6章の登場人物+α (1)
例によってメモ的なものですが、置いておきます。だいたい名前が出てきた順です。メインキャラ以外の年齢やレベルは変更することがあるので、目安です。
ネタバレ的な内容は置いていません。端役の生い立ちやエピソードは軽いものは置いていますが、これもメモ的なものです。
あと、長かったので分割しました。(1)はセルトハーレス警戒戦まで。
●〇=主要人物・暫定的な仲間・幕間の主人公
※=名前は出てるが会っていない人物(バルフサで)
■=用語
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● 田中大地(タナカ・ダイチ)LV280 …… 29歳+1。MMORPGゲーム廃人のサラリーマンだったが、ある日にホムンクルスとしてバルフサの地に転生した。銀竜のインと、ダークエルフの姉妹と旅をしている。目的は、「自分の出生のあらましを知ること」「ダークエルフの姉妹を故郷に送り届けること」と、「世の中を知ること」。他にも「転生者と会うこと」「姉妹を鍛えること」「金策や金の管理をどうにかすること」などもある。相手を痛めつけることの苦手意識から、意図せず異様に回避に長けた武術家になっている。
※6章のダイチ一行
延命処置と、銀竜、赤竜、黒竜以外の七竜からの襲撃を避けるため、七竜側からの停戦協定的な申し出である「八竜のうちの一柱となり、統括する<氷竜>を襲名する」ことを承諾。色々と思うところはありながらも、ケプラ騎士団のヒルヘッケン団長からの頼みで、北部駐屯地のセルトハーレス警戒戦の助勢をすることに。
● 銀竜(イン)LV105 …… 1210歳。七竜のうちの一柱。ダイチを発見したあと、旅に同行することになった。人化して、10歳程度の年齢になっている。容姿のレベルはダイチ曰く、ハーフの超絶美少女の幼女。ただし、コスプレ寄り。魔法のスペシャリスト。肉と食べ物に執着し、ダイチに対してよく母親ぶる。
● ディアラ・トミアルタLV20+2 …… トミアルタ家の長女でダークエルフの少女。28歳だが、外見は中学生程度。褐色肌+金色がかった白髪+紫瞳。槍が得意で、鍛錬好き。ヘルミラほどではないが、魔法も使える。
● ヘルミラ・トミアルタLV18+1 …… トミアルタ家の次女でダークエルフの少女。姉と容姿はほとんど変わらないが、姉よりも性格はおとなしめ。魔法が得意で、ダークエルフが得意とする幻影魔法をはじめ、色々と使える。弓も少々。
〇 赤竜(ジル)LV107 …… 1452歳。七竜の一柱。火系の魔法やブレス攻撃が得意。人化すると、オレンジ色の髪、赤目の妖艶な美女に。ヒステリックで高飛車だが理知的な面もある。ダイチを殺そうとしていたこともあるが、態度は軟化し、氷竜として襲名するダイチを赤竜教の者と会わせたり、サポートした。
〇 黒竜(ゾフ) …… 七竜の一柱。空間魔法が得意。人化すると、ゴスロリ+目隠し+角という際立った個性の持ち主。エルフと付き合いがある。ジルと同じく、主に空間魔法の《
< 幕間:退屈(フーゴ・ジョーラ編) 6-1~6-5>
〇 フーゴ・デュパロンナLV68 …… 七星の大剣の「大剣闘士(ウォーリアー)」。大柄でこげ茶の短髪に灰目。ガウスの村出身で、アインハードとは幼馴染。がさつだが頼れる大将系の大男。現在はケプラに住んでいる魔導士のネリーミアに好意を寄せていたことがある。
〇 ジョーラ・ガンメルタLV70 …… 20代の見た目だが、実年齢は45歳。七星の大剣「槍闘士(スティンガー)」のダークエルフ。櫛の通らないほどごわごわした赤い長髪に紫目。スタイルがよく胸が大きい。きっぷのいい姉御肌だが、戦闘狂な面もある。2代前の槍闘士であるマイヤードが師。現在は自身を負かし、マイヤードをあっさり凌ぐダイチに好意を寄せている。
・アインハード・イル・ジギスムントLV67 …… 七星の大剣「剣聖(セイバー)」。暗い茶髪の少し流した髪に褐色目。真面目な好青年で、養子入りしたジギスムント家の上流貴族としての教育もしっかり身についている。フーゴとは幼馴染でガウスの村出身。
※ウルスラLV63 …… 魔導賢人(ソーサレス)の副官および時期魔導賢人候補の一人。戦力的な意味では隊長。フーゴ、アインハードと仲がいい。黒髪ロングの美女。
・ハリィLV50 …… 七星の大剣「槍闘士」の副官剣士。白みがかった金髪・緑眼。ジャニ系顔。魔法も得意でボルンウッドやハイルナートから勧誘を受けるほど。几帳面なところがある。現在はダイチから教わった《魔力装》を修練中。
※グスタフ・イル・アイブリンガーLV45 …… 七星の大剣「大剣闘士」の副官兼参謀。隊長が武芸以外ちゃらんぽらんで困っているという、似た悩みを抱えるハリィとはよく酒を飲み合う仲。旧家アインブリンガー家の次男坊。
※ボルンウッド・テケリLV53 …… 七星の大剣の「
※ルドン・ハイルナートLV58 …… 七星の大剣の「魔導賢人」。副官のウルスラを隊長に据える時期を見計らっている。
・カアラ …… 20歳くらい。ジョーラの屋敷の使用人の一人。バルフサ大陸の南端にある村の出身。ジョーラにスリを働いたところ、隙だらけに見えたがすぐにばれた。ちょうど使用人を探していた頃だったのでそのまま雇用された。そんな経緯もあり、ジョーラに非常に感謝している。
※アルバン・ホライッツ …… 60歳。ルートナデルで多くの屋敷の貸し出しと管理を任されている一人。流暢に喋り、紳士的でもあるが、醜い容姿のせいであまりいい印象は与えられない。嫁はなかなかの美人。息子と娘は嫁の血を濃く受け継いだようで、小綺麗な顔立ちをしている。嫁は元々打算的に彼と結婚したが、十年も経つと愛情深い妻になっていた。
■グレーデン城 …… 王都ルートナデルのにある王城。
■真紅のサンザシ区 …… ルートナデルの小教区の一つ。王城の前の区画であり、貴族と金持ちがよく住んでいる。王城前の広場に王妃の植えたサンザシの木を由来とし、記念碑的に命名した。
■サンザシ祭 …… ルートナデルで開催される祭りの一つ。王妃のサンザシ好きにより命名、開催することにした。豊作を祈る祭り。規模が小さいのは、七星王同様、絢爛さをあまり好まない王妃の気質から。祭りの時は、通りがサンザシをはじめ、様々な花と植物で飾り付けられる。
※クリスティアン・マレク・イル・メイデン …… 24歳。現アマリア王。3か月前に戴冠したばかりだが、早くも「辣腕王」のあだ名がある。精鋭軍である黎明の七騎士の筆頭騎士を反逆罪で処刑しようとしたが、従士や他の者の加入により失敗した。
※グラジナ・パウリーナ・イル・メイデン …… 45歳。皇太后。明朗で明敏だが、周囲を驚かすほどの苛烈さも持ち合わせた人物。戴冠した皇太子の言動を見て、執政太后ではと他国では囁かれている。
※マリ・フーリッヒ …… オルフェの有名な男性染色師。稀代の染色師と言われる。天才。
※ペクチェ・バラジュ …… 同じくオルフェの有名な女性刺繍家。オルフェ式刺繍の大家の一人。天才。
※ラポントン家 …… 同様にオルフェの有名な養蚕家。シルクワームのシルクは一品。
・デボラ …… 51歳。礼服服飾官の一人。礼服やドレスの着付けを担当している。女性の場合は彼女が受け持つ。
※ドレーヌ伯爵夫人LV15 …… ジョーラが親しい夫人の一人。武術を嗜んでいて、結構な腕前。ドレーヌ伯爵もたじたじで、お淑やかな愛人に日々ご熱心。
・ブロンソLV38 …… 謁見の間までの間、ジョーラと話をしたミスリルの鎧を着ていた将校。額に一閃の古い傷がある。かん口令が敷かれていたことにより、ジョーラが殺されかかった事件は知らない。期待している若い兵士がいる。
・カミアン・クララ・イル・アンスバッハLV43 …… 45歳。市井のあだ名は「格闘王」「七星王」など。オルフェの現国王。子供の時に、槍闘士だったマイヤードに救われてから自身も強くあろうと鍛錬をし続けた結果、武芸も将軍並みに達者。磊落な性格だが勉学は苦手で、周囲からは兄と同じく愚王だろうとみなされていたが、武闘大会の成功などを機に大成した。自分がダメな王だと分かっていたため、周囲の意見をしっかり聞いていたことが大きかった。このことは父の五世王は、カミアンの数少ない美徳として認知はしていた。
・ルックス・ハイネマンLV47 …… 48歳。王の右腕。ルートナデル軍、特にグレーデン城内軍の総司令官。剣の腕も確かなら、非常に切れ者でもある。額が禿げかかっている。「王室の禿げ鷲」という呼び名がある。
※ミトロファ・フーロウタ …… 戦死した元槍闘士のダークエルフ。マイヤードの後代にあたり、ジョーラの前代。
・アンドレアス・ウムラウフLV56 …… 40歳。王の護衛騎士団長であると同時に七世王の懐刀でもある。七星や七影ほどではないが、副官たちよりも実力があるとされ、七星の隊長たちは油断すると負けることができると評価している。七世王の暗殺を考えている者は、日頃から邪魔に思っている逸材。
・エルマー・イル・ディーターLV32 …… 45歳。ディーター伯爵家の当主。優れた魔導士でもあり魔導賢人の隊長ハイルナートを師と仰ぐ。七星にはねちねちいうことはあるが、その地位をどうにかしたいと思うほどではない。それは七世王の幼馴染の臣下として誰よりも忠誠を誓っているからでもある。ハインツから、王が王であるがために陥る狂気や疑心暗鬼の病に取り込まれないよう、旧友のように接しなさいと言われ、王としての威厳を損ね過ぎないことを考慮しつつそれを彼なりに忠実に日々実行している。悪く言えば金魚のフン。
・ハインツ・ウィリアムズ …… 王室付きの老参謀であり、相談役でもある。王の教育係も兼任していたことがあり、七世王は頭が上がらないが近頃は後進のことを考え、一歩下がっていることが多くなった。赤竜教総督司教のノアとは旧知の仲。ディーター伯爵のことは色々と思うところはあるが、王の増長の歯止めと支えの一人になって欲しいとは思っていて、お節介な言動に関してもあまり口を出していない。
■シスルーン商会 …… ルートナデルの商会の一つ。主に魔法の巻物や魔道具などを扱う大きな商会。ディーター家が資金繰りをし、運営もしている。
※アンスバッハ六世王 …… 先代の王。七世王の実兄にあたる。自分で抱え込んでしまうタイプで、あまり良い王ではなかった。もっとも臣下たちも予想していた通りではあった。
※アンスバッハ五世王 …… 六世王と現王七世王の父。厳格な性格だが、若い頃はそれなりに無茶をしていた。色々と浮名を残していて、愛人の子供が結構いる。
■カント農場 …… アンスバッハ領にある農場。高級豚をルートナデルにまわしている農場だが、近頃は味が落ちて不評。
■バラトン湖 …… マイアン公爵領にある湖。清涼であることで知られる。時折無断で狩猟しに狩人がやってくる。その度に番人が追いかけまわしている。
■バラトンキジ …… バラトン湖で生息しているキジ。非常に美味で、貴族や王室が頬をほころばせる。いつかダイチとインが訪れる日のために、急きょ王室御用達にする案が進められた。
< 氷竜就任編 6-6~6-9>
■フェルニゲス …… 七竜たちの天空宮殿。七竜の会議場として主に用いられる。ときどき酒宴会場になる。
・ペイジジLV63 …… 青竜に仕えている竜人族(ドラゴニュート)の一人。メス。人化の際にはおおむね完璧だが、手などに鱗が残っている。着付けを任せられる部下の中で一番人化が上手かったため、ダイチの元に遣われた。ズググ村の出身で、ウルムルなどとともに村の戦士となるために砂漠を経験したことがあり、ダイチにはその時の過酷な旅の話をした。
・ウルムルLV60 …… 青竜に仕えている竜人族の一人。オス。ペイジジと同様の理由から派遣。
■ポリトカ湿原 …… ケプラの南にある湿原。リザードマンの集落がある。
■クルグム村 …… ポリトカ湿原にあるリザードマンの集落。
■ミアージュ湖 …… 小国オーラムより南下した場所にある湖。近くに魔女の住んでいた不気味な森がある。現在は変わり者の魔導士が住んでいて、人々は畏怖するが、ズググ村のリザードマンたちは普通に付き合いがあり、リザードマンたちは魔法を教えてもらったり、薬を分けてもらったりしている。
■ズズグ村 …… 小国オーラムの南にあるリザードマンの集落。魔導士と薬師が他の集落より育つ傾向にある。村の用心棒になる者は西の砂漠に行って無事に戻ってくるという長距離の過酷な旅をしてくる風習がある。
■砂漠蜂竜 …… 西の砂漠に出没する魔物。文字通りの魔物で、竜の顔と翼があり、下腹部からは針があり、群れで行動したりと、蜂と竜の特徴を備えている。
■サムーン村 …… ガシエントから西にいった砂漠の東にある村。砂漠を横断する商人たちの始めの補給拠点。
・ノア・サルバン・アンフェット …… 65歳。赤竜教の総督司教。実質、赤竜教の最高権力を持っている。王の老相談役のハインツとは長い付き合いで、時折昔話や現在の王都について、花を咲かせる。昔は七星の大剣の「聖神官」に所属していたが、赤竜教の仕事の方が熱心であり、退団した。
< 団長編 6-10~>
・ティボルLV29 …… 30歳。ケプラ騎士団員の一人。色素薄めの巨漢。長剣使い。力で押し勝ちだが、見極める力はあり、悪目立ちはしない。もしアバンストが引いたら、訓練教官の候補筆頭。
・ベルナートLV27 …… 34歳。ケプラ騎士団員の一人。薄い茶髪・淡褐色目。強いくせ毛。ダイチの班にいた弓使いで、《精密射撃(プリサイスショット)》などが得意。長剣ももちろん使える。温厚な性格で、実力はあるが、一歩引いたところがある。
・エリゼオLV37 …… 30歳。アランプト丘掃討戦に参加した攻略者。意外と純朴そうな顔で、ダイチ曰く淡泊系ハンサム。<ランク3鋼>の猛者。故郷はドワーフ国ガシエント。パーティを組まない孤高の者で、ぶっきらぼうだが、ドワーフと話す時やガシエントにいる時は表情を和らげる。ガルソンとも親しい。ダイチとはアランプト丘に次いで、セルトハーレスの警戒戦でも共闘した。フランベルジュ、フリクトベローなどの剣を持つ。
※ジョフィア …… エリゼオ女1。顎がやや尖っている青目の芯の強そうな人。娼婦。ダイチは名前は知らない。
※ボグラールカ …… エリゼオ女2。金髪で、少し低めの鼻。性格の良さそうな顔をしている。娼婦。ダイチは名前は知らない。
・アレクサンドラ・ファブニルLV30+1 …… 25歳。茶味がかった金髪・青目。ケプラ騎士団の団員。馬上戦が得意。盾も扱えるが、双剣使いでもある。少し不安をかきたてられる系の美人。団員の中でも実力派。《戦気察知》がある。アバンストに目をかけられていること自体はいいのだが、それなりの男を見かけると嫁にどうかと冗談を言う癖には困っている。ファブニル家はケプラの小さな商家で、父親はギルドの「ウーリヤン」に所属している画商兼骨董商。ガンリルとは親しい。
・ムルック・アバンストLV35 …… 42歳。ケプラ騎士団の副長。金髪(バター色)オールバックで顎髭豊か。表情を緩めるとつぶらな目が印象的。レイピア使いで、精悍な顔つきの割に少々皮肉屋。アレクサンドラを娘のように見るところがあり、何かとこき使う。ミーゼンハイラム伯爵の密書により、アレクサンドラにダイチの動向監視の任務を与えた。
・ワリド・ヒルヘッケンLV45 …… 43歳。焦げ茶・褐色目。ケプラ騎士団の団長で、ケプラ市長の騎士。以前はアンスバッハ王を護衛するルートナデル近衛騎士団に所属していたが、そのうちにケプラが出身なこともあり、防備、兵士育成のためにケプラに派遣されることになった。ケプラ界隈で筆頭の個人戦力であると同時に、王を守ってきた経歴、くわえて市長の騎士であることも手伝って、騎士団は不在がち。傭兵時代のヘイアンとは既知で、昔は嫌っていた。今はときおりヴァイン亭に顔を出している。戦闘面は《戦気閃》(ダイチ曰く「なんとかスラッシュ」)の使い手。一度も攻撃は入らなかったが、王都仕込みの戦闘慣れしたパワフルかつ巧みな戦い方は、手合わせにてダイチを驚かせた。
※剣客ウレーノス …… 昔の剣の達人。剣の教本の他に、達人の境地に至った者としての言葉をいくつか残していて、オルフェで剣を握る者ならよく知られている。
※フィレッツィオ・クレメンテ …… 元七影魔導連は「
※ウルギス・クレメンテ …… 元「近衛勇将」。現在は嫁の実家で、クレメンテ家の本宅のあるコルヴァンで暮らしている。少し前に情報屋のウィルミッドと手合わせをして負けた。
■七影魔導連 …… オルフェの七星の大剣と対を成す七つの精鋭軍。「近衛勇将」「
※ホイツフェラー家 …… 林業関係を生業とするオルフェの大貴族。近年は代々「戦斧名士」を襲名している。
※ウリッシュ・ガスパルン …… 現「魔法闘士」隊長。元ミージュリアの「魔女騎士(ヘクサナイト)」でもある。「魔法闘士」ならびにヘクサナイトの襲名および七影の新設は七世王が推挙した。
※フレデリカ女王 …… 今は無きミージュリアの女王。ミージュリアは都市ごと消滅したので死亡したとされる。アンスバッハ七世王とも仲が良かった。
■ミージュリアの滅亡(表向きに知られていること) …… 10年前、突如としてミージュリアが蒸発した。王城付近を「暗雲のような闇」が覆い、後に「太陽のような巨大な炎」により、ミージュリアの全てが、文字通り消滅した。残るのはごく一部の外壁と家屋のみだ。王侯貴族を始めとした要人、ミージュリアの住人全てがこぞって死亡し、幸運にもミージュリアを出ていたガスパルン伯爵もこの事件のことは分からないと答えるばかりで、事件の背後関係は不明。世間的には、この事件が起きる前には、第二王子と宰相が指揮する過激派がオルフェの軍を突如襲撃していたことによってミージュリアの印象は悪く、フレデリカ女王が優れた魔導士であったこともあり、「魔女騎士」軍の強さも合わせてろくでもない魔法実験でもしていたのだろうと考えられている。生き残りがいるとすれば、各地でひっそりと暮らしていると考えられている。
< 使用人編 6-16~>
・ラズロ …… ケプラのギルド長。黒髪で鼻が大きめの黒人風味の顔。専門は討伐関係と鍛冶、皮革方面。ギルド長らしく、見た目で態度を変えない人として、ダイチの印象は◎。
※インバース・クーリルタLV40 …… 60歳。タミアルエの里のダークエルフの魔導士。がさつで部屋は汚く、人使いも荒いが、人情味はあり、トミアルタ家の姉妹をからかいつつもその成長を楽しみにしていた。元魔導士第二位階の「イエムス」で、今は返還している。現在は里でのんびりと隠棲しているが、ヴァーヴェルなどで教員として働くこともある。彼女が製作した応用術式は各地で使われている。
・ゼイアー・マクイルLV11 …… 54歳。金櫛荘の支配人。まだまだ現役で、仕事はそつなくこなせるが、だいたいフロントにいる。6章ではダイチに使用人たちの紹介をした。
・ダンテLV30 …… 41歳。金櫛荘の男性筆頭使用人。浅黒い肌に短髪。黒髪褐色目。イケメンというか美中年。色気のある男性。実はドワーフとの混血で、見た目は20代。ダイチに頼まれて、ディアラとヘルミラに稽古をしてもらうことに。ダンテは主にディアラの槍を見ることになった。
・ユディットLV20 …… 24歳。金髪・濃褐色目。金櫛荘の使用人の一人。お嬢様系。側部は結んで後ろに回し、毛先は緩くウェーブ。ダイチたちに紹介された使用人の一人で、担当は部屋の備品の管理や清掃、庭の管理。槍、魔法少し、エリアンテ・ソルマック(14)に気に入られている。ダイチには部屋の案内をしたことがあり、ケプラの英雄ウルナイについての語り草から、ウルナイフリークだと見られている。
※ウルナイ・イル・トルミナーテ …… 100年ほど前にケプラを救った英雄。銅像になっている。当時のケプラ商会長と出資の契約を結び、ケプラの発展にも尽くした。
・マグドルナ(・ラディッツ)LV24 …… 27歳。焦げ茶髪・緑目。金櫛荘の使用人の一人。清純派系(優しげな雰囲気)。少しうねっているストレート。ユディットと同じく、後ろは編んでいる。ダイチたちに紹介された使用人の一人で、担当は屋敷内に設置した魔道具の管理・調整、専任の魔導士たちとのやり取りなど。勧誘の毛がなければよく接待の場にいる。母はルートナデルの名家ラディッツ家の息女だが、縁は切れている。ダイチから魔法の腕を見込まれて、ヘルミラの魔法の指導を担当することに。
■ラディッツ家 …… ルートナデルの名家の一つ。マグドルナの母の家。マグドルナのことを思い出さないほど現在は安泰。
・エメシュ …… 27歳。黒髪・濃褐色目。金櫛荘の使用人の一人。真ん中分け、前髪は巻いている。ダイチたちに紹介された使用人の一人で、館内清掃、新人の教育担当。剣術の腕は使用人では随一。父はギルドの職員。ダイチ曰く、魔女的な雰囲気の美女で、武人とは思いづらい。
・ベヌーノ …… 31歳。明るい茶・灰目。金櫛荘の使用人の一人。比較的ちゃらめ系。ダイチたちに紹介された使用人の一人で、担当は給仕と、その教育。料理のメニューについて料理人と考えることもある。コロニオの出で、剣(曲剣)、格闘、短剣、曲刀、鎖鎌、航海術などについて詳しい。父はやり手の漁師。
・イシュトヴァン・メドベ …… 34歳。焦げ茶・黒目。金櫛荘の使用人の一人。知的美形。ダイチたちに紹介された使用人の一人で、担当は服飾関係や経理、時々フロント。剣、体術、治療魔法が得意。敬虔な赤竜教信者でもある。
・ゾルタン …… 25歳。明るい茶髪・青目。金櫛荘の使用人の一人。美少年で、耳まで隠れるうねりのある髪型もあいまって、男とも女ともとれる顔をしている。ダイチたちに紹介された使用人の一人で、担当は部屋の備品の管理、馬の世話や御者もできる。剣、投擲、体術、投げナイフ、鞭が得意。貧民街の出で、寡黙な性格。
■ロウハングリー工房 …… 訓練用などのカカシなどを製作している工房。
■ロックリザード …… ポリトカ湿原にいるトカゲ。革が耐火性能に優れているので、火魔法の練習用の的に使われたりする。
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