]

副作用[24時間ごとに300000kcal消費する]

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