第105話
「ナイトメア〜こっち手伝って〜」
「今そっちに行く」
「ちょっと、まだこっちが終わってないでしょ」
「悪い悪い」
「ナイトメアさん、全部終わったらこっちもお願い出来ますか?」
「任せとけ」
余は今ナイトメアの状態で、よく分からない無人島に飛ばされてしまっている。
せっかく新しい情報が手に入って、頭の中で整理出来かけていた時に…。
しかもこのナイトメアの状態で魔法少女どもにこき使われている。
それもこれもあのデカブツのせいだ!
***
〜3週間前〜
「今回こそは勝たせてもらうぞ!」
もう余の頭はパンク寸前だから、ストレス発散のため魔法少女どもをボコボコにする。
「本当に懲りないね」
「いつもいつも同じセリフだね」
「私たちは絶対に負けません」
桜井莉緒と高宮千沙はもう呆れている感じで、九重菫は真面目だから余から目を離さない。
今、目の前にいる九重菫を見ていると普段の九重菫とのギャップがすごい。
そうなんだよ、あいつは元々ああいう真面目な奴なんだよ、もう余が真面目な九重菫を見ることが出来るのはナイトメアの状態でしか無理だ。
「そうやって余裕ぶっていられるのも今のうちにだからな」
「あーはいはい」
「それもまた同じこと言ってる」
「今回も勝たせてもらいます」
こいつらは…、合体技だけの奴らが何をそんなに偉そうにしているのだ。
本当に今回こそは、今回こそはこいつらに勝って地球を征服してやるからな。
「ほら、かかってこいよ」
「いや、そっちがかかってこなくていいの?」
「うるさい!ハンデをやっているのだ!」
「いつもそっちが負けてるのに」
本当にこいつらはムカつく奴らだ。
じゃあ望み通り余の方からいってやるよ!
「ウルサァァァァイ」
デカブツが遠くの方で現れた。
いつの間にかデスゴーン、いや、メッカがやってきていたのか。
こんなタイミングは初めてだな、魔法少女どもに集中しすぎて気づかなかった。
メッカも余と魔法少女どもがいるから2対1になるとあっちが不利だからな。
別に余と魔法少女は仲間ではないが、敵の敵は味方とも言うしな。
最悪、手を組んでメッカを倒すことが出来ると、メッカは思ったからなるべく目立たずに怪人化だけしていったのか。
「おい、一旦中断だ。あの邪魔な奴をを倒してくる」
「待って!あんたは何をするか分からないからあんたには任せられない」
「別に何もしねぇよ、あのデカブツを倒してくるだけだ」
「敵の言うことなんか信じられるわけがないじゃん」
「だから、別に何もしねぇって、お前らだと手こずるから代わりに倒してやるって言ったんだ」
「私たちだって別にあなたの力は必要ありませんから」
「思っているより弱いからな、お前らは」
「その弱い奴にいつも負けてるくせに」
「なんだと!」
「ちょっと待ってください、怪人化がこっちに何か放ってきそうです!」
「ヒトリニサセロォォォォォォ」
デカブツの口から放たれた攻撃が飛んでくる。
余たちはあたりにも不意だったため、余たちはその攻撃を受けてしまった。
そして、次に目を開けたら一面に海が広がっていた。
は?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ということで魔法少女と無人島生活です。
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