8-7 団長不在の騎士団 (1) - 騎士団入りとベルマー領
ケプラに着く頃には、もう日が暮れていた。
御者台の方ではほのかに光源を感じられるが、馬車内は真っ暗だ。
言えば有料でランプ――素焼きの急須のようなもので、中に油を浸し、「口」から紐を入れて紐の先を着火するという変わったランプだった。おなじみの金属製の燭台は紛失したらしい――は出てきて、荷台に提げてくれるのだが、別にいいかと暗闇のままにしておく。
眠気とすっかり慣れた振動のままにうとうとしていると、光源が強くなり、馬車が止まった。
馬車から降り、御者の人にお礼を言いつつ代金を渡す。
見れば、門前のテントがまた増えている気がした。主にここには農民をはじめ、「壁の中」に家を持てなかったり、通行税を払えない貧しい人や税の節約を理由にあえてここに留まる商人などがいるのだが、今はセティシアからの避難民を一時的に受け入れる場所でもある。
「――わっ!」
首がぞわりとしたので見れば、鼻息の荒い馬の顔がすぐそばにあった。
さきほどまで俺たちを乗せて走っていた馬だが、首筋を舐められたらしい。姉妹に軽く笑われ、インにはため息をつかれる。なぜため息。
どうして気付かなかったのか。敵の気配には気付くのに。……ああ、敵じゃなかったのね。
――ブフゥ。ブフッ。
「そいつが懐くとは珍しいこともあるもんだ」
軽く驚かれつつ御者の人から少し撫でてやってくれないかと言われたのでしばらくみんなで撫でた。ブルルと馬は心なしか嬉しそうに目を細めていた。
――東門の大きさは変わっていないはずなのだが、妙に大きく見えた。
門は開いてるのだが、落とし格子が落ちていて物々しさが増しているからかもしれない。そのうち門も閉じられるのだろう。
そういえば閉まっている時に帰るのは初めてか。完全に日は落ちてるもんな。
最悪銀勲章とかを見せればいいので問題ないだろうけど、入れるか少し不安になる。
門塔や門前の松明から、3人の門番兵がいることは既に分かっている。おそらくいつものメンバーだろう。
門に近づくと、座り込んでいた1人が立ち上がった。手にはもちろん槍がある。……グラッツだったらしい。暇そうだな。
東門にはやはりというか、お馴染みのグラッツとベイアー、エルヴィン君の3人がいた。3人とも冑までかっちりとフル装備だ。
3人とも朝も門番をしていたのが思い出される。
ずっと働き詰めか? 残業手当とかあるんだろうか……ないだろうな……。今は警戒時期だからだろうが。
つい探してみてしまったが、マップによるとアレクサンドラは西門の方にいた。仕事中なのだろう。お互い忙しいものだ。
門前は商人らしき2人が道端で話しているだけで、俺たちや厩舎番の他に人はいない。
今は夜だから人の出入りはほとんどないようだが、セティシアからの避難民によりこの頃のケプラの人口は増加の一途とのこと。今朝方ベイアーから聞いた話だ。
セティシアではセティシア兵団と市民を合わせて200人近くにものぼる結構な死亡者が出たらしい。
だが、セティシアは2000人ほどの市民のいる都市で、住人が200人にも満たなかったフィッタと違って都市としての機能はなくなっていない。幸いではあった。
ただ、領主は死んでしまった。アルバン、つまり領主の息子が生き残ってしまった事態はヨシュカと同じだ。
また、奇しくも――ヨシュカは歳の離れた弟ができたが――どちらも一人息子であったことまで同じとくる。
2人のこの似た境遇にはなにか運命のようなものを感じるとはラディスラウスさんによる言葉だったが、同意だ。
だが、アルバンは母親も嫁も存命している。
一方の愛人の子しか残らなかったヨシュカはフィッタの復興をできなくとも誰も責めないだろうが、アルバンの方はセティシアの復興が出来なかったら非難と失望のいい的になるだろう。
フィッタの復興は現状どうにもならない一方で、セティシアの現状――市民の流出状況からアルバンの新領主としての支持率をうかがってみることもできなくもない。
新しい領主として信頼に足る息子であれば、セティシア市民はここまで流出しなかっただろうとはほうぼうで聞いた話題でもある。酷な話だとは思ったが、アルバンが英雄的な人物であるとか、なにかしら影響力の強い息子なら展開が違っていたかもしれないのは確かだろう。
こういう一言で済まないのは理解しているのだが……領主も大変だ。
辺境の領主くらいならやってもいいと考えたことはあるけど、だいぶやる気は減退しそうだ。
ふと東門の左右に、松明に照らされながら、金糸で縁どっただいぶ豪華めな大きなケプラの旗が2つ風に揺らいでいるのに気付く。今朝方は立っていなかったものだ。
「ダイチ君。聞いてくれよ~」
よほど暇だったのか、門に向かう俺たちに向かってグラッツの方からやってくる。
話を聞いてみれば、ベイアーがケプラ騎士団に入団するらしかった。
「おぉ~~。おめでとう」
ベイアーを見れば、苦笑してありがとうございます、とお礼を言ってくる。
「俺も騎士団に入ろうかねぇ」
グラッツがそうぼやく。グラッツのレベルはベイアーとそう差はない。実力的には別に入れなくはないと思うけど。
「入らないんですか?」
グラッツは両手を広げて肩をすくめた。斧槍は右手に持ったままだ。結構軽々と持つな。
「そんなに簡単に入団できたら苦労しないさ。だいたいベイアーと俺がいっぺんに抜けちまったら、キーランド兵長に東門を捨てる気かとどやされちまう」
確かにそうか。2人のレベルほど、つまりレベル30近い門番兵はまだ見ていない。
それにしてもたまに崩れていたので、グラッツには敬語じゃなくてもいいと言ったものだが、すっかり慣れたものだ。
「グラッツさんもいなくなったら嫌ですよ」
そう言うエルヴィンくんはぶすっとした様子だ。「寂しいか?」と冗談交じりにグラッツ。
「そりゃまあ多少は寂しいですけどね。2人の抜けた後に入る人のことを考えると……」
エルヴィンくんはため息をついた。入る人?
グラハム辺りがきそうだが、というグラッツに、ベイアーが確かに奴はきそうだ、と言葉を並べる。
「そうなんですよ、グラハムさん来そうなんですよ。……俺、グラハムさん苦手なんですよね……。何考えてるかわかんないし。でも訓練試合では相手を半殺しにするって言うし……」
怖い人か? ウルフヘアなエルヴィン君は、俺が接している限りでは24歳らしさ溢れる元気な人だ。ぼちぼちちょっと落ち着いた方がいいかもしれないとは思ったりもするけども。
なんにせよ、エルヴィン君と何考えてるのか分からないと言われるような人種――口数が少なかったり、むすっとしてる人なんだろう――と相性が悪いのは分かる。
「あー……。奴は新人いびりが得意らしいな。ああ見えて」
と、グラッツ。エルヴィン君があからさまに嫌な顔で、勘弁してほしいっす、とこぼした。
「まあ俺が抜ける予定はないから安心しろよ。仮にベイアーの後釜にグラハムが来るんだとしても、俺が奴を監督しといてやるからよ」
「ほんとにしてくださいよ?」
「あ? なんだよ、信用できねえのか? 俺は奴に負けたことねえぞ?」
グラッツが腰を軽く折って、エルヴィン君を覗くように見る。
……眉間にシワを寄せたグラッツの顔はなかなか怖い顔になっている。俺はもうだいぶ見慣れたが、このグラッツの右頬の傷が似合いすぎている悪党顔を初めて見て犯罪歴がないと断言できる人はそういないだろう。極竜がどうのこうのと言っていた奴とどっちが怖いだろう。
「し、信用はしてますって……」
エルヴィン君がいくらか慌てる素振りを見せてそうこぼした。同僚でも強面効果は健在らしい。
「……ふう。大丈夫だっての。マルトンさんにも言っとくし、奴は仕事に関しては真面目にやる男だからな。仕事ばっかりやらせてりゃ何も起こらんさ」
「そうだといいんですけどね……」
マルトンさんでなんとかなるのか。あの人結構温和そうだけど。……しかし後釜ね。
俺が知ってるのはマルトンさん含め、あとちょびヒゲのミゲルさんとかルアルド君だが、彼らは西門の担当だ。
西門は南門と同じで警戒度は低いらしいので――ミゲルさんは一度来ていたけど――彼らがここに来ることはあまりなさそうではある。一番人の出入りがある東門の警戒度は一番高い。
それにしてもベイアーとグラッツは2人とも立ってるだけで圧のある人種だが、エルヴィン君は別にそうでもない。なんで東門配属になったんだか。
「……そういえばベイアーさんはいつ入団するんです?」
「早くても2週間後くらいでしょうか。まあ、1ヵ月後くらいが目途かと思います」
2週間に1ヵ月か。旅路にベイアーを借りられないかとも思ったが、姉妹の里にいくまでの期間としては短すぎるようだ。
姉妹の里までの旅路は、国を最低でも2国過ぎることになるのだが、期間としては1ヵ月は見なければいけないそうだ。
ケプラに戻ってくるなら2か月になる。しかもこの1ヵ月という期間は「何事もなく」「宿泊も最低限」が前提条件なので、難しい。都市観光は、したい。
「昨日新入りの門兵が何人か入ったのですが、彼らの訓練が終わり次第です」
「訓練?」
「はい。……我々門番兵は一度持ち場につくと訓練の時間がかなり減ってしまうので。それまでに基礎訓練をみっちりやらせるんです。もう少し人手があれば解決するんですが、……今はとくに難しいでしょう」
なるほどね。
横でグラッツが姉妹に「ダークエルフの葬式って人族のと違うのか?」と訊ねた。グラッツたちには俺たちが葬式に行くことは告げてある。
「基本的には同じですよ。ただ、黒竜様に力をお返しする儀式がありますし、あと、骨になったあとは粉にして遺骨のほとんどを自分たちの森に撒きます」
「ほ~……。ほとんどって、撒かなかったのはどうするんだ?」
「遺族が大切に保管しますよ。最近は移動することがほとんどありませんが、土地を移動していた頃の名残りと言われていますね」
ふうん。森に散骨派か。狩猟民族らしいといえばらしいかな?
ベイアーもディアラの話を聞いていたようだが、「実は、私が入団できたのは仮の団員としてなんです」とつぶやくように告げた。
「仮?」
ベイアーが振り向く。
「はい。正式に騎士団員として活動できるのはもう少し先です。私が入れたのは近頃騎士団の人手が減ったからなのです」
ベイアーには入団祝いの声をかけてもどことなく嬉しそうにしていなかったものだが、これが理由か。
「……仕方ないですよ。セティシアの件はベイアーさんが気に病むことではないです。……ああ、いえ! 団長たちが亡くなってしまったのは残念ですが……」
ベイアーはありがとうございますと微笑した。
素直には喜べないかもしれないが……彼はかねてからケプラ騎士団には入りたかったらしかったので、朗報ではあるだろう。派遣社員の正社員入社(?)だ。
だが、俺にとっては、今後の旅の同行人の候補の1人がいなくなってしまったことになる。
ベイアーは候補の中でも筆頭だったのでちょっと残念だ。礼儀正しいし、戦闘面も頼もしいし、街中で無闇にごろつきに声をかけられないのはありがたい。エリゼオのような孤高で歯に衣着せぬ攻略者の手合いなら、金を弾むと言ったりして気軽にプッシュをかけられたりするのだが……。
俺は小さく息をついた。まあ、仕方ないね。
視線が上にあがり、旗が目に入る。
「そういえば、この豪華な旗はなにか意味が?」
ベイアーも旗を見上げた。そうして少し考える素振りを見せる。
「……現在私たち門番兵はアマリアが攻めてきた関係で周辺警戒に続き、門の警備の強化を行っているのですが、ティボルやキーランド兵長がときどき門番をしています」
うん?
「ティボルさんが?」
「はい。彼はおそらく……アバンスト殿を除いて、現在のケプラ騎士団の代表です」
「それはつまり……副団長候補だと?」
「はい。おそらく」
ふうん? ティボルさんは体格はいいし、性格も変なところはなかったように思う。副団長になることに違和感はとくにないし、門番の仕事もふつうにこなしそうだけども。
キーランド兵長って、襲撃の日にケプラに戻った時、作戦指示出してた人だよな。……管理職になるのか?
「キーランド兵長って普段も門番の仕事をするんですか?」
ベイアーは「いいえ。稀にはありますが、現在はしてません」と首を振った。やはり管理職系か。
「……この旗は……我々門番兵およびケプラの兵士としての威信のために出したものと思われます」
兵士としての威信? 市長が指示したとかではなく?
「最近は七星や七影の部隊がよく出入りしているので。キーランド兵長が珍しく門番兵の仕事をするのは、彼らと会うのが理由だと思いますね。アバンスト殿もここによく顔を出してますし」
つまりあれか? お偉いさんの現場視察週間みたいなものか?
ならベイアーをまわせばいいと思ってしまったが、地位的には門番兵よりケプラ騎士団が上なことが思い出される。
エルヴィン君が、姉妹はずっと俺やインと一緒にいるのかと訊ねて、ヘルミラがそうではないと答えた。
ヘルミラはちらりとこっちを見てから、少し恥ずかしそうに俺たちに助けられたことを伝えた。話すようだ。別に隠している話題でもない。恥ずかしがられるとちょっとこっちも恥ずかしくなるけど。
視線を戻すとベイアーと目が合う。俺たちと姉妹の出会いは、アレクサンドラとベルナートさんと一緒にベイアーには既に話している。
「ジョーラやヴィクトルさんも来ましたしね」
「はい。ホイツフェラー伯爵もそうですが、お二人とお会いできたことは光栄なことでした。……明日は他の方々にも会えるので、門番兵たちの士気も高いですよ」
そうなの? と思わず訊ねる。夜というのもあるんだろうが、東門は見る限りいつも通りだ。
と、聞いてから、明日に会合があるためそれで会えると言っていることに気付く。
「そういえば、明日は会合に七星・七影が揃うんでしたね」
ベイアーは頷いた。
セティシアには
「セティシアからは七星・七影は来ないと聞いてましたが……セティシアの兵の集まり具合はどうなんです?」
ベイアーは、徴募の情報はまだ入って来ていませんが、と前置きをした上で話をした。
「私の知る噂では、陣風騎長と魔導賢人の部隊がそのままセティシアにしばらく逗留することになり、防衛部隊として活動するのはもちろん、新兵たちの訓練を引き受けるのではないかというものがあります」
特別変なことは浮かばず、名案じゃない? と言ってみると、ベイアーは同意を寄せる。
インが寄りかかってきた。ちょっと話が長くなったな。ベイアーが気づかわし気に見ていたので、それで、と話を促す。
「彼らがいれば募兵の効果も飛躍的に上がるはずです。腕に覚えのある者にとって、七星から指導を受けたくない者などいないでしょうからね」
客寄せパンダか。セティシアは防衛の要所なので、悠長に事を構えられる時でもないように思うけど。
「もちろん他の都市からも兵士たちが派遣されるように思います。七星・七影にいい顔もできますし、貴族が私兵を出すこともあるかもしれませんが、……マイアン領では名うての私兵団は既に他の都市の兵士団に合流しているので、そこはちょっと難しいかもしれません」
ふうん。まあ、一度占領されたっていうのに全員新兵じゃ先が思いやられるよな。
「ベルマー領もですか?」
ベルマー領はメイホー村や銀竜の顎などがある領地だ。
俺はメイホー以外訪れたことはないが、いくつかの都市があり、1つはベルマー伯爵の住まう城塞になっていた。
「ベルマー領ですか? あそこは……あそこから派兵されることはおそらくないかと」
「え。どうして?」
ベイアーが少し意味ありげに見てきた。
そうして目線を逸らした。……おそらく、世間的には常識なのだろうと察した。
「……ベルマー領は少々難しい立ち位置にある領地なのです。本来、七竜の加護を賜るのは、1つの国に1つの竜と決まっています。ところがオルフェでは幸運にも赤竜様と銀竜様の2つの加護を賜ることになりました」
ああ、そのことか。インが言ってたな。
つまり……これからのベイアーの解説は、“ジルのインへのいじめ”が抜けた市民側の認識になるわけだな。
「ですが……他国にとっては2柱の御力を授かった国は脅威に他なりません。国際七竜協定にも違反しています。なのでオルフェでは、銀竜様の住まうベルマー領を中立地区とし、ベルマー領が国間の戦争には加担しないことを意志表明しています」
国際七竜協定ね。インをちらりと見ると目線が合う。『ま、そういうわけだ』と念話がくる。
「七竜様の加護を賜った区域は独立することも多いのですが、ベルマー領は崖と山々に囲まれた土地です。広大ではあるのですが、都市も少なければ行き交う人も少なく、開拓も産業もほとんど進んでいない土地で、独立が難しい地域です。そのためこういった措置を取られているそうです」
今思うと、メイホーの人たちは村の雰囲気や住人の気質的に呑気だなと思ったりもしていたが。そもそもメイホーが正式的に戦争と縁のないことが理由の一端のようだ。
『七竜教からときどき独立の話が持ち上がるのだ』
インから念話が入る。
――独立?
『うむ。私の領内に金と時間をかけて“銀色に輝く”立派な城を建て、公爵を玉座に据えると言ってな。だが、……めんどうでな。他国から脅威とされないよう中立を貫くのであれば、伯爵位ほどの有能な者に土地を管理させればよいと言ったら、そのままだ。……まあ、旅をしている今は、私の加護する場所に城や都市ができるのは悪い気分にはならんのだろうだがの』
インの「めんどう」という言葉ほど説得力のある言葉もないが、人手にせよ資源にせよ、元手がない状態で国を興したところで何をできたものでもないだろう。ただの金の無駄遣いだ。
信仰に関していえば、金は大きな偶像になり、その宗教の信仰と結束力を強めることにもなるので、無駄遣いとは言わないのだろうけど。
と、ベイアーが「そういえば忘れていましたが、アバンスト殿から言伝です」とのこと。
「葬式からもし戻ったら、詰め所に来てほしいとのことです」
「アバンストさんが? 何の用だろう」
ベイアーは、自分には分からないと言った。グラッツやエルヴィン君も知らないらしかった。
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