10-7 権力と金と男気


「男だったら意中の女子おなごの1人や2人さらうくらいの男気を見せろ!」


 えぇ…………? さらうて。俺は軽く引いた。


「お主は金も武力も権力も何でもあろうに、女子1人になぜ尻込みする必要があるのだ!」

「別に尻込みしてるわけじゃ」

「尻込みじゃなかったらなんだというのだ? うだうだ言いおって。相手はたかだか街の警備兵風情ではないか? 敵同士などという因縁の関係でもあるまいに、連れていきたいなら家族に金でもやればすべて万事丸くおさまろう!」

「金をやるって……」


 ……丸くおさまるか?


 インは乱暴にランゴシュにかじりついた。咀嚼しながら話を続ける。


「金は金だ。奴は平民の女だ。んぐんぐ……金のある家ではない! 家に金を入れるために兵士をやってるというならこっちで家に金をやればいい話だ。違うか?」


 そりゃそうかもしれない……のか……?

 いやいや。インの勢いに負けてるだけだ。


「婚期を逃した娘に目をかけてやっている上、金までやるのだ。親は断るわけがなかろう。妾だろうが情婦だろうがな」


 妾とか。インは残ったランゴシュを勢いよく頬張り、不機嫌そうにそっぽを向いた。

 言わんとしてることは分かるが……言い分が完全に貴族というか権力者のそれなんだよな。……実際俺たちは権力者だけど。というか大陸の支配者だけど。


 それにしてもここまでドストレートに言いのけられるとインの言う通りの男にも思えてきてしまう。

 インの言うところの意中の女をさらえもしない男気のない男に。そして男気がないことが悪いこと、男として欠陥であるようにも思えた。


 男気が快男児のような気性の方を指すなら、自分に男気はあるとは微塵も思っていないが……てか、さらうとか倫理観ゼロかよ。昔の貴族たちはやってたかもしれないが時代錯誤もいいところだ。傲慢すぎる。


 だんだんムカムカしてくる。俺まだ転生して1ヵ月も経ってないんだぞ。


 金と権力に物を言わせるのが男気なわけないだろ。で、逆らったら処刑なんだろ? クソ貴族じゃないか。

 だいたい育った環境と恋愛観が違いすぎる。インはそもそも人外で守護神だし、恋愛の類は分からないだろうけどな。


 何を言ったものかも分からないし、苛立ちと興奮のせいで何も言いたくなくなってもくる。やがて部屋には沈黙が訪れる。

 姉妹の方を見てみれば、不安そうな面持ちで成り行きを静かに見守っていた。ディアラと目が合う。ディアラは慌てて目を伏せた。……恥ずかしいところ見られたな。


「言い返さんのか」


 と、こちらを見ないままにイン。俺は苛立ちのままに鼻を鳴らした。


「自分のことは貴族っぽくない男だと思ってるよ。別に男気もないし。アレクサンドラを権力で屈服させたいとも思ってない。金はあげてもいいけど、自分たちの仲を金でどうにかしたいとはとくに思ってない」


 姉妹も聞いてるので俺が転生者であることは言えないし、確かに俺たちは権力者という言葉も足らないほどの権力者ではあるが実際のところは爵位すら持ってないし、さらには苛立っていたのもあって、そんな投げやり気味な返答になる。


 再びしばらく無言の時間が流れたが、インがため息をついた。


「お主は“私らとは違う”かったの。すまん。だいたい私が世の色恋を語るなど、ジ……笑い者になるだけだな」


 インは椅子にあぐらをかき、腕を組みながら一転してそう謝罪した。

 ジルと言いかけたんだろうが、やはり色恋の類はインの本分ではないようだ。茶々は入れてくるけどな。


「いまさらではあった。お主が無闇に権力をふりかざしたくない男であるのは」

「まぁ……恋愛に関しては少なくとも」


 日常だと、俺たちの未成年の顔ぶれ的にはある程度権力も誇示しないとやっていけないことは身をもって理解している。

 だが、恋愛でっていうのは敷居が高すぎる。というか無理だろ。なんだよさらうとか金を渡せばすむとか。


 とくに話を繋げる意思がないのか、なにか考えているのか分からないが、インは目線を落としてしまい、間が空いた。

 その間に俺の荒立っていた心境もいくらか落ち着いてきて、自戒の念も到来してくる。インも謝ってきたし、落ち着こう。


「そういう人はいなかった?」


 とりあえず穏便に会話を再開するためそう質問してみる。インが片眉をあげた。


「色恋に権力や金を使わん貴族か?」

「まあ、そう。……別に純愛主義っていうわけじゃないけど」


 セフレがいた俺が純愛を語るなんて土台おかしな話だ。セフレがいる人たちのなかではおそらく純情であったという自覚はあるが。


 インは目線を落とし、やがて軽く首を振った。


「さあの。いたかもしれん。ただ、その思惑はほとんど成功せんかったろうし、成功させたとしても単に『駆け落ちが上手くいった』だけが関の山ではないか? その先の幸福の時間など泡沫のように儚いものだろうしの。貴族の息子が家を出たあとに金を稼げるとも思えん。家の名を使わぬのならなおさらな」


 その通りだろうが、リアリストだな。貴族の息子なら英才教育を受けてるだろうし、まったく可能性はないわけじゃないと思うけど。


「思惑がほとんど成功しないってどういうこと?」

「ん。……家の者が叱ったり家に閉じ込めたりするだろうからの。自分の家の持つ権力やその力の効力に異を唱え、抵抗感を示すのは、たいてい心構えのできておらん若いうちでな。色恋に持ち込まんのならなおさらであろ」


 まあ、そうだろうな。


「平民の女や侍従との駆け落ちなどその顕著な例だ。貴族家はたいてい血統を重視するし、平民の女は情婦としか見んからの。よくて妾だ」


 なるほどな。笑えるくらい権力主義でまったく情緒の欠片もない話だが、中世ものの創作でもたまに見るやつだ。亡くなってしまったベルガー伯爵の件も脳裏によぎる。


「駆け落ちは知っておるか?」


 というインの質問にもちろんと頷く。

 ……ああ、インは俺が駆け落ちをするのかと頭によぎったのかもしれない。


「俺自身は駆け落ちはしないと思うけどね」

「なぜだ?」

「……男気がないから」


 本当は若くないからというのが解答だったが、姉妹もいるし、そんなしょうもない解答になる。高校生の見た目でさすがに若くないというのはおかしい。


「それに、」


 なんか少しウケたようで、インは薄い笑みを浮かべていた。なんだよ。


「くく。すまんの。……それに、なんだ?」

「インや姉妹の元を離れるほどじゃないよ、別に。それにちょっと……やってく自信がない」


 生活はできるだろう、いくらでも。俺には金はあるし、力もある。転生前に発揮してきた社交力がこの世界でも多少は通じることは分かっているし、相手も俺を良家の者に見やすいなら、これまでと似たような轍を踏めばいいだけだ。でも、せっかく得た“家族”は失いたくない。

 仮に駆け落ちに七竜たちが関与しないというなら、俺は誰にも転生者であることを言わないかもしれない。理解者が今後ずっといなくなるのは正直辛い。先々が思いやられる。……でもゾフがいるし、どこか行っても足はつきそうだな。


「ふっ。賢者は男気はあまり持たんからの。唯一の明確な欠点だな」


 インの表情はずいぶん晴れていた。駆け落ちに対する不安があったのかは分からないが、自分たち――もしくは母親を重視したからだろう。

 俺からすればそういう次元の話でもないのだが、ぱっと見は確かに俺がマザコンにも見えなくもない。少年少女が言い合いをしているだけという外見上の見た目は置いておいて。しかし賢者?


「賢者?」

「お主のことだ。知的好奇心が強く、向上心もあり、分別をもって増長や我欲も制御できる。立派な賢者だ。特許も申請したしの。そのうち魔法開発にも着手するのではないか?」


 インは満足気にそう話した。

 魔法の開発はできるならチャレンジもしてみたいが、賢者呼ばわりは正直やめてほしいんだけど……。


「賢者はやめてよ」

「うん? なぜだ?」

「なんか……ダサいじゃん」


 はは、賢者がダサいかとインが笑う。ダサいだろ? いや、この世界ではどうか知らないけど。


「ちなみに賢者は名誉にも興味がないぞ。己の功績に比してな」


 俺は肩をすくめて、そうかもね、と同意した。研究者や求道者の延長が賢者だというならそうだろう。


>称号「賢者には興味がない」を獲得しました。


 そんなところにノック音が聞こえてくる。


「ダイチ様。焼きトウモロコシをお持ちしました」


 マクイルさんだ。ピリピリしていた時でなくてよかった。

 ヘルミラが半ば立ち上がってこちらを見てきたので、開けていいよと頼んだ。


 入ってもらうと、マクイルさんはワゴンカートを押してくる。ワゴンカートはルカーチュさんが使っていたものだ。それからマクイルさんは余ったトウモロコシの入った木箱も部屋に持ち込んできた。


 ワゴンカートの下の段に赤い竜が描かれた白い茶器や茶葉入れと、中世的な人の絵が描かれた陶器の小鍋と小ぶりのお椀があるのが目に入る。お茶淹れてくれるかもな。

 焼いたトウモロコシの香ばしい香りも漂ってきた。香りの中にはバターもあった。オリーブオイルで焼くだけかと思っていたが、ひと手間加えてくれたらしい。中にはほのかにグヤシュの香りもあった。ついでに持ってきたのかな? グヤシュは買う必要なかったな。


「おお、懐かしい香りだのう~」


 インはソファを軽く飛び降りてワゴンカートの元に行った。もうどこからどう見てもおやつにはしゃぐ子供だ。肩をすくめつつ俺も向かう。


 マクイルさんが銀ブタの1つを開けると、綺麗な白い陶器製の大皿にカットされた焼きトウモロコシが並んでいた。表面には焦げがあり、食欲をそそられる。

 傍の銀色のカトラリーケースには短いフォーク――もちろん“穂先”は2本だ――のようなものが何本もあった。フォークと言っても持ち手は太い針金で二等辺三角形のような形をつくっている。フォークじゃないのか?


「ラカースとグヤシュもお持ちしたので、よければお召し上がりになってください」


 やはりグヤシュも持ってきたようだ。

 マクイルさんはもう1つの小さい方の銀ブタを開けた。バスケットに布とラカースが入っていた。


「わざわざありがとうございます」


 マクイルさんは微笑したあと、「お茶はお飲みになりますか?」と訊いてくる。やはり淹れてくれるようだ。


「じゃあお願いします」


 お茶はエリドンとシャンピンだったので、エリドンにした。さきほど苛立ったせいか、甘いものが飲みたい気分だった。

 姉妹もエリドンで、インも「じゃあ、私もそれでよい」とエリドンになった。仲良しか。ま、家族が仲いいのはいいけどさ。


 お茶が淹れてられている間、カトラリーケースのフォークのようなものについて訊ねてみれば、トウモロコシの両端に刺して使う食器だという。名前もあり、そのままコーンホルダー。

 なんでも蒸したトウモロコシを持つときに熱いので、代わりにこのコーンホルダーを刺して持ち手にするのだとか。今回は蒸してはいないし、近頃は使っていない道具だったらしいのだが、せっかくなので持ってきたらしい。


「――お主も食してよいぞ、マクイル」


 インが姉妹のお茶を淹れているマクイルさんに“食べる許可”を出した。インは既にトウモロコシをかじっている。


「いえ、私は」

「腹が減っとらんか? 美味いぞ?」


 インは気さくに言ったものだが、使用人として答えづらい質問だろうなと思う。俺もかつてルカーチュさんを誘った身だけどさ。


「では、お一つだけいただきます」


 と、慇懃にマクイルさん。結局折れたらしい。

 俺もトウモロコシは食べる時の見た目的にあれかと思って、お茶の方で誘うか一考してたけどさ。


「そこのテーブルのイス使っていいので」


 俺は化粧台――実際の化粧台のように鏡はない――に備え付けのイスを指し示した。マクイルさんはありがとうございます、とお礼を言った。


 適当なところで俺もコーンホルダーを使いつつトウモロコシをかじってみる。うん、普通に美味い。バターがよく効いてる。

 姉妹も食べだして、俺に美味しいとコメントした。よきよき。


「マクイル。お主はこの屋敷に務めてどのくらいになるのだ?」


 と、食事が始まってしばらくしてインによるそんな質問。

 マクイルさんはトウモロコシを口に持ち上げようとしていた手を戻した。


「今年で35年になります」


 35年。大ベテランだ。


 それにしても、スーツっぽい服に綺麗に伸ばした背筋に洗練された優雅な手つきに。椅子に座らせてトウモロコシにかぶりつかせているのがなんだか申し訳ない気分になる。


「ほお。長いの。息子や嫁はおらんのか?」

「31になる息子がノーディリアンに。妻も息子夫婦と一緒に暮らしています」


 結構若い頃の息子か。


「一緒に暮らしとらんのか。なぜだ? 仲が悪いのか?」


 あんまりつっつくなよと内心で思いしつつ、俺も興味はないわけではないので黙っておく。

 なによりインの話術はだいたいうまくいくし。日本式の話術は……たぶんちょっと気遣いがすぎるんだろうな。欧米では主張がなさすぎるとされるように、ここの人たちにはもっと感情と意思を出していいのかもしれない。


「いえ、そういうわけではございません。息子はノーディリアンで貴族様にお出しする家畜たちの世話をしているのですが、妻も元々家畜の世話をしていた農家の出の者なのです」

「ほう」

「私は金櫛荘での仕事がありまして。ケプラから離れるのは難しく、妻も息子夫婦の仕事を手伝いたいと打診してきたので受け入れた次第でございます」


 なるほどね。畏まった言葉遣いのせいで家庭不和の可能性も危惧してしまうが、マクイルさんの話し振りはいたって落ち着いている。

 もっともマクイルさんの敏腕ホテルマンっぷりを見るに、客を前にしてその辺で感情的になる人のようにも見えないけれども。


「ノーディリアンか。ヘッセーは先日行ったのだがの。ノーディリアンは行かなかったな」


 インがそう言って俺に視線を寄せながらトウモロコシをかじった。さすがのインでもトウモロコシの早食いはまだ不慣れなのか、いまだに1個目だ。


「そうだね。行きたくはあったんだけどね。マイアン公爵は料理について色々詳しいみたいだったし。伝手がなかったから言っても話したりはできなかっただろうけど」

「料理の何について聞きたかったのだ?」

「肉串のタレとか、あの辺のことだよ。米とか味噌汁とかレシピとかさ」


 インが思い出したような調子で「おお、肉串のか」と言った。そうして、「ふうむ」とトウモロコシを片手に腕を組んだ。


「それは残念だのぅ。公爵か……公爵はちと話は難しいの」

「ん? まあ」


 それから『我々は王や一番偉い司教なら話はできるんだが、それ以外となると簡単には話はできんのだ』と念話。

 王や総督司教相手に、料理について訊ねるのか? ゾフを使って? 公爵相手もたいがいだが、グルメなマイアン公爵なら話が分かるにしても八竜の威厳はまったくなくなるな。


「いずれ分かるよ。別に急いでるわけじゃないしね」

「うーーむ。仕方ないの」


 インは実に無念そうに息をついて、トウモロコシを改めてかじった。


「息子さんの家畜の肉は金櫛荘でも出ているのですか?」


 話題を戻してみると、「ええ。貴族様の分がありますのでそれほど多くは仕入れられませんが、在庫に余裕がある時には送ってくれています」と、マクイルさん。


「身内ということで値引きしてもらったり?」

「ええ。多少は」


 マクイルさんは微笑してそう答えた。仲はよさそうだ。


「親子仲がいいんですね」

「幸い……そのようです」


 そう答えるマクイルさんは柔和な表情のまま、目線を落とした。自分の幸福を噛みしめるようにも見えた。いいことだ。


 ふと、明日の出発について聞きたかったことを思い出した。


「そういえばなんですが。俺たちは明日ここを発ちますが、いつ頃に出た方がいいとかありますか?」

「お時間の方でしたらいつでも構いません」


 まあ、そんなところだろうとは思っていた。七星印もあるし、おそらく宿泊日程が過ぎても無理は通せるだろう。しないけど。


「なにか準備がございましたらお手伝いしますが」


 準備?


「準備というと……」

「積み荷の運搬や旅路に必要なものがありましたら仰ってください。ご出発は明日とのことですから、取り急ぎ準備させます」


 ああ~、積み荷の方はともかくVIP扱いだもんな。


「支度はおおよそ終わっておるのであろ?」

「だいたいね。思い浮かぶ分には。馬車への運搬とかはまだだし、詰め所に挨拶に行ったりはするけど」


 姉妹にも訊いてみたが、とくに思い浮かぶものはないらしかった。


 一応魔法の鞄からバインダーを取り出して、取ったメモの内容をざっと見ていく。


 残りは3項目らしい。


 食料品と、予備のポーションやエーテル、鎧拭きの布の方はこの後用意するのでいいとして。

 馬用の装備や結界魔法の魔道具、荷台につける耐火装備などが手つかずだった。聞くのを忘れていたが、これはグライドウェルの人たちがどうにかするんだろうか。


「馬用の装備、結界魔法の魔道具、荷台につける耐火装備が手つかずで残ってるね。グライドウェルの人たちが用意しそうだけど聞き忘れてたよ」

「私が馬車に防御魔法貼っておくぞ?」

「それでもいいんだけど。インの魔力も底無しじゃないし、見た目もさ。何にもないより馬車の装備もある程度しっかりしてる方が安心じゃない?」


 インは片眉をあげ、首を傾げて、「んー」と軽くうなった。もちろん咀嚼はしながら。

 ていうか、馬車の装備が豪華だと賊が目をつけてくるっていうなら、あんまり厳重じゃない方がいいのか? その辺の感覚はどうなんだろうな。


「確かに今回は長旅だしのう……。さすがに持たんか。エーテルもあるが」

「時間ある時にグライドウェル家に相談しに行ってみようか」

「そうだの」


 そんな堅い話のあとは焼きトウモロコシティータイムもとい昼食タイムに戻り、俺たちは改めてソラリ印の焼きトウモロコシを堪能した。ランゴシュはもちろん、ラカースもグヤシュにつけて食しつつ。

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