7-18 フィッタ虐殺 (5) - エルフの木精霊使い
「――お前はエルフが自分と同じで罪深く、下劣な種族だと思ってるのか? それに、山賊と行動を共にしているからと言って罪深い罪人だとも限らない。違うか?」
エルフ?? この喋ってる奴、エルフなのか??
「――はっ。罪人じゃないのかよ。村人を殺してまわる手伝いをしといてよ」
鋭い物音がした。木材が急に割れたような音だ。
「――おい……冗談よせよ……仲間だろ? 俺たち」
「――フェリクス。俺が言ってるのは“今の俺”のことじゃない。お前たちの仲間に加わる以前の話をしている。同じ罪を抱え、あわよくば悪だくみに加担しようという卑しい目的からお前たちに加勢しているわけではない。……お前が仲間から裏切られた理由の一つがよく分かった。仲間を信用しようとする奴は損もあるが、幸運が舞い込むこともある。少なくとも、今俺からは難を逃れた。俺はお前のような奴は嫌いじゃないからな。……もっともここは悪だくみしか考えない連中のいる場所だ、時と場所と相手を選んでその美徳を発揮した方がいいとは忠告しておくがな。でなければ、また裏切られることになるだろう」
「――……言われなくともそうするつもりだよ、クソエルフ様よ」
――宿に向かってくる者がいた。1人だ。
俺は振り返って、俺の指示を待ってくれている2人に向けて、人差し指を自分の口に当てた。
宿に向かってくる者は気配を殺し始めた。奴らにしては既視感がある気配だが……。
扉がわずかに開いたところで俺は《瞬歩》で壁際に移動し、――鋼の剣を下から侵入者の首元に突き付けた。
「……アレクサンドラさん」
アレクサンドラは首元の剣先を見てしばらく止まっていたが、俺に向けて微笑した。
静かに宿に入らせて、フロントテーブルの方に来てもらう。
「なぜここに」
「応援に。はじめは生存者を探していたのですが、酒場で彼らが見事な手口でやられていたのを見かけて。おそらく、ダイチ殿がこの辺にいるだろうと」
なるほど? 単身で動くのはちょっと危険な気もするけど。
「俺はあんたを知ってるぜ。騎士団には勇敢な美女がいるって聞いてるからよ」
アレクサンドラはニコリとして、「私も
「こちらは?」
アレクサンドラがダゴバートの方に視線を向ける。
「フィッタの警備兵には自分の家族をなんとか守ってる奴が何人かいてな。こいつはその一人だ」
「もっとマシな紹介の仕方ないのかよ??」
なんとか。普通の内容で笑うんだけど。状況が状況なので、アレクサンドラには2人の名前だけ知らせる。
「状況は?」
「2階に2人ほど、食堂には6人ほどいます。1階の宿泊部屋にはいません。二手に別れようかと」
「んじゃ、俺とダゴが上だな。6人も相手できねえしな。2階は部屋にいるのか?」
「おそらく。部屋間を移動しているようなので、金目のものでも探してるんじゃないかと」
宿泊客の悲鳴はとくに聞いてはいない。魔法の鞄は手元にあるが、俺たちの部屋もあとで確認しないとな。
頷いたドルボイさんに、左の階段から上がるように助言する。左手にもいないことはないんだが、食堂にいる奴らは右手の方に偏っているようだからだ。
それから2人の腕に《
「……こりゃすげえな。助かるぜ」
「盾代わりになりますよ」
ステータスバーを見てみれば今日の消費MPは50を超えていた。
ジルに使った《
防御魔法もかけるか迷ったが、彼らの戦士としての名誉と俺のMP問題もあるしで、やめといた。
連中はレベル30は超えてなかった。レベル40近いドルボイさんもいるし、そう簡単には後手にはまわらないだろう。
2人がゆっくりと階段を登っていった。
さて、俺たちはどう動くか。アレクサンドラは途中参加にも関わらず、俺から指示が出るのを待っている。やりやすい。もっとも、アレクサンドラのために動きやすいタイミングというのは図らないといけなくはなったが。
「タイミングを図るのでちょっと待っててください」
アレクサンドラが頷いた。再び奥に集中する。
「――その悪趣味なクソ貴族とやらは奴隷従士にしたお前に何をさせた? 豚の世話でもさせたか?」
「――クソとゲロの掃除と貴族どもの魔法決闘だ。クソが! 思い出すだけで腹が立ってきた!」
「――貴族の魔法決闘か……。いくら生き延びるためとはいえ同情するよ。“クソ貴族”というからには魔法決闘でもろくな目に遭わなかったんだろうな」
「――ああ。うんざりな日々だった! 死にかけると持たされた魔道具の治療魔法が発動するんだ! しかも効果は微々たるものだ! 痛みがぶり返すだけだ!」
俺も同情するよ。その昔のことだけはな。
よし、騒いでるうちに移動しよう。俺が先に《瞬歩》で斧と盾の部屋の間の太い柱の前に移動して、手招きしてアレクサンドラも続かせた。奴らの気配が強まる。
「――でもお前は生き延びたわけだ」
「――ああ。クソみたいな日々だったが、おかげでレベルはずいぶん上がっちまった。黒雷の奴らよりもな」
「――ははは」
「――笑い事じゃねえ……。コルネリウス、今度はあんたのことを聞かせろよ。有望な召喚士のくせに、他の奴らとは関わりたがらねえってことで俺たちの間じゃ虫が好かない野郎だって評判悪いぜ? この辺で俺に一つ、話す練習でもしておけよ」
「――……そうだな」
エルフ男が召喚士か……。
エルフと初対面で心苦しいのはいくらかあるが……捕縛も考えるか。いずれにせよ処刑は免れないだろうけど。
……食堂にいるのはやはり6人だな。奥の方にいるようだ。話してるのは2人のようだが……こもったような呻き声もある。
生かしている明確な理由は分からないが、デレックさんが縛られてるのかもしれない。食事をしているようだし、その辺の理由からか。
俺が先に行って、状況を確認しつつ、1人2人倒してかく乱かな。その間にアレクサンドラにデレックさんを救助してもらう。まあ、その間に終わってる可能性もあるけど。
「――その前にあいつどうにかならないのか? いつまでやってるんだ」
「――あいつはああ見えて時間をかけて楽しむ性質だからな。だからたいてい後回しにされてるんだ。……おい、ヨナーシュ。ちょっと止めろ」
作戦内容を伝えようと振り向くと、至近距離でアレクサンドラと目が合う。
薄暗い中で青みを失っている目は俺をじっと俺だけを見つめていた。俺の指示を忠実に待っていた。ただそれに過ぎないだろうに、妙に惹きつけられた。グンドゥラやラウレッタの目よりも。ずっと見ていられる魅力的な目に見えた。
口元に視線が行く。来る前に水でも飲んだか舌で湿らせたのかは分からないが、少し突き出された唇が濡れていることに気付いた。……甘い香りが強まってくる。
先ほどと同じく湧き上がってくるものの存在に戸惑った。アレクサンドラにまでか……。視線を逸らした。
ケプラに戻ったら1回くらい恥を覚悟で娼館に行くべきかもしれない。まるで発情期だ。俺は10代に経験はなく、意識も向かなかった口だが、10代の情欲ってこんな厄介なもんなのか……?
「……生存者が一人います。おそらくデレックさんかと」
気を紛らわすのも兼ねてアレクサンドラに状況を伝える。
「ここの主人ですね。私は彼を救助すればいいのですか?」
「ええ。……俺がまず突撃して何人か仕留めつつかく乱します。混乱に乗じ、機を見て突入を。他に生存者がいたら俺も救助はします」
「分かりました。……気を付けてください」
アレクサンドラの敵地にきてもさほど動じた様子のない声音には、俺の身を案じるものも確かにあった。目線は合わせず、俺は食堂の扉付近に移動する。
近寄ったことによりうめき声が大きくなった。……女性の声のような気がした。それから何かをはたくような、連続的に打ち付けられている少し間抜けな音。
今中で起こっている「最悪の展開」の1つが脳裏に浮上してくる。俺はどす黒い怒りが沸き上がりつつ、その展開はやめてくれと強く願った。もし“彼女”なら……婚約してるんだぞ……。俺はこの場にデレックさんがいないことを強く願った。
「――おい、ヨナーシュ! 止めろって言ってんだ。……そうだ。それでいい。……ったく。普段はあれだけ悪知恵まわるってのにやってる最中は馬鹿になりやがる」
……クソが。
「――腰を振るだけで何が楽しいんだかな。……婚約者のあいつはもう寝てるのか」
「――しばらくは起きないだろうよ。なかなか見物だったんだがなぁ。一発で伸びちまったが、この分だとまわしたあとでも起き……ねえ、……な?」
――食堂内に押し入り、うめき声の方を見ると、下半身を丸出している男に、同様に下半身を丸出しにしている女性が犯されていた。
テーブルに突っ伏している女性には確かに見覚えがあった。黒い髪に、日本人的な可愛い系の顔。デレックさんの婚約者だ。
強い嫌悪感とこらえられそうもない怒りのままに食堂内をさっと見た。エルフと知らない男が2人いた。1人は金属の鎧を着ている。隅の壁ではデレックさんが頬を腫らして伸びていた。
――ふざけやがって!!!
「誰だおまえ」
「――がっ……!」
――俺は彼女を犯している奴を思いっきり蹴った。あまり変な方向に蹴ると、奴の“クソったれ”が彼女の体内に残るかもしれないので、抜けるように蹴った。抜けるならあとはどうなろうが構やしない。
蹴った奴が、盛大な音を立てて食堂の壁をぶち抜きながら吹き飛んでいく。壁の穴から村の景色が見える。
「は……? カ、カルスタック! 奴を足止めしろ!!」
金属の鎧をつけた五分刈りの男が軽やかにテーブルを飛び越えたあと、警備兵の持っていた盾を持ち、剣を抜いて駆けてきた。が、俺は奴がこっちにやって来る前に移動して、後頭部を思いっきり蹴り、そのまま床に叩きつけた。漫画のように床に頭を突き刺しながら男は動かなくなる。
俺に向けて、勢いよく水の槍のようなものが連続的に3本到来してきた。避ける。おそらく魔導士だろう、食堂の奥の方に逃れようとしていたが、牛突槍を出して背中を貫いた。
俺と奴との間に床から「木」が伸びてきたが、幹にでかい穴が空いただけだった。奴の逃げようとした先で、男性が倒れているのが見えた。従業員だ。
あと、2,3人、いや10人くらい蹴るなり殴るなりしてえな……!!
――暗い憤怒と闘争心を発散させる前に、俺の真下からすごい勢いで再び「木」が生えてきた。
幹は結構太い。避けるが再び木。後ろに跳躍する。何本も生えてくる。背を伸ばし続けた木は天井付近でぴたりと止まり、やがて枝を伸ばし始めた。なんだこれは? 宿を壊す気か?
さらに立て続けに数本の木が生え続け、結局、食堂の半分を覆うように木が生えてしまった。上の方は葉が大量にある。
おかげで隅にいるデレックさんが見えなくなってしまった。
木には何か張っているのか、半透明の壁が前部にある。
殴るとじゃっかんの物理的抵抗のあとに壁はなくなったが、勢いはかなり殺されたようで、木の表面にはかつて弱めた《魔気掌》でつくったような放射線状の跡ができただけだった。
しばらくして、半透明の壁が復活した。なんだこれ。うざいな。
残すはエルフ男なので、奴の仕業だろうが木ばかりで姿が見えない。
俺の両足をなにかが掴んできた。木の手だ。1個ずつ思いっきり蹴ると、木の手は壊れた。再び木の手。今度はいくらか硬かったが、破壊できた。
背中になにかがぶつかった。木の幹が真後ろにあった。左右からも生えている。逃げ道がなくなってしまった。牛突槍で木を薙ぐが、倒れたりはしない。再生するようだ。再生速度はそこまででもないが……これはだるい。
「ははは! はぁはぁ……。俺の仲間たちはみんな死んだ! きみの勇敢で非常に優れた武勇は賞賛に値するよ。だがね」
エルフ男の大声を聞きながら《魔力弾》で木に傷をつけていると、前方の木が少しばかり左右に移動し、幹の中心部が変に細くなった。
空いた合間から、男が植物の葉茎がまとわりついた……いや、というか植物で出来たボウガンを俺に向けて構えていた。地面にくっついている。あれか。バリスタか。
男の耳は姉妹と同じで長く、肌は色白、髪はブロンドだった。2つの目が緑色に光る。
「知ってるか? 《
無知なもんで説明助かるよ。
これだけ景色を変えれば魔力切れも起こすだろう。しかしやはり召喚士か。《魔力弾》の形を攻撃性の高い鍬のようなものに変化させつつ木の表面を削り取っていく。少しスペースができた。が、移動せずに奴の前にいることにした。
盗み聞きしていた時に聞いた「リズム」が鳴った。バリスタに目視できるほど濃い緑色の
「ほう、盾をつくるか。はぁ、はぁ……。……ではな、勇敢で末恐ろしき若き青年よ」
だが、バリスタから矢は撃たれなかった。
エルフ男は怪訝な顔をして、再びリズムを打ち鳴らした。何かの合図のようだが、何も起きない。
「は……? おいドリュアド、なぜ奴を攻撃しない……??」
理由は知らんが終わりか。
俺は《魔力弾》を再び細めの牛突槍にし、矢の軌道のために開けたらしい隙間からエルフの肩を狙って穿った。
「――ぐっ……」
眼前に立ち並んでいる木に貼られていた壁が消えた。そのまま穿った《魔力弾》をハンマーにして、エルフ男の首筋を背後から殴る。エルフ男はうめき声をあげたあと、バリスタに覆いかぶさるようにして倒れた。
と同時に、木が引いていく。葉は枯れ、幹も痩せ細っていきながら、生えて来た時とは逆に、下へ下へと戻っていくようだ。
2階の気配は2人しかない。無事にやれたか。
引いていく木々を乗り越えていって、デレックさんの婚約者の元へ行く。
彼女はあり得ない光景が広がっていたためだろう、テーブルの上で身を起こしつつも目を大きくしてその場を動かずにいた。
「……大丈夫か?」
沈んでいく木に乗っかっていた俺に彼女はうなずいた。
あられもない均整のとれた、そしてこの世界で見ることを考えていなかった“おそらく同系統の女性の下半身”に目が釘付けになり、忘れていた欲望がせり上がってくる。
とりあえず無事なことは確認したので、降りて背を向けた。鼓動が激しく打っている。何度も大きく息をついた。落ち着け……。……冷たい水でもぶっかけるか……。
「ダ、ダイチ殿!! 大丈夫ですか??」
俺はやってきたアレクサンドラをちらりと一度だけ見たあと、視線を地面に向けて頷いた。
ややあって、アレクサンドラが小首を傾げながら俺の元にやってきた。そうして青い目は俺の顔つきや体に視線を何の警戒もなく寄せながら、俺が本当に大丈夫かどうか自分が納得のいくものを探し始めたようだ。
無警戒のアレクサンドラに、彼女はきっと“何をしても怒らないだろう”という考えがもたげてくる。
視線を戻していく。
……細い首。綺麗なアゴ。少し突き出された唇に、ほどよくせり出した鼻。目線がかち合う。さきほどとは一変して不安に駆られた青い瞳。……全てが魅力的に映った。全てが俺を昂らせるためのものであるかのように錯覚した。
甘い香り。そしてやがて俺は、彼女の全てが「自分のモノ」になるのだと、靄がかっている癖に妙に確信的な意志に引っ張られるままに、納得した。
だいたい俺に力で敵う奴なんていないんだ……。彼女はそれを既に知っている……。
ならいいよな?
「この事態は――んっ!?」
改めて食堂内に目線を向けたアレクサンドラの顔をこちらに向けさせて口を塞ぐ。
「ダ、ダイチ、殿――」
アレクサンドラは俺のことを軽く押しのけようとしたようだが、腕を取って、左手で彼女の後頭部を固定した。唇から伝わってくる柔らかい感触。下唇を軽く口で挟み、柔らかさを味わう。俺を散々悩ませてきた甘い香りに身を任せるのは心地よかった。
彼女が俺に力でかなうはずはない。腕を握っていた手を離し、頬に触れた。食堂内の埃とか木屑とかがついてたのか分からないが、少しざらざらした、でも柔らかい肌だった。これも俺のモノだ。
唇を離した。アレクサンドラの瞳はなにかを訴えかけていた。いつものように不安と、……いつも毅然としていた彼女が見せたことのない物欲しげな表情がそこにはあった。
最近表情が柔らかくなった彼女が、いつか見せてくれるかもしれないと、期待をしなかったといえば嘘になるもの。でも今の俺では無理だろうと諦めていたもの。……ずっと見ていられるな。この目とこの顔。
彼女の目線が心細げに下にいき、小魚の口のように唇が少し動いた。俺はわずかなその反応に応えるように、再び唇を重ねた。
気付けば、俺の“息子”が元気いっぱいだった。なんだ、お前役立つのか――
――2階からドタドタと足音が聞こえてきて、俺は我に返った。そうして、自分が何をしたのか振り返ることができた。ただちに自分を殴りたい気持ちと、恥ずかしさが芽生えてくる。
短い間ながら堪能した唇を離した。アレクサンドラは軽く息をついて、弱々しい濡れた眼差しを俺に向けていた。
……先まで進みたい。最後まで。でも、いかんせん「場面」が悪すぎる。婚約者の人も意識はあるので見ていただろう。
なんにせよ、俺は自分を鎮めなければならなかった。今は奴らを仕留めてる最中だ。それにいつ“被害者”が出るか分かったものではない。年齢的なもの以外、何が原因だったのか理由も分かっていなければ、抑える自信もない……。
俺は名残惜しさを感じつつもごめんと謝ったあと、少し離れて《
アレクサンドラが俺の痴態にびくりとして、一歩後ろに下がった。……冷たくしたが、しすぎた。氷水のようだ。頭が寒い。
「……大丈夫ですか?」
強引にキスをしたのに、アレクサンドラは不安げにそう声をかけてくる。心配できるほどの意味不明の言動には映っただろうな。
息子があまりにも簡単に小さくなっていく。髪から水がぽたぽたと落ちていくのを見ていると、いっそう気分が落ち着く気がした。さすがに嫌われたかもしれない。これからは距離が取られるかもしれない。それは、ちょっとやだな……。
冷たくし過ぎた、寒い。とこぼしてみると、間があって、やがてアレクサンドラは何やってるんですか、とふふっと笑みをこぼした。
変態とか臆病者とか色々と罵倒されることも懸念してしまっていたが、アレクサンドラはアレクサンドラのままのようだ。
俺はひどく安堵した。惚れそうだ。いや。もう惚れてたのか? ……分かんないよな、惹かれる瞬間って。でも、俺はどちらかと言えば、自分から行くとあまりいい結果にならなかった性質だ。実際、今も失敗した。
……しかし冷たい。寒い……。
>称号「ファーストキス」を獲得しました。
>称号「本能と理性の狭間で」を獲得しました。
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