9章の登場人物+α(思案する女編)
< 幕間:思案する女編 >
〇 ウルスラ・デッカートLV63 ……
火魔法の達人であり、《
※サズラブLV27 …… 山賊団<夜啼きのキツツキ団>の頭目。かつてボジェクに捕縛され、強制労働を強いられていた男。そのため、兵団の壊滅は誰よりも喜び、手薄になったセティシアに襲撃の計画も立てたが、駐屯していた
※ホンヤックLV22 …… <夜啼きのキツツキ団>の構成員。サイコロゲームをしていた折、ゲームに負けたことと兵団の話題により苛立っていたサズラブにより殺され、襲撃が断行されるキッカケとなった。スーチカとは気の合う仲だった。
・スーチカLV23 …… <夜啼きのキツツキ団>の構成員。射手。セティシアの襲撃計画には内心で反対していたが、ホンヤックを殺したサズラブに逆らえず参加。襲撃の失敗により逃亡し、ブラナリに一世一代の一撃を見舞ったが、ブラナリの騎馬術に避けられた末、処断された。
・ブラナリLV65 …… 42歳。陣風騎長の隊長。黒髪黒眉、濃緑目のやや垂れ眉。ランス使いの名手で
身長は低め、ヒゲも薄く、体格にしてもそこそこであり、総じて見てくれはやり手の兵士風に留まり、ブラナリのことを知らぬ者からは副官のヴェンデルが隊長ではないかと間違われることがある。あまり表情豊かではなく、無駄口もあまり叩かない孤高な男だが、優れた戦略的思考の持ち主。一方で、口を開けば仲間内でも歯に衣着せないので、ときどきいさかい事を起こしてしまう。なお、隊員たちからの信頼は厚い。
女から甘えた声で声をかけられるのが苦手なため式典の類は苦手。女の影はないが、ウルスラには好意のようなものを内に秘めている。馬と接している時は少し表情が緩む。幕間では根性を叩き直す名分で、ハンツに手合わせを申し出、ややいきすぎた嫌いはあったものの《神速螺旋突き》や必殺技の《
・ロアLV31 …… 魔導賢人の隊員剣士。茶髪ショート、吊り目吊り眉。体格はそれほどでもないが、流しの腕は光るものがあり、壁役も担える逸材。ただ実力はあるが指導方面はいまいちで、新兵の育成も兼ねているセティシア派兵において改善・矯正すべき点はいくつかあるとウルスラは踏んでいる。ロア自身も自分のような剣士が魔導賢人の前線に立つには力不足だと日々痛感しつつも、ウルスラの努力家の側面を知っていることもあり、研鑽をやめることはない。ただ一方で、自身に空間魔法の才能があることには微妙な心境でいる。魔法の訓練にはあまり身が入らずにいるがその本当の理由が、魔法の訓練に明け暮れることにより半端な剣士になりかねないことであるとは、ウルスラ含めた魔導士たちはあまり理解してくれないだろうと考えている。
※ジャス・メイソンバッハ ……
※ヒュライ ……
・エディング・マーカス・バッツクィート子爵LV27 …… 40歳。少し長い耳、長方形気味の役人的な顔だち。文武両道で、勤勉家。貧しい小貴族の1つに過ぎなかったが、私兵にイノームオークを持ったことにより躍進し、セティシアの襲撃により殺されたピオンテーク子爵の後を継いで、急きょセティシアの領主になった。マイアン公爵の期待に応えるためやる気には満ちているし、人柄も誠実だが現実を見れていない節があり、ウルスラからすると不安要素は多い。
・マスタス・ベルグフォルクLV58 …… 実年齢60歳。イノームオークの戦士で、トゥロー族の頭領、転じて、ベルグフォルク一派の代表。バッツクイート子爵の護衛。子爵含めた彼ら曰く、子爵は朋友であり、護衛ではあっても従者ではない。市井では怖がられるのが常だが、弱者には興味がないため関心がない。
■ビルギス・マウシュタット …… 賊に占領されていた都市。バッツクィート子爵と私兵のベルグフォルク一派が制圧し、奪還した。
※アズバリ・ダルシャン・テホ …… ムニーラ出身の大商人。ヘラフルの憩い所での会合に出席し、ムニーラの料理を振舞った。亜人を好む癖がある。
・ゼップル …… セティシアの門とヴァレス砦の修復作業における監督官の1人。右目が大きく、口の端に傷のある少々気味の悪い男。ウルスラに話しかけ、彼女の気まぐれと賢さにより、くさびとたがねの2種類の工具がメキラ鋼製になることが決定した。以来、ウルスラを盲信している。名前は出ていない。
※オネスト男爵 …… 資産家のオルフェ貴族の1人。メキラ鋼の鉱山の所持者。
※バーロック …… マイアン領で有名な建築家。ヴァレス砦の修復の役目を担った。
※ジョーラ・ガンメルタ ……
■緑の牧場路|(グリーン・ファームロード) …… オルフェ西部とアマリアの南部の境にある国境道。
※アロイジウス・トムゼン …… セティシアの資産家の1人。領主邸は清掃および改装中のため、新領主に屋敷を貸し出している。
・トリシャ&イタ …… セティシアの貧民街区に住む姉妹。駐在しているウルスラに気に入られ、都市内で案内をしたり、街の案内をしたりしている。
■酔っぱらったネズミ亭 …… セティシアにある食事処。店主はラスト。隠れた店であり、変わり者の小貴族と商人を中心に知る人はごくわずか。貿易で荒稼ぎをしている友人の商人ベンケンがバックについている。料理はそれなりだが、ときどき珍しい料理や酒がやってくるため、通う客からは評判。ラスト、ベンケンともども元兵団長のボジェクと親しい間柄であり、ボジェクにより兵士たちは注意勧告を受けたこともあったため、狼藉を働く兵士たちから被害はなかった店の1つ。
・ハンツ・ラドモフ・イル・ホイツフェラーLV62 …… 44歳。<七影魔導連>は戦斧名士の現隊長。家は伯爵家。赤茶けた髪に、緑目。貴族ながら平民とも気さくに接する人徳厚き好漢として、市民からも人気。神級法具の「ドゥームズデイ・ルーター」が愛斧。《重撃》《断罪》《大顎斬》などが得意で、《瞬筋》によって防御面もそつなくこなす。幕間では酒に酔って絡んできたブラナリの手合わせの打診を受け入れ、公開手合わせを行った。
・ラディスラウス・レデールLV40 …… 56歳。戦斧名士の副官。白髪交じりの黒髪、濃褐色目。濃い口ヒゲが特徴的で、額が広い。レデール家はホイツフェラー家に忠誠を誓い、代々仕えている。片手斧の名手。
・ヴェンデル・ゾンターク …… 42歳。陣風騎長の副官。髪を撫でつけ、目には傷のある貫禄のあるハンサム。男爵家の四男。四男であったことと、勉学もそれなりであったことから、ゾンターク家では半ばはみ出し者として扱われていたが、仕官し、訓練に明け暮れると武人として頭角を現した。陣風騎長の副官になった今は家の者から手のひらを返したように尊重され、結婚を迫られるようになった。ヴェンデルはこの事実と家の者を嫌い、家に帰ることはほとんどない。当初はブラナリのぶっきらぼうな振る舞いと寡黙な性質に戸惑った。だがブラナリの戦士としての実力の方には心酔していたこともあり、辛抱強く接し、ブラナリから副官として信頼されるまでは早かった。自分が隊長のように見られるのが気がかりで垢抜けない風貌にしようと考えていた時期があるが、目敏かったブラナリにより一蹴された。
■チェリーワイン …… フルーツワインの一種。本来フルーツワインは度数は低めだが、<酔っぱらったネズミ亭>で出されたのはテロンドの銘酒を真似たもので度数は高い。
・ラストLV30 …… 49歳。酔っぱらったネズミ亭の店主。元海上貿易人で、支援しているベンケンとはかつて海上貿易を共にした仲。出産で嫁を亡くした年、しばらく海を離れ、故郷であるセティシアで過ごしたい旨を伝えると、ベンケンは支援を申し出た。戦闘員の水夫としても優れ、海賊と幾度となく戦った腕により、一時期攻略者で稼いでいた時期がある。時々、ベンケンの用心棒をしている。ボジェクとは長年の付き合いがあり、彼の死を友人として嘆いた1人。名前は出ていない。
※ベンケン・アルボーンLV18 …… 48歳。オルフェの貿易商人の1人。普段はコロニオにいるが、海路を経てテロンドにいることもある。セティシアにいるラストは友人であり、店を支援している。兵団の壊滅とボジェクの死を聞き、驚き悲しんだが、ラストが生きていることには安堵した。
・ブロンダスLV35 …… 27歳。魔導賢人の隊員の1人で、魔導士。ショートウルフ。それなりに多いヒゲあり。付き人のように常にウルスラの傍にいるロアに嫉妬心を抱いている。火魔法と風魔法が得意。魔法の才に優れ、魔導兵としての実力もあるため、ウルスラからは嫉妬心を制御出来れば、次代の副官候補として考えられている1人。
・デイカー・ヴィジランスLV28 …… 29歳。魔導賢人の隊員の1人。魔導教員の家の次男。力量はそこそこだが、補助魔法はある程度扱え、《魔力量透視》の上位スキルである《深層魔力量透視》を使える貴重な逸材。
・ネーデル・グラシャウス …… アンスバッハ王室の軍務長官。七星派。白髪交じりで、巻き毛が耳にかぶっている。七星を支えている1人であり、七星派であることも知られているが、かといって七影の支援をないがしらにすることもないので、七影からも一定以上の信頼を置かれている。幕間ではブラナリとハンツの手合わせが本格的にヒートアップする前に終わらせた。
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