第10話 お試し冒険
怒るととても怖いであろうギガルディさんと紳士的でまるでお父さんみたいなガイラさん。
そして、このギルドのムードメーカーのマリーさん。
このギルド、【平民集い】のメンバーさんはとても一緒にお話していて楽しいです。
このギルドに来て3日後…
「へいへい!マルリちゃん!今日は冒険に行ってみようよ!」
「冒険…ですか…ちょっぴり怖いですね」
正直な話、物凄く怖いです。
「最初はそんなものだよねぇ。だけど!一回戦ってみると案外楽しいよ!」
「そうですね!」
やってみなければ分からないですもの、頑張らないとですね!
「じゃあ、みんなで準備して行こうか!ガイラ達には話しとくから待っててね!」
「はい!」
魔物となんて戦った事がありませんが、少し楽しみです!
数分後…
「おっ待たせ!それじゃあ、早速近場のダンジョンに行っちゃいましょう!」
「え。ダンジョンですか?」
「うん!ここら辺に平野とかがないからさ」
「安心してくれて構わない。もしもの時はギガルディさんと私が戦うから」
ちょっぴりドヤ顔のガイラさんが誇らしげにおっしゃっています。
「ちょっと~ガイラカッコつけてるの?ダッサ…」
「なんだと!マリー!」
「なんでもないよ!」
この2人のお話は見ていて和みますね。
ちょっぴりですが。
~ダンジョン~
ここが、ダンジョンですか…
思ったよりも広いのですね。
今回きたダンジョンは洞窟型で、少しじめじめしています。
「まっもの~まっもの~どっこっかなぁ。って言ったら魔物発見!」
あれは…スケルトンですかね?
しかも剣を持っているので近距離型でしょう。
スケルトンは確かアンデット属性だと教科書に載っていたので有効な攻撃は光魔法、又は浄化魔法ですよね。
「あの、攻撃してみて良いですか?」
「おう!マルリちゃん積極的だね!良いよ!頑張って」
許可も貰いましたので、早速攻撃したい所ですが…
一体どれほどの力で倒せば良いのかが分からないので…
出来るだけ強い攻撃にしましょうか。
スケルトンに向けて手を向けて…強くイメージ!
マルリが魔法を放った瞬間とても強い光に周りが包み込まれた。
「「「「うわっ眩しい」」」」
光が収まった時には、スケルトンはいなくなっていてスケルトンが持っていた剣だけが残っていた。
「少し…やり過ぎてしまいましたかね」
やはり教科書だけでは分からない事が多いものです。
これからは、こういう実戦の経験もして行きたいですね。
「マルリ君、君は一体何者だい?」
声の聞こえた方を振り返るとぽかーんと口を開けたままの皆さんがいました。
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