第4章 赤竜到来

4-1 出立前日 (1) - レベル上げと魔物について


 灰色の狼二匹が草陰に身を潜める。視線の先にいるのは、子供のイノシシだ。群れからはぐれたのだろう。

 二匹のうち一匹の狼が、じりじりと草陰の中に鼻をつっこんでいく。すぐにも襲い掛かりたい、そういった雰囲気だ。

 だが、それをもう一匹の狼が背中を軽く噛んで引っ張り、止めた。彼によれば、まだ「機」ではないらしい。


 実際その通りのようで、しばらくすると木々の向こうから、子供のイノシシよりも一回りも二回りも大きいイノシシが一匹、さらにもう一匹現れた。

 親か兄弟かは分からないが、大人のイノシシ二匹が子供のイノシシに寄り添って歩き始める。ターゲットは増えたが、狼二匹は静かにイノシシたちの動向を見守っている。やがて自分たちもそろりそろりと、彼らと同じ方向に向けて歩き始めた。


 狼って性格の違いがあるんだな。


 樹上で《遠視》を使い、彼らの狩猟風景を観察していてそんな感想を抱く。いや、遠縁の犬だってサイズや種類で性格の違いはあるし、あることはあるんだろうけど。


 いずれにせよ、彼らの狩猟はまだ好機ではないようだが、こちらとしては好機だ。


「ヘルミラ」


 横で弓を持ち、機を待っているヘルミラに小声で呼びかける。

 ヘルミラは頷くと弓を静かに構え、移動する狼に照準を合わせる。――やがて弓を引いた。


 矢尻に俺の弱い《魔力装》をまとい、白い軌跡を描く矢が、後ろにいた聡い方の狼の後頭部に見事に刺さる。狼は一瞬声をあげるものの、すぐにも静かになった。

 果敢な性格らしい狼が振り返り、周囲にいるはずの敵を探しながら、相方に訪れた一瞬の悲劇とその最期に狼狽えるが、素早く射ったヘルミラのもう一本の矢にたちまち前脚を地面に縫い付けられ、鳴き声をあげる。


 狙っていたのはどちらも頭だったが、問題はない。


 すぐさま俺たちとは離れた草陰に潜んでいたディアラが駆けだしてくる。

 ディアラの足の速さは狼と同等だそうだ。噛まれ痕が治療途中だったら分からないが、脚は完治している。脚を怪我した狼に逃げ場はない。


 狼は一瞬で槍で胸を一突きされ、おとなしくなった。


 マップウインドウを確認する。二つの赤いマークが順々に消えた。

 イノシシを現す赤いマークは元からない。彼らは非常におとなしい生き物である上に、“魔物ではない”からだ。


 付近に狼がいないことを伝えて、俺とヘルミラは3メートルほどの樹上から飛び降りた。転倒したりはしない。

 レベルが上がる前、ヘルミラは届かなかったのはもちろん、怖くて降りれなかったのを考えると凄い成長だ。ダークエルフはレベルアップの際、個体差はあるが、獣人と同じように身体能力が伸びやすいらしい。

 もっとも、武家の出らしくこの飛躍的な身体能力の成長はトミアルタ家の血筋からきているものであり、みんながみんなこのくらいの跳躍ができるわけではないらしいが。


 俺? もちろん俺は元からとんでもステータスの影響で問題ない。メンタルだけは現代人なのが玉に瑕だけど。


「よくやったね、ヘルミラ」

「一本は外しちゃいましたけど……」

「動きを止めたんだし、十分さ。ディアラもナイスアシストだったよ」

「はい!」


 一応触れておくけど、この狼討伐の光景はレベル上げの光景であって、狩猟の光景ではない。

 実際LV13だったディアラはLV17に、LV11だったヘルミラはLV15になっている。


 昨日からLV8からLV13の狼を狩り始めて今日が2回目の狩りになるが、もう合計50匹は軽く狩っただろうか。

 当初二人を助けたときは怒りとか救助の夢中な使命感のために出来たことであり、実際に狼に対面すると内心では腰が引けていた俺も、さすがに自信がついた。……狼を殺すことへの抵抗感はまだいくらかあるけどね。


 ちなみに狩りまくっているけど、狼の森の狼は絶滅しないらしい。なぜなら狼は“魔物の端くれ”であり、“一定周期で湧く”からだ。

 ということは俺は普段から魔物の肉を食べていることになるんだが……こっちはもう食べてしまったし、あまり深く考えないでおいた。


 ともあれこの絶滅しない事情と湧き事情をインから聞いたとき、


「ゲームかよ」


 とつっこんだのは言うまでもない。


 マップは今は俺の視界の右上に鎮座しているし、HP・MPバーも俺の意思でウインドウとして出てくるしで、いまさらではあるんだけどさ。


 この世界における魔物というのは、「魔力や魔素マナの影響を受けて進化できる種」であるかどうかが比重を占めているらしい。

 だから一定量の魔力を受けて魔狼になれる狼種は、魔物ということ。この辺はもっと複雑かと思っていたので、分かりやすい。


 イノシシ系の魔物はいないの? とインに聞いてみれば、魔物になっているのはエンテロドンという近縁種らしい。こちらは俺の世界のイノシシのように、警戒心が強く、狂暴らしい。

 ただ、イノシシは農作物への被害はあるので、世間的には害獣の認識はあるのだとか。


 ちなみにこの生息地の魔物の死体も、場所にもよるが「1日か2日か放置すれば消える」そうだ。

 もちろん、屠殺した肉やらモツやら皮やらは消えない。また、死体を生息地内から外部へ移動させれば死体は消えなくなる。

 こういうゲーム的な特徴を持った魔物の生息地はこの世界では各地にあるそうだ。


 もう一度言うけど、この世界は魔法ありありのゲーム的なファンタジー世界で、俺たちが行っているのは狩猟ではなく、レベル上げだ。

 なぜ俺たちがゲームのレベル上げの光景のように、魔法やスキルの応酬ですぱっと狼を狩って、効率よく経験値を稼がないかには一応理由がある。


「スキルばかりを駆使しても強くはなれないぞ。まずは己自身の場数を踏まなければな。場数を踏んで、どんな状況にも冷静に対応できる熟練の精神を得てから初めてスキルを使いこなすことができるし、成長も早くなるぞ」


 という“ジョーラ先生”の言によるものだ。レベルが低いうちからやっておくとなおいいのだとか。


 まあ、これはなんとなくだが納得した。システム的にはゲーム的な部分はままあるが、他はだいぶリアル寄りの世界だからね。


 俺は、俺自身が狼を弱らせて姉妹に止めをさしてもらうという戦法を取るつもりでもあったんだが……こうズバっと、しかも国でトップの精鋭の一人に言われてしまうと、姉妹の経験を奪う卑怯な戦法のようにしか見えなくなった。

 もちろん徐々に慣らしていこうとは思っていたんだけどね。過保護になるのはしょうがないよ。俺、生殺与奪を知らない現代人だもん。


 それに、頑強な精神を持っていれば、小屋で狼にディアラが噛みつかれた時、泣き喚かずに冷静に狼に魔法を使っていたというヘルミラの後悔の言葉もある。

 二人は里でも狩猟や戦闘の訓練はしていたのだが、まだ本腰を入れてのものではなかったらしい。

 ヘルミラに至っては、姉よりも気弱であるという性格的な要因や、魔法に適性があることもあり、魔法の訓練ばかりに精を出していたのだとか。


 貴重な経験も精神力の鍛錬は大事なのは分かったのだが、もう一つ見過ごせない要素として、「いずれレベルが頭打ちになる」というものがあった。


 王都からの帰還後、ジョーラに半ば強いられて、でも割としっかり教官役を買って出てくれている“ハリィ先生”曰く、


「――我々が日頃から<レベル>と呼んでいるものは、主にその人の戦士や魔導士としての力量、戦士的な本質や潜在力などを表す指標であり、言葉でもあります。一般的にレベルは人族の庶民だと15ほどで、獣人やドワーフ、あるいはエルフやダークエルフなどの身体能力に長けた亜人の庶民は20ほどで上がらないようになります。年月を経てもです。なぜだか分かりますか? ――そうです。一般庶民の方と兵士や従軍魔導士との間ではレベルの開きが出てくるように、彼ら庶民には“戦闘の経験”がありません。そのため、その人の精神力や潜在力を鍛え、レベルが頭打ちにならないようにするには、戦闘の経験がもっとも近道なんですね。……もちろん戦闘に臨むにあたって訓練は必要です。弱いままではレベルも上がりませんし、戦死しては元も子もないですからね。早熟なレベルの上昇を見せる人は驕ってしまい、戦死することも高いですから、常に油断はしないようにしましょう。……あと、逃げるべき時はしっかり逃げてくださいね。逃げないことや戦死を誉れと思う人はたくさんいますが、逃げることは決して恥ではありませんので。魔物のはびこるこの世界で我々人類が第一に考えるべきは“生き抜くこと”です」


 とのことだ。ジョーラ先生も悪くはないんだが……やっぱりハリィ先生にはかなわない。ジョーラは実技担当なんだけどね。


 レベル上げもとい狼狩りを始めた当初は、ヘルミラは震えてなかなか矢が当たらず、ディアラも穂先の当てどころを意識していなかったのを見ると、彼らの経験主義の話も頷けるところだ。

 俺的にはレベルやレベル上げというものは、どうしてもゲーム的なものであり、平面的な概念になっていたんだが、結構立体的になったよ。レベルという概念の本来的な意味――ゲーム的な考え方が薄れてきたとも言える。


 レベルが低いし、相手にちょうどいいからということで軽く提案した狼狩りだったが、それにしても今思えば無神経な提案だったとも思ったりもする。結果、トラウマを克服できたようだから安心はしているのだけね。


 ちなみにヘルミラの弓での訓練はジョーラからの提案なんだが、ジョーラ部隊では魔導士はみんな弓をある程度使えるらしかった。

 魔導士だけど前線にもいくらか出れる魔導士を持つ隊としても勇名を馳せているのが、栄えある七星の精鋭部隊が一つ、ジョーラ部隊らしい。


 なんで弓をやらせるのかと言うと、魔導士は勉強ばかりで頭でっかちな上、後方にいることも多いので、精神が貧弱になりがちだから、とのこと。

 分かりやすかったが、ここはちょっとスポ根論だとは思った。まあ、ジョーラらしいし、気合と根性は確かに大事なんだろうけどさ。



 ヘルミラとディアラが倒した狼から矢を抜く。矢じりの先についた血を少し勢いをつけた《水射ウォーター》で軽く流し、布で拭いた。槍の穂先も同じような処置をする。

 弓は替えが利かないが、矢は頼めばヴァンクリフさんの店で補充ができることが分かっている。

 俺は使い捨て扱いでも構わないのだが、血を拭く布ですら二人ともとても大切に扱う。今のところは幸いないが、矢が見つからないときは延々と探すかもしれない。確かに矢は1本200Gでそれなりの値段するんだけどね。


「そろそろ《魔力装》外してみようか? 問題なさそうだしね」

「はい! 一撃で仕留められるよう頑張ります」


 ヘルミラが奮起する。頼もしくなっちゃって。


 ディアラの槍やヘルミラの矢に付与している《魔力装》は、木をなぎ倒したものよりはだいぶ威力を落としているが、軽く射っても狼を簡単に貫ける程度には威力がある。

 最初は威力が足らなくて仕留めきれず、上手く当てられずで、これにより助力していた形だったんだが、今では命中率もだいぶよくなった。身体能力も上がっているようだし、威力も上がっているだろう。


「ディアラのもね」

「はい! 頑張ります!」


 ディアラははじめからヘルミラよりもだいぶ戦い慣れしていたので、あまり必要がないようにも思えたが、心配半分、不平等にも思ったので、付与した形だ。


「あの……ご主人様、お願いがあるのですが」

「なんだい?」

「また一緒に戦ってもらってもいいですか?」


 ただ、ディアラはそれとは別に俺と一緒に戦ってもらうことを喜ぶ。特に、腰に下がっている短剣で戦ってもらうことをだ。


「短剣?」

「はい」

「構わないよ」


 ぱあっと顔が綻ぶディアラ。


 ディアラが言うには、俺の剣筋はとても綺麗で、見惚れるほど、らしい。

 悪い気はしなかったし、つい長剣の方でもいずれという約束を交わしてしまった。


 もちろん、短剣だろうが長剣だろうが、仕事とMMORPGの日々だった俺に剣の心得なんてものはない。

 日本で唯一と言ってもいいほど剣のいろはを学べる剣道だって、体育の授業の時、俺が下手なのもあったが、雰囲気が嫌で仮病を使ってたくらいだ。


 そんな俺が狼を楽々狩れ、剣筋を姉妹から見惚れられるほど影響を及ぼしているのは、短剣を試し振りした時に獲得してスキルポイントを振った《短剣術LV10》のスキルの効果だ。

 他にも、ヴェラルドさんの店で獲得した《片手剣術LV10》やこの狼戦で獲得した《対四肢獣戦闘術LV10》、ジョーラ戦で獲得したあと二人の安全を考えて一応ポイントを振った《格闘術LV10》、これまで獲得した戦闘向けのスキルの数々、そしてこの世界の人々にとっても俺にとっても異常な各ステータスの数値など、色々なものの間で相互作用が働いているとは思う。


「じゃあ地上戦ね。手頃な狼がいたら教えて」


 二人からはい! と気合の入った返事をもらう。


 索敵はもちろん俺がマップ情報を見れば一発だ。でもそれでは訓練にならないので、俺は索敵に関しては基本的に口を出さない。


 二人がゆっくりと歩きながら、周囲に目を凝らし、耳を澄ます。

 ディディほどではないが、二人はレンジャー向きのダークエルフの固有の特性によりそれなりに索敵ができる。レベルが上がり、索敵能力の精度も二人曰く使える程度には上がったらしい。


 マップには近い場所に赤丸が三つある。さほど森深い場所ではないし、周囲に他の狼もいないしで、手頃な相手だろう。

 別のところには二匹と、少し離れた場所に一匹がいる。戦っている内に一匹増える状況になるかもしれないが、危機的状況には陥らせるつもりもないし、こちらでもいいかもしれない。


 ちなみに狼狩りにあたり、二人を助けた時にインがやった“お叱り”はもちろん解除してもらっている。

 はじめはお叱り状態のまま狩ろうと思ったりもしたんだが、それは「正常な戦闘経験」にならないように思ったからだ。逃げるようだし、逆に戦いにくそうだというのもある。


 しばらくして、ディアラが三匹まとまっている方にあたりをつけた。

 静かに歩き、ターゲットの近くにきた俺たちはディアラが指差した狼たちを確認する。俺が軽く作戦を伝えた後、俺たちは静かに散開した。


 樹の後ろに身を隠す。ディアラも位置についた頃合いを見て、俺はヘルミラに頷き、手を銃の形にさせて狼の方を指さす。

 手を銃の形にするのは、確実に刑事ものや軍隊ものなんかの影響だが――それ以外のサインが浮かばなかったのもある。というか、そもそも銃の形だったのか微妙なところだ――特に抵抗なく二人は受け入れてくれた。


 間もなく、同じく頷いたヘルミラが樹の後ろから素早く矢を射る。その矢は三匹のうち一匹の頭を貫き、狼は倒れて動かなくなる。ナイスだ。

 警戒する間を与えずに、俺とディアラが飛び出してそれぞれ残りの二匹を挟撃する。二匹ともディアラに向かいそうだったので、一匹の足元の地面に小石を投げつける。


 注意が向いた。あ、左目が青い。


「やあっ!!」


 ディアラが飛び掛かってきた狼を回避したあと空中で一突きする。と、同時に狼の首から槍の穂先が飛び出た。お見事。


 俺に向いている残りの一匹は、ウーウー言って威嚇するだけでなかなか飛びついてこない。賢いのか、腰が引けているのか。


 情報ウインドウによれば、LV14らしい。


 今のところ、狼の森では最高レベルが13を確認している。体が多少大きく、そして素早くもあった奴だ。

 こいつは片目こそ青いが、他の狼とさほど体の大きさは変わらない。ということは何か特化能力でもあるんだろうか。


 まあ、相手が俺である以上、結果は変わらないだろうけど。

 これまでの狼狩りで、短剣しか使っていないにもかかわらず「一流剣術家」「神速の剣士」「剣神」に加えて、「狼ハンター」と「狼を忌む者」の称号ももらっているしね。「魔物狩り初心者」なんていうのもしっかりもらっている。


 しびれを切らしたのか、狼が駆けてくる。普通の狼なら一直線に飛び掛かってくるのだが、この青目の狼は短い距離だが横に逸れた。

 そして狼は俺の左の視界ギリギリから飛び込んでくる。スキル持ちかなんかなのか、レアな最高レベル種は伊達ではないらしい。


 俺は不意打ちしてきた狼の飛び掛かりを、最小限のバックステップでかわす。それと同時に、腰から短剣を抜き、そのまま虚空を突撃する狼を頭から下半身まで凪いだ。

 血を少しでもかぶらないよう、すぐに身を引く。頭から背中にかけて大きすぎる切り傷を受けた狼は勢いをなくしてドサリと地に落ち、動かない。


 背中を切りつけるのは、腸がべろんと出てくるのを回避しようという俺の後ろ向きな考えだったんだが、……実はくわえて、切りつける際に心臓を刺突している。これをすると、完全に絶命する。


 当初は心臓から血がドバーっと出てこないか不安に思ったものだが、そうはならない。そもそも狼から血は思っていたよりも出なかった。

 また、死の間際にピクピク動いて微妙な心境になることもなかった。姉妹の攻撃だと、狼は死の前に少しばかり痙攣的な動きをするので、技量の差かなと思う。


 もちろんこの剣技は俺が編み出した剣技なわけもなく、スキルに身も心も任せた際に自然と行っていたことだ。スキル様様だ。


 ちなみにこのスキルは《無拍子》という言うらしい。


 どの辺の動作が《無拍子》なのかはまだ正確には分かっていないのだが、スキルの説明を見るに「予備動作のない不意打ちを加える」とあるので、心臓への刺突なのではと思う。


 切りつける際に刺突とか、それは不意打ちなのか? と思ったりもするが、木に穴開けたり、ジョーラとの戦いの例もあるし、もうなんか早々と考えるのを諦めた俺がいる。諦めるのって大事。


「ご主人様さすがですっ!!」


 ディアラが花が咲いたような笑顔でやってくる。服には増えた血の跡、槍の穂先からは血を垂らして。

 ヘルミラもやってきて、「さすがです!」と褒めた後、洗うらしいので短剣を渡す。手にも少し血がついていたので洗い流してもらう。


 始めは内心でめちゃくちゃ引いていたし、成仏してくれなとか内心で思ってたけど、血にも頭グチャアな狼――ディアラが最初よくやってた――の死体にももうだいぶ慣れました。


 世は食物連鎖と輪廻転生です。


 29歳元サラリーマン兼MMORPGゲーマー、今は頑張ってダークエルフたちと狼狩りしてます。はい。

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