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こちらの吸血鬼は、なんとなくユーモラスな日常が透けて見えて、このような作品も好きです。
そんな彼らが人を狩る際には一変する様相が思い浮かぶのは、そこかしこに微かに窺うことが出来る吸血鬼の残忍さを忍ばせた澤田さまの筆力でしょうか。
それにしましても、人を狩る時の
吸血鬼って色気がありますよね。
読んだのがアン・ライスの『夜明けのヴァンパイア』や古典の『女吸血鬼カーミラ』とかだったからかしら?と思わないでもなく…。
澤田さまのおすすめ作品の三部作を、読んでみたいと思いました。
図書館で借りてこよう!楽しみ!!
しかし、図書館が蔓延防止なんたら〜で休館中なので、それが終わるまでは我慢です。
休館中なのは満員電車のような図書館なんだからだ、と、自分に言い聞かせております。
いつ行ってもガラガラに空いて見えるのは、多分、きっと、間違いなく、私だけなんですよ。
※追記失礼致します。
ふふ。
実はかく言う私も、澤田さまと同じ妄想をしておりましたので、かのような言い方でございました。
おそらく、たくさんの方々が、いらっしゃる筈。私も、知らずのうちにその身体を『通り抜け』たりしているのだと(笑)
作者からの返信
石濱ウミ様
連投の澤田啓でございます。
人が血を吸う不死の怪物である吸血鬼に、何となくエロティシズムを感じるのは『人間の形をした生き物(?)が、首筋等に口付けをして血を啜る』と云う行為に由来しているのでしょう。
※絵面としては、欧州の貴族的な美麗吸血鬼に限定されると思われますが。
私もアン・ライス女史の『夜明けのヴァンパイア』シリーズ(ヴァンパイア・クロニクル)は読了いたしました。
怪物 vs 人間の図式ではなく、夜の怪物達が織りなす愛憎劇の切り口が面白かった記憶があります。
※ただし、私にとっては同性愛的な表現を含むロマンスの部分が強すぎて……他の方にオススメするのは少し気恥ずかしかったりしなかったり……(笑)。
図書館の閉館についてですが、まともに正論を述べると『公立の公共機関が非常事態宣言下に開館することは不可能ですよね〜』としか言いようがないのです。
しかしながら再び怪奇な幻視を以って想像すると『多重世界の交差する蔵書機関(アカシック・レコード)である図書館には、次元や時代を超えた……私達の視界には映らない多数のお客様が来館し、図書館の司書達だけに見える数多の人命を新型コロナウィルス感染症から守る為、図書館は閉館せざるを得ないのだ』等と云う、ヘンテコな空想に思い至ったりしてしまうのです。
つまらない妄想にお付き合い戴き、申し訳ございませんでした。
2021.6.7
澤田啓 拝
お久しぶりです、斑猫です。
こちらの作品の吸血鬼は中々バイオレンスですね。
結構創作中での吸血鬼って、モンスターの中では強いというイメージが結びついておりますよね。今回の内容も、簡潔ながらも強さと不気味さと残忍さとが出ていたと思います。
ではまた。
作者からの返信
斑猫さま
ご無沙汰しております、澤田啓です。
応援コメントを頂戴し、ありがとうございます。
ステロタイプの吸血鬼ではなく、一風変わった風情の吸血鬼を愛する私ではありますが……不死の怪物らしく無慈悲で、人が蟻を踏み潰すが如くに人間を喰らう強き捕食者たる吸血鬼の日常を描いてみました。
長編の吸血鬼譚もそろそろ再開したいと思っておりますので、そちらの方もご愛顧して戴ければ幸いです。
2021.6.2
澤田啓 拝
コメント失礼します。
おすすめのキム・ニューマン著『ドラキュラ起源』、『ドラキュラ戦記』、『ドラキュラ崩御』の三部作を購入し、ようやくドラキュラ起源を読み終えた次第です。
なかなか読み応えがある厚みでした。
吸血鬼の話は、プラムストーカーの子孫の方が書いた話を読んで以来かもしれません。
なるほど、ドラキュラが勝った世界観ですね。
史実と、創作が入り混じった感がいいです。
作者からの返信
海青猫さま
こんばんは、澤田啓です。
応援コメントを賜りまして、ありがとうございます。
ドラキュラ起源に始まる三部作はまさしく、史実と虚構(の登場人物)が入り乱れて物語を構築して行く展開は、私の嗜好に合致するトンデモ歴史浪漫なホラ話なのです。
日本の小説でも『屍者の帝国』(伊藤計劃 × 円城塔:共著)に、同様の構築がなされていて興味深い物語でした。
主流ではない物語世界だとは思いますが、今後……このようなジャンルが盛り上がればと個人的に祈っている次第です。
2021.7.25
澤田啓 拝