ホムンクルス異世界竜統記録 ～異世界にホムンクルスとして転生したけど人間として生きてます

9章の登場人物＋α (1)

例によってメモ的なものですが、置いておきます。だいたい名前が出てきた順です。メインキャラ以外の年齢やレベルは変更することがあるので、目安です。

ネタバレ的な内容は置いていません。端役の生い立ちやエピソードは軽いものは置いていますが、これもメモ的なものです。

●〇＝主要人物・暫定的な仲間・幕間の主人公

※＝名前は出てるが会っていない人物|（バルフサで）

■＝用語

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●　田中大地（タナカ・ダイチ）LV280　……　30歳。MMORPGゲーム廃人のサラリーマンだったが、ある日にホムンクルスとしてバルフサの地に転生した。銀竜のインと、ダークエルフの姉妹と旅をしている。目的は、「自分の出生のあらましを知ること」「ダークエルフの姉妹を故郷に送り届けること」と、「世の中を知ること」。他にも「転生者と会うこと」「姉妹を鍛えること」「金策や金の管理をどうにかすること」などもある。

相手を痛めつけることの苦手意識から、意図せず異様に回避に長けた武術家になっている。使役魔法の才能もあり、《魔力弾（マジックショット）》の利便性が高かったことから、よく使うように。

また、赤竜のジルをクライシス由来の氷魔法の《凍久の眠り（アイタム・ソルム）》で倒したのを契機に、意図せず“八竜”のリーダー「氷竜」として襲名することになった。

※9章のダイチ一行

ミーゼンハイラム伯爵らに洗脳されてしまったダイチ。七竜たちに救われたが、ダイチは二の足は踏むまいと決意した。新しい魔法を購入したり、状態異常への耐性を高めるべく宝石店に繰り出したり。その後金櫛荘に戻ると、部屋にはルオがいた。ついに延命治療が始められるらしい。

●　銀竜|（イン）LV105　……　1210歳。七竜のうちの一柱。ダイチを発見したあと、旅に同行することになった。人化して10歳程度の年齢になっている。容姿のレベルはダイチ曰く、ハーフの超絶美少女の幼女。ただし、コスプレ寄り。魔法のスペシャリスト。肉と食べ物に執着し、ダイチに対してよく母親ぶる。

●　ディアラ・トミアルタLV23　……　トミアルタ家の長女でダークエルフの少女。28歳だが、外見は中学生程度。褐色肌＋金色がかった白髪＋紫瞳。槍が得意で、鍛錬好き。ヘルミラほどではないが、魔法も使える。

●　ヘルミラ・トミアルタLV20　……　トミアルタ家の次女でダークエルフの少女。姉と容姿はほとんど変わらないが、姉よりも性格はおとなしめ。魔法が得意で、ダークエルフが得意とする幻影魔法をはじめ、色々と使える。弓も少々。

〇　赤竜|（ジル）LV107　……　1452歳。七竜の一柱。火系の魔法やブレス攻撃が得意。人化すると、オレンジ色の髪、赤目の妖艶な美女に。ヒステリックで高飛車だが理知的な面もある。

〇　黒竜|（ゾフ）　……　七竜の一柱。空間魔法が得意。人化すると、ゴスロリ＋目隠し＋付け角という際立った個性の持ち主。主に空間魔法の《三次元空間創造（クリエイト・スリー・ディメンション）》により八竜たちを助ける。

〇　青竜|（ルオ）　……　八竜の一柱。コロニオ公国とジュージア島を守護地とし、海域のほとんどは支配下。紺色の髪、青目。人化すると長く美しい髪を髪の先の方で緩くまとめた落ち着いた雰囲気の美青年。ダイチ曰く耽美系。魔導学と魔導療法に詳しく、9章ではフルとともにダイチの延命治療を担当した。

〇　白竜|（フル）　……　八竜の一柱。アマリア神聖王国および周辺諸国を守護する。人化時には茶髪、瞳が金で、ハーフ味は少ない。ダイチ曰く、「スーツやメガネも似合いそうなエレガントな顔立ち」。物腰が柔らかく、たおやかな性格。9章では延命治療に赴いたダイチのために奮闘した。

〇　アレクサンドラ・ファヴニルLV31　……　25歳。商人の娘で、ケプラ騎士団の女性団員。茶味がかった金髪・青目。眼差しに不安をかきたてられる系の女性。騎馬が得意。盾も扱えるが、双剣使いでもある。団員の中でも実力派。《戦気察知》がある。9章でも8章と同様、仕事の傍らにダイチと恋人の仲は継続。

〇　ムルック・アバンストLV35　……　42歳。ケプラ騎士団の新団長。金髪(バター色)オールバックで顎髭豊か。表情を緩めるとつぶらな目が印象的。レイピア使いで、精悍な顔つきの割に少々皮肉屋。ワリドの死を誰よりも悼む一人だが、王の代理が葬式にやってきたことや槍闘士の頼もしい加勢もあり、新しい騎士団の担い手として多忙の日々。9章ではディアラやヘルミラを混ぜて手合わせと的当て大会をした。

〇　クヴァルツ（・アンテル）LV39+1　……　24歳。茶髪、淡褐色。ヘッセーで訓練教官をやっているモールド家に預けられている戦斧名士の青年。滅亡したミージュリア国の生き残り。暇な時はもっぱら訓練に費やし、戦闘面はハンツを除くと随一のものがある。9章ではヘッセーにやってきたダイチたちとしばらくの時間を共に過ごして友情を深めたあと、見送った。

＜　汚名返上の行路編　9-1~9-10　＞

・ガブ　……　クライシスでダイチが所属していたギルドcalling novaの幹部の1人。フリーのプログラマーで、家が金持ち。

・イワタニ　……　クライシスでダイチが所属していたギルドcalling novaの幹部の1人。ギルド内の年長者で、同ギルドメンバーの問題児だったマイと結婚した。

■ウィスコード　……　ようはDiscord。ゲーマーに人気のチャットないし通話アプリ。

■狼騎士ハウゼル　……　クライシス内ダンジョン＜狼騎士の隠れアジト＞の最奥にいる敵モンスター。レベルは170程度。夢の中では200前後のガブとイワタニのノヴァのサブキャラを一瞬で倒すあり得ない強さを見せた。

■グルーム、ドラグナー　……　クライシスにおけるクラスの1種。前者はPVP向けを意識された敏捷で器用でもあるが防御力の低い双剣使い、後者は自己パッシブで対魔導士も強いタンク系両手武器使いの亜種。

・マタイゴ・ソルマックLV13　……　ケプラに100年以上前からある古株の大商会「ソルマック商会」の商会長。53歳。ダイチ曰く「胃腸薬商会長」。9章ではチョコミント色の縦ストライプのシャツを着、娘の悲鳴を聞きつけて駆けつけた際、誘拐犯から腹パンされた。

・エリアンテ・ソルマックLV7　……　ソルマック氏の娘。14歳。誘拐されそうになった。

・キーランドLV32　……　ケプラの門番兵を束ねる門番兵長。メイ・マーフィ血盟団のコルトンと言い合いをし、昔はかかあ天下で、嫁に土下座してベッドに入っていたことを暴露された。

・コルトンLV35　……　攻略者。嫁のメイケプラにある義勇兵団メイ・マーフィ血盟団の団長。門番兵長のキーランドと口喧嘩をした。

※メイ・マーフィ　……　メイ・マーフィ血盟団の団長コルトンの嫁。肉屋の亭主であり、金稼ぎのために旦那のコルトンと仲間たちを「ケプラを守る守護者になれ」とたきつけ、血盟団を結成した。ちなみに名前は旦那が名付け、メイ・マーフィは当初は多少恥ずかしがっていた。

・ネリーミア・アダプターLV38　……　ケプラ市内で魔法道具屋を営む女性。藍髪の青目＋メガネ。淡泊な性格で、ダイチは同僚の小林君を彷彿とさせていた。元魔導賢人（ソーサレス）の副官で水魔法を得意とする魔導士でもあり、ときおり戦いの応援に行くほどには実力がある。9章では店に来たダイチにティアン・メグリンド探しについての的確なアドバイスをした。

■アペッシュ　……　砂漠地域で騎乗生物として使われる、足の長い亀のような古代生物。

※バルログ　……　オルフェの偉大な魔導士の1人。従軍魔導士として活躍した後、晩年は魔法学の教壇に立って後の魔導学に多大な功績を残した。彼の敬愛されっぷりは、火魔法の《炎師の鞭（バルログズ・ウィップ）》や使役魔法の《魔力鞭（マジックウィップ）》のモチーフとなるほど。

※ウルスラ・デッカートLV63　……　魔導賢人の副官。波打つ黒髪ロングヘアーで橙目の妖艶な美女。火魔法の達人で、赤竜の加護も持っている。隊長のルドン・ハイルナートは高齢で前線にはもう出ておらず、ルドン自身が引退のタイミングを考え、ウルスラに隊長の座を譲ろうとしていることは周知の事実であり、ルドンがいない場では実質彼女が隊長扱いされている。

※ハレルヤ・ナディア・ヴィレッドLV65　……　外見20歳。中身35歳ほど。七影魔導連は天翔騎士の隊長。鳥人族の英雄コロン（コロンナード）の末裔の1人で翼人。薄緑色の髪に、灰色の目。人族とのハーフ。ダイチ曰く、「微妙に蛇顔の美青年」。前章ではダイチたちと交流を持ち、憩い所では美声を披露した。

■ラーカ・ダム　……　アマリア領の外れにある、兵役を終えたり主人を失ったホムンクルスの公的な預り所。ピウスツキというホムンクルス研究の第一人者が助手たちとともに、この集落を管理している。

※ピウスツキ　……　ラーカ・ダムの管理人。アマリアにおけるホムンクルス研究の第一人者。

※ルッツァ・シラード　……　ラーカ・ダムの管理を手伝っている女魔導士。元黎明の七騎士の魔導士。優れた錬金術師でもある。ネリーミアがティアン・メグリンドを偽名だということを前提として、正体の候補に挙げた1人。

※ベルトラダ・デュパロンナ　……　錬金術界隈では最大手の家であり、錬金術関連の商会を所有するデュパロンナ家の女当主。七星の大剣闘士（ウォーリアー）現隊長フーゴを養子に迎えた家でもある。ネリーミアがティアン・メグリンドを偽名だということを前提として、候補に挙げた1人。

※レイジル・ヒュットフォルケ　……　錬金術で名を馳せているヒュットフォルケ家の娘。ホムンクルスの研究施設に所属し、オルフェのホムンクルス製造における要人の1人。ネリーミアがティアン・メグリンドを偽名だということを前提として、候補に挙げた1人。

■ラジエル小教区　……　ケプラの東南にある教区。ネリーミアの魔法道具屋やペチュニアの泉があり、貧民街区のダニエル・ジース・ストリートなどがある。教区の地位は低く、収入も少ない。

■ダニエル・ジース・ストリート　……　ラジエル小教区にある貧民通り。名前は乞食からマイアン公爵の馬丁長に成り上がったこの通り出身の人物の名前から。ダニエル・ジースの手形と愛馬だったラニーボイの蹄の型が通りにはある。

・シルメリア　……　27歳。ペチュニアの泉の娼婦。愛称メリー。ダイチ曰くあまり娼婦らしくない朗らかな女性。計算ができ、商売トークも評判なので娼館の会計も任され、日々売り上げを気にしている。店にやってきたダイチが良家の息子であり、初心で金を引き出しやすい面を見ると、彼女の「懇意にすべき人物」リストにダイチの名が追加された。

・ザラン　……　ペチュニアの泉に通う客の1人で、ケプラの人族担当の外交官の1人。亜人専任の外交官のミラーとは友人で、尊敬もしている。ダイチの目にはシルメリアといい友人同士に見えた。

※ミラ　……　ペチュニアの泉の娼婦の1人。ザランの相手をしていた。理由は定かではないが、最近性技に磨きをかけている。

※オズディル　……　男爵。ペチュニアの泉にかつて通っていた客。性奴隷をよく購入し、亜人も同様に対象にする好き者として界隈では知られている。

・バスト、ボラアジュ、ゾイ　……　ダイチたちがダニエル・ギース・ストリートで出会った貧しい少年少女の3人組。バストが知的で前髪の長い少年、ボラアジュがわんぱくな少年、ゾイが口調が少し淡泊な少女。

※アデラマルキン　……　偉大なエルフの薬師の1人。避妊薬アムスアムリスを開発し、大陸中の恋多き人々や娼婦を助けている。

■モカディック　……　バッファローとクジラを足したような海の魔獣。肉はエルフの妊婦がよく食することでも知られている。

■強襲彗星団　……　メイホー・ケプラ周辺で主に活動している山賊一味。ダイチがメイホーにいた頃、討伐されたと思われたが、バスト、ボラアジュ、ゾイによればトカゲの尻尾切りではないかとのこと。

・コナール　……　54歳。ケプラにある宝石店の店主で、宝石彫刻師。警戒心が強く、昼の数時間のみだけ店は開け、1階は雇った用心棒を置いて客を見定め、応接室兼作業場は2階にしている。貯金は多いが弟子も取っていないため多忙で、妻子はない。職人仲間の皮細工師ハライの身内であるザバを息子のように接する部分がある。

・ザバLV19　……　グライドウェル家の傭兵。若く、実力も未熟なので、末端の組員。革職人のハライの妻の弟にあたる。暇な時はコナールの店で用心棒をしている。荒っぽいが根は義理堅く、借金を払ってくれたコナールには恩義を感じている。勢いはあるが、剣に関しては素人に近い。だが才能はあり、《冑割り》のスキルをほとんど独学ながら早くも発現している。

※ガルソン　……　ケプラの武具屋の店主。ドワーフ。ダイチとはとくにジョーラを通じて親しい。

■霧氷紅石|（カーマインライム）　……　赤い魔鉱石。武具に使うことで火属性抵抗が上がる。霧氷のような模様が出来ることから名付けられた。

■紅玉髄|（カーネリアン）　……　夕日色の丸い石。メノウの一種。陰鬱抵抗、火抵抗アップ。

■光輪石　……　淡いベージュ色の内部に白い輪っかがある結晶。アマリアでよく出土される石。魔人ミカエルブーケが現れた時に大量に出土されたため、ミカエラオスという別名もある。睡眠抵抗、聖浄・神聖魔法抵抗アップ。

■魔人ミカエルブーケ　……　かつて出現した魔人。聖浄・神聖魔法の使い手だった。

■黒死石|（リーダントス）　……　艶のある黒い石。毒の沼のあるリーダント湿地が名前の由来。別名ブラックデスストーン。毒抵抗、呪い抵抗アップ。

■星辰魔鉱　……　城や黄色や水色などの斑点のある濃紺の結晶。夜空のようであることから宝石として人気の高い石。別名ネーム・オブ・サイレント。沈黙抵抗アップ。

■メキラ魔鉱　……　立方体の形をした鉄色の魔鉱石。防御力アップ。

■竜鱗魔鉱|（ドラゴニオス）　……　竜の鱗のような模様を持った魔鉱石。各七竜の聖域および外郭で出土され、七竜教信者御用達の鉱石であると同時に、貴族や王族のアクセサリーとしても非常に人気が高い。装飾品用途以外でも価値は高く、防御力や属性抵抗力を飛躍的に高める効果がある。

＜　息子と店番傭兵と従者編　9-11~9-14　＞

※ジェイク・リュックス　……　新進の商家リュックス家の当主。宝石の収集癖があり、目も確かなのだが、難癖もよくつけるので、コナールにとっては面倒な客の1人。

・フルド・アバンストLV20　……　19歳。ケプラ騎士団の団長アバンストの息子で、団員の1人。失恋後なのと、父親が急きょ団長になったこともあって、焦って実力を上げようとしていて近頃はやや剣筋が荒い。

・アリーズLV27　……　29歳。ケプラ騎士団員の一人。女性団員。男のような顔をしていて（ダイチ曰く悪魔的でない男版ヘンリー）、頼りがいのある団員。戦いでは豪快に剣を振るが、根は気さくな性格。タチアナとは付き合いが長く、市内ではゲリーミンとともに護衛のようなことをすることもしばしば。

・ニーダLV15　……　ケプラ騎士団の若い団員の1人。アレクサンドラと稽古をしていた。セティシア市民で、元々は新しいセティシア兵団に入るつもりだったが、ケプラに避難することになり、騎士団に加入することにした。弓の才能がある。アレクサンドラといるところを見てダイチは嫉妬した。

・レスター　……　ケプラ騎士団の団員の1人。手合わせにより負傷したフルドの肩を治療魔法で治療した。姉を亡くし、家の収入が激減したことを機に騎士団入りした。

・ジルヴェスターLV38　……　45歳。ケプラのベテラン攻略者。ケプラ騎士団の元団長ヒルヘッケンと団長になったアバンスト、ギルド長のラズロとは仲が良い。団の立て直しと友人のアバンストを助けるため、団員が減ったケプラ騎士団にしばらく籍を置くことになった。

※イグナーツ、チェスラフ　……　セティシア市街戦により死亡したケプラ騎士団の魔導士団員。

・マインスト　……　ケプラ騎士団の新しい団員の1人。童顔で、ダイチ曰く年齢不詳。剣も弓もそつなくこなしている。

・コーエン　……　ケプラ騎士団の新しい団員の1人。急きょ開催された的当て競争では、ベルナートとヘルミラを除くと一番いい成績を残した。