御伽症・花咲か爺さん

僕は御伽症と幼馴染以外これといって特徴的がないです。

名前は佐原謙太。珍しいと言うほど珍しくない名前。僕のことだけなら唯一と言っていい特徴は御伽症にあります。

題名[花咲か爺さん]

能力[善人には幸福が舞い降り悪人には不幸が舞い降りる能力]

副作用[悪人を不幸にしたら自分も不幸になる]

というもの。花咲か爺さんでこんな描写なかった、と思ってくれた人、ありがとうございます。僕の唯一の個性を潰さないでくれて。気づいてしまった人がいるなら僕は泣きます。

僕はここ掘れワンワンの犬からこの能力を得ました。ここが印象に残っている人少ないと思います。そう願っています。

ただ使いにくい所は悪人善人の区別を僕がつけられないということです。

基準は僕自身に害意を抱いている時と僕が大切にしているもの、人に害意を抱いてたりする。この二つです。

だから気軽に使えません。僕がまだ純粋だった小学生のころ、当時の担任がペンをなくしました。それを担任が善人だと信じていた僕は幸運で運んで来ようと思いました。結果はペンが来るどころか、どこからか飛んできた包丁にぶつかりました。幸い命に別状はなかったらしいですが。俺はどこからか飛んできたボールが顔に綺麗にあたって倒れた。

これは後で分かったことなのですが僕と幼馴染、大月礎が担任に殺害されかけたらしいです。動機は…忘れました。まあどうでもいいことなのでまあいいでしょう。

そしてあの人の闇を知ったあの事件から五年。僕は今年から高校生です。今では立派な依存体質になりました。礎がいないと外に出るどころか電話すら取れません。


今日は記念すべき礎の誕生日なのです。サプライズは無理なので買い物に連れていってなにかおごるのです。僕の誕生日が10月25日、礎の誕生日が4月4日なので僕が先にお祝いします。去年は中性的な服をプレゼントしました。今年は何にしましょうか。


ここからは読まなくても構いません。作者の懺悔です。

牛寺より 

今回の話は短めです。えーとこういうの初めてでどういえばいいのかわかんないんですけど余計な水増しはどうか思ったのでこの長さにしました。

次回は礎君の事に焦点を当てながら買い物です。

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