魔法少女の敵なんだが魔法少女に好意を寄せられて困ってる

とあるメッセージアプリでのやりとり(桜井莉緒)

『まだ起きてる？』

　　　　　　　　　　　　　　　　　『起きてる』

『そうなんだ』

　　　　　　　　　　　『何か用でもあるのか？』

『特に無いよ』

　　　　　　　　　　　『無いなら余はもう寝る』

『あ』

『ちょっと待って！』

『ある！用あるから！』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　『なんだ』

『最近どうかなぁ〜って』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　『普通だ』

『学校で寂しくない？』

　　　　　　　　　『余を何だと思っているのだ』

『だって、宇野くんなんだもん』

　　　　　　　　　　　　　　　　『別に普通だ』

『本当？』

『寂しくなったらいつでもこっちのクラスに来て良いんだよ』

　　　　　　　　　　　　　　　　『寂しくない』

『大丈夫？』

『意地張ってない？』

　　　　　　　　　　　　『張るわけがないだろ』

『心配だなぁ』

　　　　　　　　　　　　　『もう寝ていいか？』

『え〜』

『もっと話そうよ』

　　　　　　　　　　　　　　　　　『もう眠い』

『頑張って！』

『起きて！』

　　　　　　　　　　　　　　　　　『もう寝る』

『あともうちょっとだけ！』

　　　　　　　　　　『ダメだ、まぶたが重たい』

『フレ〜フレ〜！！』

『まぶた！』

　　　　　　　　　　　『よっしゃ！頑張るぞ！』

　　　　　　　　　　　　　　『とはならんだろ』

『じゃあ明日もお話ししようね♪』

　　　　　　　　　　　　　　　　　『はいはい』

『本当に？』

　　　　　　　　　　　　　　　　　『はいはい』

『適当に返信してるでしょ』

　　　　　　　　　　　　　　　　　『はいはい』

『じゃあ週末家来てね♪』

　　　　　　　　　　　　　　　　　『はいはい』

『泊まりね』

　　　　　　　　　　　　　　　　　『はいはい』

『一緒に寝てもらうからね』

　　　　　　　　　　　　　　　　　『はいはい』

『じゃあ決まりね♪』

『週末空けておくから』

　　　　　　　　　　　　　　　　　『はいはい』

〜7時間後〜

　　　　　　　　　　　『適当に返信し過ぎてた』

　　　　　　　　　『取り消すこと出来ないか？』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　『おーい』

　　　　　　　　　　　　　　　『返事してくれ』

　　　　　　　　　　　　　　　『余が悪かった』

　　　　　　　　　　　　　『まだ寝てるのか？』

　　　　　　　　　　　『実はもう起きてるだろ』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　『おーい』

　　　　　　　　　　　　　　　『生きてるか？』